猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2009年 03月 20日

G.K.チェスタトンからG.グリーンへ/Gotandish

e0030187_164013100.jpg









click to enlarge.


 風邪っけが残っているSに相談して、冬のコートで出かけてしまった。
暑いじゃありませんか。五反田展1Fでコートを取り、それだけでバッグを
満杯にして本を探す。グレアム・グリーンが目につく。裸本でもいい、
ついに「ブライトン・ロック」を買い、帰りの地下鉄で読み始める。物語への
引入れ方、じっくりしたサスペンスの連なり。巧い作家なのだと、阿呆の
ような感想だが。

 1Fの分でも充分重い。2Fに上がれば更に重量が増すのが、目に見える。
買った本を預けて2Fへ。1938年だったかのバイエル製薬パンフレットを買う。
挿絵がすてき。睡眠薬の項目もあったから、荷物が届いたら読もう。下の分と
合わせて送ってもらった。

 五反田展にはいつもコーヒーの香りが流れる。インスタントじゃないコーヒーで
出品者たちはお茶の時間を持つ。誘惑的だ。早く出てタリーズに行こう。
 目黒川先のタリーズまで歩く気になれず(外は陽射しと風があって散歩日和
なのに)、手近のgotandishタリーズのオープンキャフェになる。殺風景を
眺めながら一休み。街も地下鉄も休日の人々で、いつもの金曜日ではない。
家族連れが多い。

~3月19日より続く
 戻りの地下鉄でG.K.チェスタトン「詩人と狂人たち」(創元推理文庫 77初 J欠)
読了。『孔雀の家』がアーサー・マッケン「三人の詐欺師」とごっちゃになったのは
たぶん、どちらも或る家におびき出された若い男がそこで殺されることと、家の
描写が空家と、豪奢だけれどすさんだ家であることから来る荒廃感が、共通した
印象をもたらしたのか。
 福田恆存訳だが、元版の翻訳はいつだったのだろう。神父と牧師が一緒くたに
訳されていた。福田恆存名義・訳だとしたら、下訳をチェックしなかったのかしら。
[PR]

by byogakudo | 2009-03-20 17:21 | 読書ノート | Comments(0)


<< グレアム・グリーン「ブライトン...      G.K.チェスタトン「詩人と... >>