2007年 11月 18日

「一丁倫敦殺人事件」再読中

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 暖かな陽射しだ。風が強い。街路樹や角の小公園の枯葉が吹飛ばされて
歩道に重なる。「ハリーの災難」日和な日曜日。

 昨夜から日影丈吉「一丁倫敦殺人事件」(トクマ・ノベルス 81初帯)を
再読中。また読むものがなくて店の棚から持ち帰ったが、立派に忘れて
いるのがわかる。箇所箇所に覚えているエピソードはあるが、トータルな
記憶が失せている。日影丈吉としては、できがいいとは思えないが。

 付箋を手に読んでいると、前回読んだときと同じ箇所に紙を挟んでいる
のに気づいた。今また再開発された東京駅付近、丸の内煉瓦街の描写が
やはり素敵だ。
< 夏もそれほど暑くない。むしむしする日でも、ひびの入った陶器の
 洗面台で顔を洗えば、すっきりし、その程度ですごせる。>(p79上段)

 この目で見たことはない煉瓦街なのに、この引用箇所は、実感を伴って
記憶の底から浮かび上がる。デジャヴュとでも、脳の錯覚とでも言ってくれ。
これはわたしの記憶だ。そうじゃない?
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by byogakudo | 2007-11-18 14:41 | 読書ノート | Comments(0)


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