2008年 01月 15日

「女たち」(下)半分近く

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 写真は、去年のクリスマスに森秀貴氏から頂いたボックス。

 「女たち」(下)は半分近く。ユダヤ人問題というのも、理解が
及ばないテーマだ。反ユダヤ主義って、白人間の近親憎悪の一種
なんだろうか? パリでいつだったか「フランス人とユダヤ人は
顔が違うの?」」とボーイフレンドに聞いたら(彼の姓はドイツ系だ)
 「あそこを歩いている彼女、ユダヤ人だよ」
 「うーん、同じに見える」
 「わからないのか・・・」

 ローレン・バコール(彼女はユダヤ系)の自伝にも、スターに
なってから知り合ったお金持ちのパーティか何かで、ユダヤ人って
醜い筈だからバコールがユダヤ人であるとは思えない、とか言われる
シーンがあった。うろおぼえだが。

 ユダヤ教とキリスト教の近さ、地続きのユーラシア大陸で多民族・
多人種が接近して暮らすことに基づく争いの歴史、それらが輻輳して
反ユダヤ主義の流れもある、という理解でいいんだろうか? 宗教と
文化と歴史が骨がらみにしがらんで、結び目の解きようがなくなった
ような?
 黄色人種から見ればニュアンスこそ違え、等しく白人たちに見える
人々だが、似ている故に違いを大きく感じるのか? 等しく東アジア人
の顔をしている日本人が、コリアンやチャイニーズとの差異を
言い立てていた過去(と現在)があるように?

 「女たち」に戻れば、ここでのユダヤ人は、疎外の対象__
共同体が団結して存続するために、仮想敵として便利に使われる
やや異質で下級の存在、といった意味であろうが。

 あ、ユダヤ人とイスラエル国家の違い、という問題の立て方も
ある。民族の独立・自治のスローガンはフランス革命あたりに
根っこがありそうだが、ドイツに勝つために二枚舌を用いた
イギリスは、パレスティナ問題に責任は感じていないのか?
フランスにはアルジェリア問題があったが、あれは解決したのか?
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by byogakudo | 2008-01-15 13:32 | 読書ノート | Comments(0)


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