猫額洞の日々

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2017年 10月 23日 ( 1 )


2017年 10月 23日

それが納税に値する政府であるか/(2)柴田秀利『戦後マスコミ回遊記』下巻

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 野分という言い方は、実感がある。9amころはまだ灰色の雲が
空のほとんどを占め、少し緑がかった(?)青空が西空の下の方に
見えているだけだったが、風が出ると同時に雲が吹き散らされ、
青空が広がった。
 お昼過ぎのいま、風が吹き渡り、青空はやや白っぽい。ここが
武蔵野の森だったころ、木立の中を風が吹き抜け、木の枝や草が
なぎ倒されていっただろう。

 選挙結果は、慣れ親しんだ圧政者を、むしろ好むひとが多いという
ことなのだろうか。

 消費税がある現在、揺籠から墓場まで、わたしたちは税金を払う。
それが納税に値する政府であるかどうか。
 森友・加計学園問題は、納税者であるわたしたちから集めた公金
である税金の、私的流用だ。汚職である。自民党や、その補完勢力の
公明党、小池百合子ブランド党、維新、に投票することは、"やらず
ぶったくり"の承認だ。
 アンチ安部政権側も結局、安倍晋三的なるものを補完するという
構造分析は、措いておく。民主主義というフィクションが在るという
前提での話だ。


~10月17日より続く

 自民党は、名称通り、自由党と日本民主党の保守合同政党だ。
1955年、
<11月14日、民主・自由両党はそれぞれ解党を宣言し、翌15日、
 わが国憲政史上未曾有の417名という絶対多数を誇る自由民主党
 が結成された。以来今日[注:1985年ころ]に至るまで、保守政権
 が微動だにしない、長期安定の礎石がここに打ちたてられた意義は
 大きい。>
(p85『原子力時代の幕開き』 柴田秀利『戦後マスコミ回遊記』下巻)

 柴田秀利の記述によれば、正力松太郎が、仲の悪い二人、三木武吉と
大野伴睦に合計1000万円(1955年当時で!)のカネをやって、

< 「お互いがお互いを信じ得なかったのであるが、幸いにして両者の
 政治的信念が完全に一致するに至り、この夢と見られた保守合同が、
 一歩を踏み出したわけである」>(p84-85)

__カネの切れ目は縁の切れ目。
 しかし、<お互いがお互いを信じ得なかった>のに、1000万円という
カネが、<両者の政治的信念が完全に一致する>奇跡を呼ぶ。
 日本国憲法よりは短いけれど、それなりの時間経過を持つ自民党政権
の発生である。

 そして(柴田秀利と)正力松太郎が保守合同を押し進めたのは、
アメリカから原子力発電の技術と資材とを導入するための土壌作り
であった。

 権力の側にいなければ、"原子力の平和利用"運動を進めることができ
ないので、正力は政治家になったのであり、正力の軍師格である柴田は、
石油資源の枯渇を恐れて、原発に明るい未来(!)を見ていたのだろう。

 柴田秀利がアメリカで原発について知ったとき、日本が地震国である
ことを考えなかったのだろうか? 『戦後マスコミ回遊記』上巻を見れば、
その辺りが書いてあるかもしれないが、柴田もたぶん、戦時中は軍国少年
だろう。戦時中の日本精神主義が欧米の科学に負けたことの反動で、彼は
戦後の科学万能(というか、万歳)主義へ向かったのではないかしら。
 適度な懐疑はあり得ないのか。日本ではむずかしい。
 

     (柴田秀利『戦後マスコミ回遊記 下巻』
     中公文庫 1995初 J)





呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

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by byogakudo | 2017-10-23 20:54 | 読書ノート | Comments(0)