猫額洞の日々

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2007年 03月 04日 ( 1 )


2007年 03月 04日

「スリープ村の殺人者」読了

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 失礼! 昨日のブログで、美咲歌芽句を美坂と書き間違えていた。
お詫びして訂正いたします。

 また、元friction・ギター、恒松正敏氏の「百物語」を紹介したが、
芽句から
 <奇しくも発売記念LIVEには彼をゲストにお願いしてOKをもらいました。>
というメールをもらった。近頃、不思議な一致が多い。

 「スリープ村の殺人者」(ミルワード・ケネディ 新樹社 06初帯)読了。原書は
32年の刊行だったか、むかし風の本格推理。
 愉しく読めたが、この頃の探偵小説は、身分ある階級間での事件を扱うことが
多いせいだか、名刑事や名探偵は犯人隠匿罪に問われそうな、事件のもみ消しを
よくやる。表立っての発表はどうする気かと、読者としては心配になる。

 昨夜から「死のチェックメイト」(E.C.R.ロラック 長崎出版 07初帯)にかかる。
こちらは44年刊。灯火管制下のロンドン、若い絵描き姉弟のアトリエから始まる。
 この始まり方が、まるで舞台の一場面みたいで、演劇は苦手だが、演劇的
身振りがきらいじゃない当方には嬉しい。

 横長の舞台。たぶん下手に台所へのドア、上手に向かってまずチェスをする
男性二人(舞台奥に対して縦に並ぶ)、いちばん上手が画家とモデル(奥の台には
枢機卿の扮装のモデル、手前が絵描き)__と読み取ったけれど合ってるかしら?

 灯火管制下だから窓はカーテン等で覆われ、室内の灯りは上手がモデルを照らす
照明、下手が天井の電球とストーヴの灯り、舞台中央は影になる。時々姉が台所の
ドアを開けることで、下手から別の灯りが投ぜられる。

 こんな箇所ばかり読んで喜んでいる。一応すぐに殺人事件が発生したが、あとの
展開がどうなろうと、この始まりだけで読んだかいがあるというものだ。
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by byogakudo | 2007-03-04 12:18 | 読書ノート | Comments(0)