猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2008年 09月 02日

稲垣浩から田山花袋へ(?)

e0030187_14134651.jpg









click to enlarge.


 どうも読んでいるんじゃないか、「日本映画の若き日々」(稲垣浩
中公文庫 83初帯)。あちこち覚えのある記事が出てくる。似た話を
他の本でも書いている可能性はあるが。

 田山花袋「東京の三十年」(岩波文庫 81再帯)に変える。初めて
花袋を読む。すごい日本語だ。
 『その時分』p11の
< 私の小さな小僧姿を私は東京の到るところの町々に発見した。>、
英文直訳みたい。

 外国語に影響されて近現代日本語は進化してきた、と信じているが、
これはその成果と言っていいのか。
 『再び東京へ』p22、
<・・・外になど出歩いても、いつコレラに襲われるかも知れないので、
 私の少年の心は絶えずそれにおびやかされたのを覚えている。>、
おお、我が怨敵「少年の心」よ。

 明治の東京が書かれていて、それは嬉しいが、辛かった子ども時代を
回想する田山花袋のセンチメンタリズムが、どうも苦手。

 久しぶりにお師匠さんがいらっしゃる。また2冊、お借りする。
 
[PR]

by byogakudo | 2008-09-02 14:14 | 読書ノート | Comments(1)
Commented at 2008-09-02 22:22 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


<< 恐れ入谷の田山花袋      夏を強制終了させる >>