猫額洞の日々

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2009年 10月 23日 ( 1 )


2009年 10月 23日

シムノン「メグレと殺人者たち」/カーター・ディクスン「仮面荘の怪事件」読了

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 写真は、白山神社で。


 「メグレと殺人者たち」は、メグレ警視が若々しい。もう役職付きなのに、
まだ部下と一緒に足で捜査したがるメグレ氏を、苦々しく思う上司もいる。

 犯人たちを罠にかけるため、被害者が経営していたキャフェを再開する。
部下と料理上手な奥さんを新経営者に仕立てて、網をはる。近所の
労働者が主な客なので、奥さんがお尻を触られたりする度に、新婚の
部下はストレスをためる、といったコミカルな場面である。
 (しかし、どこの役所に届けて、こんな捜査ができるのか分からない。)

 アクティヴな小説なので、作者自身もまだ元気いっぱいな年齢時の
作品だろうか? 執筆年度不明。
     (メグレ警視シリーズ1 河出書房新社 76初 帯)

 カーター・ディクスン「仮面荘の怪事件」は、どたばた度合いも程よく、
謎解きもスマート。何時何分の列車に飛び乗れば(時刻表通りに運行
されているのが必須条件)犯行も可能とかいった、退屈な代物の対極、
とてもシンプルな解決法である。
     (創元推理文庫 81初 J)
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by byogakudo | 2009-10-23 20:12 | 読書ノート | Comments(0)