猫額洞の日々

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2007年 11月 12日

「異端の鳥」読了

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 名のみ知るイエールジ・コジンスキー「異端の鳥」(角川文庫 82初)
読了。なんですか、これは? 子どもが地獄巡りする物語だった。
初めから終わりまで戦時下の死と暴力の途切れるひまがない。淡々と
書かれているので、読んでいて不快感はない。直接的な苦痛は来ないが、
どこまでこれが続くのかと思っていたら、最後までだった。

 風邪引きでぼっとしたまま読んでいたから、あまりショックが
伝わって来なかったのか? 妙な迫力は感じるが、感動はしない。縁が
なかったか。

 「自殺総代理店」を少しずつ読む。後書きに「空っぽのトランク」が
リゴーに対して意地悪なタッチで書かれているようなことが述べられて
いた(こんな言い方ではありません。)が、そうかなあ。「鬼火」も
「空っぽのトランク」も、同じものを感じたけれど。
 日本語で読む限りでは、「空っぽのトランク」のさばさばした翻訳文の
方がむしろ好ましかったと覚えているが、いま読み直すとどうだろう?
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by byogakudo | 2007-11-12 15:25 | 読書ノート | Comments(0)


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