猫額洞の日々

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2017年 11月 18日 ( 1 )


2017年 11月 18日

エヴァンズ&ホールドストック編/浅倉久志・他訳『アザー・エデン』読了

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 初めの3篇を読んだとき、もしやこれは大傑作/名作・短篇集か
と予感したが、全部読み終わると、好みの問題があるので全篇・
大好きとは行かない。濃淡が出てくる。それにしても、こんなに
すばらしい短篇ばかり集まっているのは壮観というか、壮挙って
いうのか。
 暗いトーンの物語がほとんどで、まさにわたしの好みだ。暗いか、
或いはまったくの馬鹿話か。好みは両端にあるが、いちばんSFから
遠い『ささやかな遺産』(M・ジョン・ハリスン/中村融 訳)に、
いちばん感激した。

 作家の兄が急死する。妹が遺稿を整理することになり、兄の家を
訪れる。残されたノートを読みながら、妹は兄が生きているかの
ように、ひとつひとつに反応する。記述された言葉は現実の一部
として、現在形で再生される。
 
<流行遅れのきつい香水の匂い[略]__むっとする、ビザンチン
 風の香り。>(p73)__これは妹が嗅いだ偽臭かもしれないが、
香りと誰かがいる気配がして、戦争(第二次大戦)の記憶が甦る。
戦争は終わり、平和な時代のはずなのに、冷戦という名の戦争、
殺戮が続く。

 帰りの列車で遭遇した火事の臭い__ここでも匂い/臭いだ
__が、アウシュビッツの死者たちの気配を立ちのぼらせる。


 落着いてタフなフェミニズムSF『きず』(リサ・タトル/乾遥子 訳)、
『掌篇三題』の『豚足ライトと手鳥』(ギャリー・キルワース/大森望
訳)の乾いて妙な身体改変譚、これらが好きだ。

 80年代までは、暗い趣きの、翻訳SF短篇集が出せたのだろうか。
くたばれ、"読みやすい"小説...。


     (エヴァンズ&ホールドストック編/浅倉久志・他訳
     『アザー・エデン』 ハヤカワ文庫 1989初 J)





呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/

 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)東京都の
安保関連法(戦争法)に賛成した議員名


 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





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by byogakudo | 2017-11-18 22:21 | 読書ノート | Comments(0)