猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2007年 09月 14日

歩く・見る・撮る

e0030187_20285586.jpg













 (写真はクリックすると拡大します。)

 またリハビリという名の行軍に行ってきた。建築好きが聞いてあきれる、
やっと「江戸東京たてもの園」に行った。電車(中央線)の便が悪い土地
に住んでいるので、武蔵小金井までが面倒である。

 晴れてくれた。いささか暑い。そういえば、いい気候に遠出したことが
ない。

 4軒しっかり見て廻る。w7 田園調布の家(大川邸)、w6 前川國男邸、
w9 小出邸(堀口捨己作 )、w1 常盤台写真場である。
 ハイテンションで撮りまくっていた男とその連れのせいで、写真を撮る
タイミングを逃した方がいたかも知れない。すみません、わたしたちです。

 でもね、時空間の占有度は熱の高さに優先される。明日のないSと
わたしの発熱度に、来合わせた方は引くしかなかった、ということでは
ないでしょうか。弁解にもなりませんが。でも、小出邸の玄関扉が内開き
であることに気づいて、大川邸や前川國男邸のドアを見なおしに駆け出す
ような情熱を、あなたは示されただろうか。

 大川邸は勝手口も含めて外開き、前川國男邸は内開きだった。建設年度
と洋風そのままの内開き、日本式に訂正した外開きとは関係ないようだ。
 小出邸の内開きは、靴を脱いでも充分なスペースが取られ、しかも
ドアの開閉する軌跡が、他の三和土のタイルとは違う色で示されていた。

 おとなのユネスコ村ともいえるが、すばらしい施設だ。写真で見ただけ
では、「楽しき住家」=大川邸や小出邸の部屋部屋の広さや高さは、
わからない。日本間の間取り・サイズが基準で洋間も作られていること
など、現物が存在しているからこそ、よくわかる。

 (小金井公園全部が「たてもの園」になればいいのに。教育再生とか
いうなら、ここにこそお金をかける意義があるんじゃないだろうか。オリン
ピックなんぞで景気浮揚を図るよりずっと、もっと素晴らしい成果を上げ
られる。)
 前川國男邸の書斎に住みたいなと願ったことです。
[PR]

by byogakudo | 2007-09-14 21:20 | 雑録 | Comments(0)


<< 前川國男邸写真集(江戸東京たて...      歩くひと=荷風/ヌエット >>