猫額洞の日々

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2008年 03月 18日

「甘美なる危険」読了

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 お師匠さんからお借りしている1冊、マージェリー・アリンガム
「甘美なる危険」(新樹社 07初帯)を昨夜、読了。

 ミステリではなく、まったく、冒険小説だ。バルカン半島(!)
にある小さな領土の権利を、正当な爵位継承者と、今でいう
コングロマリットのどちらが手にするか、というストーリー。

 ロマンティック・田園・スパイアクション、ともいえる。水車
小屋に住まう爵位継承者の姉娘と、キャンピオン氏は結婚する
ことになるので。メカに強い彼女は、朝食の席でも無線機の
カタログに熱中するような、おてんばで魅力的なキャラクターだ。

 ここにもあった、封筒のメモ書きシーン(p85)。
<青年は、書き写していた封筒から顔を上げて、口を挟んだ。>

 のんきな冒険小説で、まあいいか。巻末に収められた短篇
「クリスマスの言葉」が愛らしい。犬と人間のつながりが
よく表された、キュートなクリスマス・ストーリーだった。
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by byogakudo | 2008-03-18 13:36 | 読書ノート | Comments(0)


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