猫額洞の日々

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2008年 12月 06日

ガルシア=マルケス他「美しい水死人」を読み始める

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 今週の新着欄です、よろしく。
 新着欄

 ラテンアメリカ文学アンソロジー「美しい水死人」
(ガルシア=マルケスほか 福武文庫 95初)を読み始める。
好きなものから箸をつける質なので、まずフェンテス
「生活費」、次にコルタサル「山椒魚」。

 その後もランダムに読んで、残りは7篇(全17篇)。
万華鏡のように千変万化な煌めきを見せる、すてきな
短篇集だ。読み終わるのが惜しい。

 初めて読む作家が多いのも嬉しい。
 アルフォンソ・レイエス「アランダ司令官の手」の骨太さ。
ホルヘ・イバルグエンゴイティア(どこで息継ぎしよう?)
「カナリアとペンチと三人の死者のお話」はメキシコ社会の
格差をとぼけたタッチで扱い、ガブルエル・ガルシア=
マルケス「美しい水死人」では、美丈夫の水死体(マレビト)
が浜辺に流れ着くことにより、寒村に豊饒がもたらされる。

 何事にも無知なのだが、ラテンアメリカ史の通読経験が
ない辛さを味わう。
 フェンテス「生活費」は、薄給に苦しむ教師たちが
ストライキに走ろうとして殺される物語だ。町名に
「十一月二十日通り」というのが出て来るが、たぶん
革命と関係していそうなのに、確認できない。
 短篇で、細部理解がおよばないというのは致命的。
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by byogakudo | 2008-12-06 15:42 | 読書ノート | Comments(0)


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