2008年 09月 04日

蒼井上鷹「まだ殺してやらない」にする

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写真は、先日の本郷三丁目近辺、大正3年創業の「万定フルーツ
パーラー」。

 花袋に腹を立て、口直しになるか危うい(お師匠さんの「大した
ことないよ」のお墨つき、あり)蒼井上鷹「まだ殺してやらない」
(講談社 ノベルス 08初帯)を試みる。

 半分ほど読んだ限りでは、ノベルス・サイズに縮小したので、
あちこち無理が来ている感じだ。

 探偵小説への悪口として、人間が記号化されている、と言われたり
する。ミステリには大抵、死体が必要なので、しようがない部分
でもある。

 第一部で女性探偵が活躍する。頭の冴えが、まあ、書かれている。
魅力的だとも書かれているが、そう記述されているだけで具体的な
イメージは浮かばない。
 と思っていたら、感情移入の暇もなく、第二部では女性探偵変じて
被害者になってしまった。これは小説ではなく、シノプシスだったのか。
 テンポよく話が展開するから面白いなんて言う人は、わたしの
友だちではない。

 うーん、読み終えたときに、なにか美点が見つかってると、いいな。
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by byogakudo | 2008-09-04 12:46 | 読書ノート | Comments(0)


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