2008年 05月 02日
遂に行けた和田堀給水所! 正式名称は「東京都水道局 和田堀 給水管理所」である。 午後から雨と、天気占いは言う。奥多摩に行ったときも念力で 雨雲を停滞させ、かろうじて曇りときどき小雨くらいにねじ伏せた 実績(妄想)がある。義母を誘いにまず、彼女の家へ。 三人で出た途端、降り出す。部屋に戻り様子を見る。ええい、 行きます! 雨もよいでひとは少ない。静かだ。緑が深い。水道局OBと思しき 管理人のほうが数が多い。しきりに「こちらが躑躅が満開ですよ」 と誘う言葉も聞いちゃいられない。鉄とコンクリートの思いのたけが 尽くされた2号池の建物に集中する。うつくしい。要塞みたいな建築物。 一周して満喫する。周囲の小さな小屋の類いも素敵だ。2号池を 取り囲む草むらで、ピンクのクローヴァや石晶を摘んだ。立入り禁止で 上れない階段の円柱に頬を寄せる。 Sはひたすら撮りまくり、義母は警備員と話していたようだ。各人 それぞれに熱狂する。 ああ、これを逃したら来年まで思いを引きずっていた。よかった、 行けて。 今年の公開期間でいうと、桜の季節に9日間(3月29日〜4月6日)、 躑躅の時期に11日間(4月26日〜5月6日)、合計20日間しか公開 されないなんて。でも、だからこそ保たれている静謐さだ。環七と 甲州街道の裏手に残る、ある日の東京。
by byogakudo
| 2008-05-02 20:07
| 雑録
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