猫額洞の日々

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2017年 08月 19日 ( 1 )


2017年 08月 19日

(1)戸板康二『すばらしいセリフ』もう少し

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 主に歌舞伎の名台詞を、ひと項目につき1100字、見開き2頁組み
というスタイルで紹介するコラム集で、地下鉄内で読むのに最適だが、
出かけるときにバッグに入れ忘れたりするので捗らない。そもそも歌舞伎
の素養がない。それでも終盤まで来た。
 岡本綺堂『修禅寺物語』辺りだと、むかし光文社文庫で読んだので、
どんなストーリーだか知っていて、戸板康二のコメントもかなりよく分る。

 (半分くらい読んで以後、ずーっと放り出してある大井康介『紙上殺人
現場』
の難解さも、つまり批評の対象である本文の知識がないからで、
批評だけ読んで、ストーリーを想像する作業の困難さ・無謀さにメゲて、
このありさまだ。)

 歌舞伎の場合は、物知らずでも耳にしたことのある有名な台詞から
話題に入るので、なんとか付いて行ける。しかし歌舞伎の脚本って、
こんなにブッ飛んでて、観客は平気なのかしら? それもフル・ヴァー
ジョンの公演ではなく大抵、一部だけの上演なのに、みんな、へいちゃら
って、すごい。

 『修禅寺物語』のコラムのタイトル、すなわち名台詞は「北条が何じゃ」。
戸板康二は十五代目・市村羽左衛門が源頼家を演じる舞台を観ている。

<羽左一流のセリフ、「北条が何じゃ、時政も義時も余が家来じゃぞ」は、
 細川勝元が仁木を追究するイキと同じだった。
  第二次大戦後、大阪で、武智鐵二が研究劇を演出した時、この「修禅寺
 物語」が出て、頼家は[略]延若だったが、この「北条が何じゃ」のいい
 まわしが気に入らず、何十回もやり直しを命ぜられた。そして最後に
 「演出家の先生が何じゃ」と憤慨にたえない心持でどなった時、はじめて
 「よし」といわれたという挿話がある。
  余談だが、この話が伝わったあと、新派の稽古で北条秀司に散々しごかれた
 俳優が、「北条が何じゃ」といったという話がある。もっとも、武智鐵二の
 場合も、散々紙上でこきおろされた役者が、「逆賊武智」といって、うっぷん
 晴らしをしたという話もある。しかし、北条にしても、武智にしても、そう
 いう対象になる状況にふさわしい姓で、怪我人を運ぶ戸板とは、格がちがう
 のである。>(p231)


     (戸板康二『すばらしいセリフ』 ちくま文庫 1999初 J)

8月21日に続く~


 ああ、こういうのんきなエピソード(ゴシップ)ばかり引用できてたらな...。


 Jアラートとやらの避難訓練に駆り出されて、俯いてしゃがみ込んだり、
ヘルメットをかぶって下を向かせられることに腹を立てて、訓練現場から
退場したひとは、いないの?
 ヘンだと思っても、おとなしく唯々諾々と従うの、戦時中みたいに?

呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


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 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





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by byogakudo | 2017-08-19 20:48 | 読書ノート | Comments(0)