2008年 01月 05日

バロウズ、車谷弘、ソレルス

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 昨日は伊呂波文庫さんへお年始に伺い、よだれを垂らしながら
戻る。もう10年以上前になるのか、初めて伊呂波文庫に行って
感激して帰ってきたが、相変わらずの範囲と水準の高さには、
マイる。
 自分の力でできることをやるしかないんだけれど。

 伊呂波文庫さんで買ったバロウズ「トルネイド・アレイ」(清水
アリカ訳 大竹伸郎・Jと扉挿画 思潮社 94再)、本文よりも椹木野衣
(なんて読むのだろう?)の解説文の量が圧倒的に多い、不思議な
構成だが、面白かった。バロウズがパンククラブで朗読した原稿を
まとめた短編集らしい。いわばバロウズ・イメージショット集。

 その後ソレルスに戻ればいいのに、やはり伊呂波さんで買った
車谷弘「銀座の柳」(中公文庫 89初)を手にする。随筆らしい随筆だ。
品がよく巧い。今ではあまり目にしなくなった名人芸のひとつだが、
巧さが却ってノレなくさせる面もある。別にノセようとする文章では
ないから、それでよいのだが、なんというか、名人芸だからどうした、
と言いたくなる気持ちもある。悪いどころか結構な随筆集で、根性の
悪いわたしが悪いのだ。
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by byogakudo | 2008-01-05 13:16 | 読書ノート | Comments(0)


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