猫額洞の日々

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2008年 01月 11日

国立天文台 三鷹キャンパス散歩

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 起きてみると、なーんだ、晴れている。でも神保町に行く気分
でもない。できれば一日閉じこもって「女たち」上巻を読み終え
たいが、Sがいきなり散歩コースを提案する。昨日PCで調べていた
らしい。

 地下鉄中野坂上から荻窪まで、そこからJRで武蔵境、さらにバスで
着いたのが、国立天文台 三鷹キャンパス
 
 広い森の中にひっそりと残る数棟の建築物は、近代化遺産のひとつ
である。小さく愛らしい受付小屋(?)で、名前その他、さらに入場
時刻を書き入れる。

 第一赤道儀室(1921年)、シュタイナー建築みたい! 
バルコニーを一周したいが、老朽化で無理なのだろう。
 2階建ての天文台歴史館(大赤道儀室)(1926年)、1階の天文台
歴史館はひとが入ると感知して明かりがつく仕組み。コンピュータの
先祖・手回し計算機も実際に使ってみることができるが、何しろ
寒くって(暖房設備なぞ勿論ない)ちょっと触っただけ。

 脇道を行くとアインシュタイン塔(1930年)! 小高い丘にあり、
手前から眺めるしかないのが残念だ。建物は周囲をぐるっと廻って
見てみたい。

 小振りな旧図書館(1930年)、その奥にレプソルド子午儀室
(1925年)、これらも外観を見るだけ。でも全面を一周できる。

 さらに奥、ゴーチェ子午環(1924年)。階段を上がったところから
内部が見られる。ドームの下にもうひとつ、五本線の装飾が
施された半円形が付けられている。もしかして、子午環の「午」と
音を通じて「五」本線なのか?

 最後に自動光電子午環(1982年)。左右の窪地に建つ相似形の
小さな建物は子午線標というようだ。窪地のスロープがアンドリュー・
ワイエスを思い出させた。ミニチュア版だけれど。(ワイエスの絵の
方が広大さを感じさせる。)

 冬枯れした木立、足を取られるほど落葉がつもった土。静かで
うつくしい午後だった。税金はこんな風に使ってもらいたい。
これ以上、客寄せの設備は不要だ。研究の邪魔にならない範囲で
公開していて下さい。

 帰りがけに受付に寄り、退場時刻を書いたら2時間近く過ごして
いた。また風邪を引きそうになる。しかし、江戸東京たてもの園に
並ぶすばらしい空間だ。
 鈴木創士氏を誘ったら、きっと気に入るねとSと話す。

 今日の写真は、ここではありません。
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by byogakudo | 2008-01-11 19:29 | 雑録 | Comments(2)
Commented by chocochip at 2008-01-12 10:00 x
本年も宜しくお願いします。amazing.さすがMr.S。素敵ですね。「国立天文台」は少年時代の憧れでしたが、入れるとは知りませんでした。
Commented by byogakudo at 2008-01-13 15:42
冬枯れた迷宮のような場所でした。   S


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