2008年 04月 17日

戸板康二「美少年の死」半分強

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 ふたりの方から買取があり、シブい文庫本や妙な本が少し
入った。いつもの習慣でつい、読んでから棚やHPに出しそうに
なる。
 「出してから、ゆっくり読めばいいのよ」と自分に言い聞かせ、
アップしただけだった本を10点ほど棚に入れた。

 「美少年の死」(戸板康二 広論社 探偵怪奇小説選集7 76初)は
まだHPに上げていない1冊。今度の新着に入れますから少々お待ち
下さい。

 新書判の広論社「探偵怪奇小説選集」、ラインナップでは
全28巻が予定されているが、初めて見たシリーズだ。全部出た
のだろうか。
 物知らず古本屋は困る。お師匠さんに伺えばご存知かしら。
第3巻橘外男のタイトルが「棺前結婚」。読んでみたい。

 また、同じ「サイのマーク」シリーズの他の新書では、上村一夫
「同棲時代と僕」、東京国民国際交流協会編「アラブは訴える」、
自治医大助教授と東大医学部整形外科勤務者(肩書きなし)の共著
「腰痛を退治する」、石川明保「企業の恥部」等が既刊である。
 広論社のカラーはわかる。

 戸板康二のミステリは殺人が出てこない方が出来がいい。
小沼丹「黒いハンカチ」よりはミステリ度が高いが、三十数年ぶりに
小学校の同級生が集う「同窓会」なぞ、こども時代への郷愁や
かつての(大正期の)東京への思慕が感じよく描かれる。

 「美少年の死」に神田の古書会館へ出かけるシーンがあるが、
昭和37~38年(1962~63年)頃(「宝石」での初出が昭和38年)
の古書展は土日開催だったのだろうか? 5月15日の日曜日に
出向いている。それとも金土日、三日間開催か。
 あるいはフィクションだから、実際と少し違えようという
配慮だろうか。
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by byogakudo | 2008-04-17 13:09 | 読書ノート | Comments(0)


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