2007年 12月 19日

小泉喜美子「月下の蘭」もう少し 他

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 昨夜は小泉喜美子「月下の蘭」(徳間文庫 85初)。春夏秋冬の4編
入った短編集、第3編「宵闇の彼方より__秋は蟲」まで読んで眠る。
 たぶん、これがいちばん良さそうだ。

 お師匠さんがいらっしゃる。彼も読んでらして「悪くなかったよ」。
 
 お借りしていた桜庭一樹「私の男」について、疑問点をお話してみた。

 奥尻島地震と北海道拓殖銀行倒産という、現実のできごとが物語中に
記されているが、近親相姦の神話世界を現代日本を舞台に描くとき、
これらの史実を差しいれる必要性はあるのだろうか、という疑問である。

 お師匠さん、瞬時考えて
 「北海道拓殖銀行は要らない。ただ、奥尻島は、島って近親相姦には
ぴったりの舞台だからね」 
 なるほど、そうか。わたしが考えていたのは、現実の支えなしの、
あくまでもフィクショナルな小説世界の構築、であったが、島という
条件は忘れていた。神話性を高めるためには必要か、たしかに。
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by byogakudo | 2007-12-19 13:03 | 読書ノート | Comments(0)


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