猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2008年 08月 18日

「グルーム」読了/「ロジャー・マーガトロイドのしわざ」へ

e0030187_13304943.jpg









click to enlarge.


 「グルーム」原作発表は1980年、翻訳が02年、読んだのが
2008年である。このタイムラグは考慮すべきだろうか。

 28年前にもし読めたとして、カッコいいと思ったかなあ?

 現実世界と妄想世界のどちらに所属するか不安定な両義的存在・
元画商のビング氏と、彼の愛好するスーチンの絵の部分こそ、
小説としてアピールしなければならないシーンなのに、訴求力が弱い。
 暴力シーンに力瘤が入っているけれど、「さあ、どうだ! 見ろ!」
と叫ぶ作者の声ばかり聞こえてきて・・・ださい。

 会わなかった/合わなかったのでしょう。
   (ジャン・ヴォートラン 文春文庫 02初)

 口直しをと思って、ギルバート・アデア「ロジャー・マーガトロイドの
しわざ」(HPB 08初 VJ帯)を読み始める。
[PR]

by byogakudo | 2008-08-18 13:31 | 読書ノート | Comments(0)


<< G・アデア「ロジャー・マーガト...      ジャン・ヴォートラン「グルーム... >>