猫額洞の日々

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2009年 02月 16日

「『愛国』問答」読了/「矢の家」へ

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 ハーラン・エリスンをあきらめて、表の棚から香山リカ+福田和也
「『愛国』問答 これは『ぷちナショナリズム』なのか」(中公新書ラクレ
03初)と、店内の棚から「矢の家」(A.E.W.メースン 創元推理文庫
80年23刷)とを持ち帰る。前者、読了。後者、半分近く。

 「『愛国』問答」は、対談日が9.11前後であったせいか、状況分析の
スパンが取れないうらみがあるが、今に至る、呼吸困難な状況の
プロセスを思い出せた。

 ここではまだ、アメリカをローマ帝国型ではなく、ゆるく爛熟した
ハプスブルク帝国型に去勢できないか、と言われている。去年の
秋に、図らずもリーマン・ショックのおかげで、これは実現された
と、現時点では言ってよいだろうか。

 また、フランス革命に基礎を置く民主主義には、ナショナリズムの
因子も含まれるというのは、たしかに、左側が無視しやすい視点だが、
福田和也の本を読んだことがない。悪童ぶりたい人かしらと、対談の
端々で感じたが、どうだろう。いつか読むことがあるかしら。

 あとがきで、<元来、左翼の貧乏くささが嫌いで、右翼になった
ようなものだった。>と述べている。顔写真を見る限りでは、グラマラス
なものは見受けられない。

 「矢の家」を、これは確かに読んでいないよねと、自分に念を押し
ながら読んでいる。
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by byogakudo | 2009-02-16 16:41 | 読書ノート | Comments(0)


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