2007年 09月 19日

「学園ミステリー傑作選第2集」読了

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 お借りしたイ−ディス・ウォートン短篇集「幽霊」を二つばかり
読み、昨夜はマイナー?・チェンジして「学園ミステリー傑作選第2集」
(阿刀田高他 河出文庫 88初) を読み進める。ウォートンの地味な作風は
好もしいのだが、似通った展開のストーリーが二点続いて、少し気分を
変えたくなった。

 昔々、学年誌や少年少女雑誌の付録によく載っていたジュニア小説など
からも収録されている短篇ミステリ集だ。小泉喜美子が津田礼子名義で
ジュニア小説を書いていたと、後書きに書いてある。そうだったの。

 すごい!という作品はなかったけれど、惜しい!短篇が二つ。
 竹本健治「けむりは血の色」と最初のシーンが好きな藤木靖子「レモン
の涙」。

 前者は三島由紀夫「煙草」(というタイトルだったか? 息子と父親とが
「今晩帰ってくる、あの人」を待つ、ホモセクシュアルな三位一体ストー
リーの)を思い出させるが、文章がもう少しタイトだったらなあ。
 後者は、ハイティーンの少女が化粧品に対して抱く憧れの思いが、よく
伝わってくるところが好き。
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by byogakudo | 2007-09-19 18:46 | 読書ノート | Comments(3)
Commented by at 2007-09-19 22:26 x
三島由紀夫は「仲間」じゃなかったですか。
僕の記憶も定かではないですが。
たしかに主人公の少年はなぜかずっとぷかぷか煙草を吸っていて、しまいにカーテンを引きちぎって煙草にしてのんでいたように思います。
Commented by byogakudo at 2007-09-20 16:06
そうです、「仲間」でした。三島ファンではないのに(でも
時々気になって読んだりします)、ファンではないから
でしょうか、三島らしくないあの小品が好きです。何の
メタファーだか結局わからないところが魅力なのでしょう。
Commented by at 2007-09-20 20:31 x
はい、僕も好きな作品です。


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