猫額洞の日々

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2007年 08月 03日

「99999 [ナインズ] 」ほぼ読了

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 昨夜も帰るさ、中学の友人からの箱を探って1冊持ち帰る。だんだん
慰問箱めいてきた。

 「軽井沢別荘史」はどうなったと自分でも思いつつ、つい文庫本の
手軽さに負けて、持って来た「99999 [ナインズ] 」(デイヴィッド・
ベニオフ 新潮文庫 06初帯)を読み始める。

 うまい作家ですね。(見ていないけれど)映画化された「25時」の
原作者による短篇集。声高でなく、3行に1回は笑いをとらなきゃという
強迫観念もなく、人情話にもこわもての悲劇性にも落込まず、バランスの
とれた大人の筆致でシリアスな物語を淡々と書き進む。とてもセンスの
よい短篇集だが、仕上がりのよさが逆にちょっと物足りなさを感じさせる
のは、作家の問題というより、短篇という制度自身の問題だろうか。

 欠点がないのが欠点と言えば言える。下手な短篇より巧い短篇!に異存は
ないが、好みで言えばもう少し狂的なタイプが好きなので、ウェルメイドで
あることに却って引っかかるのだろう。

 暑さの盛りにふたりで神保町へ。Sはリハビリ用小型カメラ持参だが、
暑いし重いし(わたしが)、タリーズ休憩後さっさと戻る。
 SはSF、わたしは「十二夜殺人事件」(マイケル・ギルバート 集英社文庫
83初)を見つけ、それぞれ寝床本を確保。一安心だ。

 明日の新着欄? なんとかなります。
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by byogakudo | 2007-08-03 20:08 | 読書ノート | Comments(0)


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