猫額洞の日々

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2009年 03月 27日

代々木上原近辺への散歩

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(写真はたぶん西新宿?界隈。一緒でなかったので不明。)

 「近場歩きしましょうよ」と、Sを誘う。新着欄はできている、
新富町まで小西真奈展に行く元気がない。次善の策である。

 Sが先だって歩いた代々木上原近辺にする。渋谷行きのバスに
乗る。山手通りは相変わらず工事中、わたしが生きている間は
工事が続くだろう。代々木公園駅下車、井の頭通りの長く急な
坂道を上る。
 古賀政男記念館が、まさかあんな風になっているとは...。大昔、
木造で感じのいい洋館だったあそこが、あれはない。ホールを
併設して利用してもらおうと言うことだろうが、ひどい建物だ。

 日向を歩きたい。道を渡る。文化住宅が残っていた。もう使われて
いない洋間のガラス扉、金属の取手、扉の前にかつては藤か葡萄でも
実らせていたであろうパーゴラの名残がある。
 角を曲がった下り坂の小住宅に、ちょうど陽が射してきた。はっと
する瞬間だ。この後、マコト書房を見つけて入ったのだったかしら?
狭く昔風の古本屋らしい古本屋だ。のどかである。

 大通りへ戻り、モスクへ。反対側の道沿いに、これもいい洋館が見える。
また道を渡る。二階の窓の木製鎧戸が好きだ。アルミサッシが、目につく
範囲では使われていない。新建材は安くてメインテナンスが簡単で、
いいことづくめだろうが、美しくないのが最大の問題。何にでも化けられる
から、木や石のフリもできるけれど、遠目しかごまかせない。街中、映画の
セットの背景画みたいだ。

 外階段を上がってモスクのテラスへ。階段もテラスもアラバスター張りの
ようだが。モップでお掃除を始めたトルコ人(?)男性から声をかけられる。
 「エントランス・フリーだよ。スカーフも中にあるよ」
 靴を脱ぎ、スカーフで髪を覆い、初めてモスクへ入る。いい空間だ。
高いドームが天上的でありながらも、椅子席がないからだろうか、地上
との結びつきが確実だ。イスラム教は平等意識が強いそうだが、それを
感じる。
 モスクの正式名称は、宗教法人 東京・トルコ・ディヤーナト・ジャーミイ

 去年の8月15日、いちばん暑かった日に行ってみたらお盆休みだった、
代々木上原駅近くの古本屋、LOS PAPELOTES(ロスパペロテス)にも
ようやく行けた。レジ前の犬が、おとなしく可愛い。

 戻り道でもう一軒、大山公園近くで、「小住宅の作り方」モデルに
なりそうな木造洋風住宅を見つける。大きなミモザの木が、花はもう
枯れ始めていた。
 東京のかけらに出遭った二時間の散歩。
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by byogakudo | 2009-03-27 19:26 | 雑録 | Comments(0)


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