猫額洞の日々

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2008年 07月 28日

「芸術新潮8月号北京大特集」+「真実の問題」+「浅草ミステリー傑作選」+2冊

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 「芸術新潮」6月号も、カタログレゾネ的な横尾忠則特集号で
面白かったけれど、8月号は北京特集号。但しオリンピック特集では
なく、むしろ北京の秋を懐古する姿勢である。

 表紙のカラーコントロールが、まず秋の気配を感じさせ、「横町の都」と
題する、残された胡同風景等が続く。印字までも古風なタイプが選ばれる。
 文学に描かれた北京風景の頁では、頁端があたかも三方ヤケみたいに
薄黄色に染められている。
 紙媒体での表現方法のありったけで、かつての北京への思いが綴られる
涼風号だ。

 昨夜からのブリーン「真実の問題」は半分ほど。若い警官が心ならずも
証拠のでっち上げに加担し、悩み続けている。

 悩みにつき合うのも少し飽きたので、「浅草ミステリー傑作選」
(河出文庫 87初)を併読。綺堂と乱歩を飛ばして、サトウハチロー
「六さんと俳句」から。なるほど「地下鉄サム」だ。「エンコの六」
シリーズをどこか、文庫で出してくれないかしら。

 「林芙美子随筆集」(岩波文庫 03年3刷)は読了。林芙美子は尾崎翠と
仲良しで、尾崎翠に誘われて杉並の妙法寺から落合へ越してきた。
 エッセイは読んだが、林芙美子の小説まで読んでみようと言う
気分にはなれず。

 途中まで再読したチェスタトン「木曜の男」(創元推理文庫 00年25刷)。
どちらかといえば「竒商クラブ」が読みたかったのか。ペットのイタチを
いつもポケットに入れている妙な不動産屋と樹上の家の辺りを再読したい。
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by byogakudo | 2008-07-28 13:19 | 読書ノート | Comments(0)


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