猫額洞の日々

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2007年 09月 02日

「砲台島」補遺 他

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(写真はクリックすると拡大します。)

 まず、当ブログのリンク欄にゲイズゲートというブログが新参加
して下さいました。写真行為に関する思考と実践ノート、です。

 もしもphotographの訳語が「写真」ではなく直訳的な「光画」
であったら、その後の日本の、たとえばリアリズム論議なぞは、
どう展開していっただろう?
 光で書く行為より、その結果を見て、まるで真物みたいに
写しとられている!と感激したので、「写真」が訳語として定着
したのだろうが。cinematographの訳語も、「映画」でなく
「活動写真」あるいはより直訳の「活動光画」だったら、その後の
進歩変遷は変ってきたかしら。

 昨日お師匠さんがいらっしゃる。夏休み中に二度も無駄足を踏ませる
ことをやらかしてしまった弟子は、申訳なさになんとしよう。ひたすら
申訳ない。+αの臨時休業日・日曜日にも来て下さっていた。
 寛大な方なので、また1冊貸していただく。今度は落語ベースの小説。
大したことない、とおっしゃる。

 8月21日付けブログに「砲台島」への疑問点を上げたが、戦時中の
旧制中学に女性教師はいたのかという疑問に対しては、地方ならいた
だろうとのお答え。若い男はみんな兵隊に取られたから、地方都市では
女教師もいておかしくない、ということらしい。

 また、女性が憲兵に対してはっきり自分の意見をいうシーン、あれは
戦争中ではありえないと、お師匠さんもおっしゃる。さらに、物語では
デモーニッシュな憲兵が単独捜査しているが、軍トップとのホットライン
を言い出して周囲を沈黙させるなんて、小説上の出来事だそうです。

 カネコウノのコウノ嬢もいらした。古書 往来座・外市の帰りで、
カネコ旅猫雑貨店さん特製しおりのお土産を頼まれたと、早速
渡して下さる。モノクロームがお洒落なしおり。パンチ穴の謎は
裏面を見ればわかるという凝った作り。さすがです。ありがとう!

 コウノ嬢が外市での成果を見せて下さる。いいな。わたしも行きたい、
うち以外の古本屋さんへ。
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by byogakudo | 2007-09-02 11:34 | 読書ノート | Comments(2)
Commented by 美咲歌芽句 at 2007-09-02 22:25 x
他人事のように読んでたけど、ふと思い出しました。
そういえば亡くなった私の祖母は戦時中、旧制中学か小学校か忘れましたが女教師をしていて、「おなご先生」(女先生)と呼ばれて
子供たちから慕われていたそうです。戦時中は何しろ若い男はみんな兵隊に取られたので、女性の臨時教員が大勢いたとも聞いたことがあります。
Commented by byogakudo at 2007-09-04 17:47
芽句の人となりはわかっているつもりなのに、お互いの過去を
知らないこと、甚だしいです。芽句のブログに、子ども時代の
思い出も書いてもらいたいな。


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