猫額洞の日々

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2008年 01月 08日

「SF次元へのパスポート」拾い読み

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 ソレルス「女たち」併読用にと思ったのではないが、目について
「SF次元へのパスポート」(柴野拓美監修 住宅新報社 78初)を
拾い読む。ファナティックな本みたい。「第一部 ファンマニュアル」
「第二部 SFコレクション」から成るSF極道への道しるべ、と見た。

 「第二部」なぞ、コレクション時にどうしても通わざるを得なく
なる、古本屋への恨みつらみが発熱的に語られる。

 新刊時での入手方法でも、
<・・・道義的にあまり大っぴらに人様におすすめできるやり口では
 ないのだが>と断りつつ
<・・・一般書店が直接小口の仕入れに出向く、小さな問屋をねらう。
 ・・・神田神保町の古書展街の裏通り、・・・本来なら、この手の
 店へは、再販契約を結んだ書店しか立ち入りできないことになって
 いて、・・・実質的には、それはあくまでも立て前である。何食わぬ
 顔をして入って行き、つみ上げてある本からほしい物をカウンターに
 出す。だまって2割引で売ってくれる。>(p170-171)

 <一般書店の経営がおびやかされる事になる>から
<どうしてもやむを得ないときにのみ>、ただし
<ごたごたにまきこまれた時には、当方は一切関知しないから
そのつもりで。>(p171)という。ファンやマニアは恐ろしい。
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by byogakudo | 2008-01-08 12:46 | 読書ノート | Comments(0)


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