猫額洞の日々

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2007年 12月 15日

地味井平造/シムノン読了

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 写真は昨日の新宿御苑・温室です。旧御休所は近いうちに。

 「新青年ミステリ倶楽部」(中島河太郎編 青樹社 86初帯)で
「水色の目の女」を読んだら、他の作品も読みたくなる。

 「日本探偵小説全集11 名作集1」(海野十三他 創元推理文庫
96初帯)から「魔」を初読、「幻の探偵雑誌2 『探偵趣味』傑作選」
(ミステリー文学資料館編00初帯)で「煙突奇談」を再読する。
 どちらも文字で見るスラップスティック・コメディとして素敵だ。

 地味井平造、もっと読みたい。作品数は少ないのだから、
画文集として、どこか出してくれないだろうか。
 「二人の会話」「X氏と或る紳士」「顔」「不思議な庭園」
「人攫い」、それに煙草をテーマにした連作掌編「童話三つ」と
前記の3編を加えて、合計9編だ。
 それとも長谷川兄弟全集にする?__無理だろうか。

 ジョルジュ・シメノン「黄色い犬」(HPB 55初)読了。原作の
発表年がわからないが、まだシムノンが若いころに書いたメグレ
警視、という感じがする。物語に動き(アクション性)が強い。

 この時期のHPBの特色なのか、それともこの本に限った表記か、
登場人物全員、主役からチョイ役まで、初めて出て来るときには
名前がゴシック体になっている。

 メグレ(この翻訳では「シメノン」作の「メーグレ警視」だが)は
封筒ではなく手帖に書く。
< メーグレの手帳は方眼紙の安物で、表紙は蝋引きの布だった。
 ルロアの手帳は針金の輪でとじたメモであった。>(p41上段)

< メーグレは白い蝋引き布の表紙がついている手帳をポケット
 から取り出した。洗濯屋が使う手帳だ。>(p94上段~下段)

 今では洗濯屋も使っていないだろうが、どんな手帖だったのか
見てみたい。

 今週の新着欄です。よろしく。
 新着欄
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by byogakudo | 2007-12-15 14:56 | 読書ノート | Comments(0)


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