2008年 07月 26日

E・ポール「不思議なミッキー・フィン」読了

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 昨日<ボードレールのお墓参りする斎藤磯雄>と書いたのは、
<リラダンのお墓参り>の間違いです(訂正済み)。

 今週の新着欄をまず、よろしく。
 新着欄

 「不思議なミッキー・フィン」(エリオット・ポール 河出書房新社
08初帯)読了。すてきなドタバタ・風俗ミステリだ。パリのアメリカ人
たちが大騒ぎしながら、大富豪誘拐事件その他の、大小事件や問題を
解決(?)する。

 ところで当時の米国ミステリ作家には、ホイッスラーをからかう
傾向があったのではなかろうか(ヨタですから、信用しないで)。
 クレイグ・ライスのマローンものではたしか、ヘレン・ブランド・
ジャスタスが、侵入してきたギャングと闘おうとして壁のホイッスラー
「母」を振りかざすシーンがあったし、エリオット・ポールでは、
後に主人公の恋人になる西部の娘が「叔母」の額に拳銃を命中させる。

 ホイッスラーがアメリカのマサチューセッツ州生まれであると指摘されて、
 「選んでそこで生まれた訳じゃない」なんて答えるから、からかわれる
のではないかしら。
 クレイグ・ライスはシカゴ、エリオット・ポールはマサチューセッツ
生まれである。

 訳者後書きに<第二作以降の訳出も、目下鋭意準備中なので、
乞うご期待。>(p364)とある。お願い、実現して下さい。
 ミステリではない、"The Last Time I Saw Paris"もぜひ読みたいので、
強引にシリーズに入れてもらえないだろうか。
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by byogakudo | 2008-07-26 14:15 | 読書ノート | Comments(0)


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