2009年 01月 15日

シオドア・スタージョン「ヴィーナス・プラスX」半分弱

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 やっと半分近くまで来たが、へんな話だ。スタージョンらしい
といえば、らしい、かな。

 題名の「ヴィーナス」はアフロディテではなく金星のこと
みたい、と見当がついた頃、本文でも、金星の記号に加える
ことのX染色体やY染色体の話になった。

 主人公はどうやら、雌雄同体の金星人に誘拐されたようで
あるが、平行してアメリカ(と思しき)の中流夫婦たちの話が
記されて行く。ここでもジェンダーの話をしている。

 スタージョンが男らしさ・女らしさについて、どう考えているか、
という物語なのだろうか、いまだによく解らないが、退屈はしない。
「一角獣・多角獣」の翻訳に比べれば、数段、いい感じだし__
後者は、翻訳者が親身になっていない感触がある。
   (国書刊行会 05初帯)

 もっとも、ジェンダー論議にあまり興味がないので、そろそろ
コルタサル「秘密の武器」(国書刊行会 世界幻想文学大系
30巻 81初函帯)に取りかかりたい誘惑にも駆られるが、こちらは
装幀がいやでいやで仕方ない。

 アルファベット横書きの本なら、上下両端に壁のフリーズ模様
みたいに装飾があっても、邪魔にならないかも知れないが、
漢字仮名混じり縦書きの本の、見開き両側に模様があると、
読むのにうるさい。せめて両サイドの模様が文字から離れて
置かれているなら、もう少しは読みやすくなるかも。この装幀の
おかげで、国書刊行会・世界幻想文学大系は1冊も読んで
いない。
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by byogakudo | 2009-01-15 13:35 | 読書ノート | Comments(0)


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