猫額洞の日々

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2008年 06月 14日

「突然 炎のごとく」読了/「どうして」使用例文集

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 忘れないうちに今週の新着欄です。よろしく。
 新着欄
 
 アンリ・ピエール・ロシェ/伊東守男 訳「突然 炎のごとく」(ハヤカワ
文庫 72初)読了。感想もなくはないが、「それどころか、かえって。
なかなか」の意の「どうして」が頻出しているので、以下、使用例文集。

< そうこうしているうちに、ジュールの母親で、もう相当の年に
 なるのにまだどうしてかくしゃく[原文 圏点]としているのが、
 わざわざ故郷の中央ヨーロッパからパリまで息子の様子を見に
 出てきたのだ。>(p14)

< ・・・白髪のリュシーの父親に紹介された。リュシーはこの、
 まだまだどうして話し好きの父親を楯代りにしていた。>(p30)
<リュシーもそれを[注: 結婚の申込みを]励ますようなことは
 しなかった。しかもそんな状態がまたどうしてじつに良いの
 だった。> (p30)
 1頁の始まりと終行に2回「どうして」が出てくる。

< ジュールはその当時はマグダに気をとられており、オディール
 には全然惹かれなかった。しかし彼女はどうして面白いので・・・>
 (p48)

<・・・オディールが近所の人々に、下着やマットレスを売るのに
 立ち会った。彼女はどうして頭のよい、だが妥協することを
 忘れない上手な商売人だった。>(p55)

< 三人はにぎやかに汽車に乗りこんだ。・・・そしてアムステルダム
 まで行った。どうして愉快な所だった。>(p56)
<オディールはなかなかどうしていい主婦であった。>(p57)
 見開き頁の両側に「どうして」出現。

<・・・そこに元旦那氏がいたのだが・・・。ジムはどうしてこの
 人物が気に入った。>(p71)
 この辺りで「どうして」頻出に気がつき、最初の頁から見直してみた。

< ジムはジュールの背を脱毛してやったが、どうして面白かった。>
 (p83)

<「・・・だけどリュシー、あなたはどうして味のある女だ。・・・」>
 (p84)
 会話の中に「どうして」が出てくるのは、ここだけ。

< その女性はどうして上品に洗練されており、しかも度胸があった。>
 (p206)
 これ以降「どうして」は現れず、物語は死へと大きくカーヴする。

 ひとのあら探ししている隙に、自分のブログの「と思う」や
「気がする」、「なんだか」「でも」等の頻度や語彙の少なさを
それこそ何とかした方がいいのだが、どうしてそれがなかなか。
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by byogakudo | 2008-06-14 14:11 | 読書ノート | Comments(0)


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