2007年 09月 04日

「燃える世界」途中

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 金曜・土曜から読んでいるバラード「燃える世界」(創元推理文庫 72年
3刷)、まだ読み終えない。

 主人公(例によって奥さんとうまくいかない中年男。バラードといい
ディックといい、英米系作家の信仰告白は、冴えない中年男のかたちを
とってしか成立しないのだろうか。日本の映画作家が、ヤクザの形態で
しか信仰告白できないように。)のいる風景(状況)と、彼自身との
関係が、なにか希薄だ。世界中で雨が降らないという危機的状況なのに、
彼はどうも切羽詰まらなく見える。自分と風景との関係は何かと考える
ことが、彼の行為であるみたいな。

 バラードがアクションを書くとは期待しないから、こちらもバラード・
ランドの地獄巡りにつき合うのだが、それにしても視線の侵入を拒否する
絵画を目の前にしている気分だ。
 読み終えられるかしら?
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by byogakudo | 2007-09-04 14:32 | 読書ノート | Comments(0)


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