2007年 12月 25日

武田泰淳「新・東海道五十三次」読了

e0030187_156496.jpg








 LAに戻られたMさんからヨセミテのライヴ映像サイト
教えていただいた。日本時間の昼間にご覧になると、薄暗闇が
見えるだけですから、ヨセミテ時間をご確認ください。
 ヨセミテと聞くとヨセミテ・サムしか思い浮かばない地理知らず。
あとで地図帳で調べよう。

 昨夜「新・東海道五十三次」(武田泰淳 中公文庫 77初)読了。
1969年1月4日から6月21日まで、毎日新聞に143回、連載
されたという。

 東海道五十三次を車で訪れながらの<旅行小説、クルマ小説、
マイカー小説、夫婦小説、私小説、滑稽小説>(解説p274)である。

 目的地に着いたら何泊かするけれど、旅先から次の地点へ移る
のではなく、一度自宅に(東京に)戻ってから再度、次地点に
向かう。運転者は武田百合子、いくら文庫本・解説者の高瀬善夫
氏がナヴィゲイタ兼カメラマンで同乗していても、女性ドライヴァが
長時間、運転し続けるのは、大変だっただろう。

 交通戦争という言葉があった頃である。道路だって、高速は
できているが、一般道では未舗装のところも多く、しかも殆ど
初めて行くところばっかり。目的地に着いても駐車場探しが待って
いる。追突事故にも遭う。なんともタフな行程が綴られていた。

 70年代直前の日本各地の状況が面白かったが、小説としては
「目まいのする散歩」の方がよかったかな。旅行より散歩が好き、
という理由もあります。

 さあ、今夜は大杉栄を読み終えよう。
[PR]

by byogakudo | 2007-12-25 15:06 | 読書ノート | Comments(0)


<< 大杉栄「自叙伝 日本脱出記」読了      大杉栄・武田泰淳 併読中 >>