猫額洞の日々

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2009年 03月 08日

遅々として荷風「冷笑」を再読しているが

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 ディスカッション・文明批評小説である「冷笑」(永井荷風 岩波文庫
58年9刷)をまた読んでいるが、ヤケがひどくて、ちっとも進まない。
もう少し若くて元気な眼だったら、ヤケも黄ばみもものともせず、
愉しく読めるだろうに、老眼はかなしい。

 このまま寝床で読み続けるのは無理だから、急ぎ、次の寝床本を
探さなければ。「浮沈」の新潮文庫復刻版を売ってしまったことが
悔やまれる。あれは可憐で好きだった。(同書収録の「来訪者」は、
あまり可愛くないけれど。)

 毎日出てくるときに咲いてないかと横目を使う小公園に、青紫色の
三角帽子みたいなムスカリ__ブラウン神父ものに出てくる、イタリアの
山賊の名前が、ムスカリではなかったかしら__が、今年も顔を出す。
 昨日まではたしかになかった。いつ地面から出現するのだろう? その
瞬間を見たことがない。
 全体、あれは花なのか、実なのか、それも知らない。

 ヴェロニカも咲き始めた。濃い紫色のスミレは4月過ぎてからだが、
タチツボスミレはもう咲いている。鉢植えだけれどオレンジ色のポピーも
一輪、発見。いまに群棲する日も近い。
 春になるのが待ち遠しい年齢に成り果てた。
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by byogakudo | 2009-03-08 14:00 | 読書ノート | Comments(0)


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