猫額洞の日々

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2007年 12月 10日

「グリーン・マン」読了

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 読み終わったけれど、怪談、だったのかなあ? 

 女の幽霊やインの先住者である黒魔術に耽った博士、博士の
創った緑色の怪物が登場している。邪悪な博士の霊とその怪物を
退治しなさいと、陰鬱な美青年風・キリスト(だと思う)に
言われて、主人公は牧師に頼んで悪魔払いの儀式も行ってもらう。

 これだけ揃えば普通、それは怪談と呼ばれる。しかし前後に
アルコール中毒の主人公の体調の話、かかりつけの医者の妻との
浮気、妻を含めて三人でやりませんかと提案する主人公・・・
等々がみっしり存在する。怪談らしくなるのは終わり近い。
 悪魔払いをする牧師だって、ほとんど無神論者みたいなことを
言ってる人だ。怪談がそんなことでいいのか、とエイミスに
怒っても仕方ないだろう。オーソドックスな怪談なぞ書く気は
なかっただろうから。

 妙な本を読んでしまった。後悔はしない。
     (キングズリイ・エイミス 早川書房 74初帯)

 月曜日の郵便局は混んでると知りながら、用事があるので
出かけた。待ちくたびれたが用事を済ませ、戻って来たら
お師匠さん! お師匠さんを30分もお待たせしてしまった。
桜庭一樹「私の男」(文藝春秋 07初帯)をお借りする。
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by byogakudo | 2007-12-10 13:45 | 読書ノート | Comments(0)


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