猫額洞の日々

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カテゴリ:読書ノート( 2449 )


2017年 10月 23日

それが納税に値する政府であるか/(2)柴田秀利『戦後マスコミ回遊記』下巻

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 野分という言い方は、実感がある。9amころはまだ灰色の雲が
空のほとんどを占め、少し緑がかった(?)青空が西空の下の方に
見えているだけだったが、風が出ると同時に雲が吹き散らされ、
青空が広がった。
 お昼過ぎのいま、風が吹き渡り、青空はやや白っぽい。ここが
武蔵野の森だったころ、木立の中を風が吹き抜け、木の枝や草が
なぎ倒されていっただろう。

 選挙結果は、慣れ親しんだ圧政者を、むしろ好むひとが多いという
ことなのだろうか。

 消費税がある現在、揺籠から墓場まで、わたしたちは税金を払う。
それが納税に値する政府であるかどうか。
 森友・加計学園問題は、納税者であるわたしたちから集めた公金
である税金の、私的流用だ。汚職である。自民党や、その補完勢力の
公明党、小池百合子ブランド党、維新、に投票することは、"やらず
ぶったくり"の承認だ。
 アンチ安部政権側も結局、安倍晋三的なるものを補完するという
構造分析は、措いておく。民主主義というフィクションが在るという
前提での話だ。


~10月17日より続く

 自民党は、名称通り、自由党と日本民主党の保守合同政党だ。
1955年、
<11月14日、民主・自由両党はそれぞれ解党を宣言し、翌15日、
 わが国憲政史上未曾有の417名という絶対多数を誇る自由民主党
 が結成された。以来今日[注:1985年ころ]に至るまで、保守政権
 が微動だにしない、長期安定の礎石がここに打ちたてられた意義は
 大きい。>
(p85『原子力時代の幕開き』 柴田秀利『戦後マスコミ回遊記』下巻)

 柴田秀利の記述によれば、正力松太郎が、仲の悪い二人、三木武吉と
大野伴睦に合計1000万円(1955年当時で!)のカネをやって、

< 「お互いがお互いを信じ得なかったのであるが、幸いにして両者の
 政治的信念が完全に一致するに至り、この夢と見られた保守合同が、
 一歩を踏み出したわけである」>(p84-85)

__カネの切れ目は縁の切れ目。
 しかし、<お互いがお互いを信じ得なかった>のに、1000万円という
カネが、<両者の政治的信念が完全に一致する>奇跡を呼ぶ。
 日本国憲法よりは短いけれど、それなりの時間経過を持つ自民党政権
の発生である。

 そして(柴田秀利と)正力松太郎が保守合同を押し進めたのは、
アメリカから原子力発電の技術と資材とを導入するための土壌作り
であった。

 権力の側にいなければ、"原子力の平和利用"運動を進めることができ
ないので、正力は政治家になったのであり、正力の軍師格である柴田は、
石油資源の枯渇を恐れて、原発に明るい未来(!)を見ていたのだろう。

 柴田秀利がアメリカで原発について知ったとき、日本が地震国である
ことを考えなかったのだろうか? 『戦後マスコミ回遊記』上巻を見れば、
その辺りが書いてあるかもしれないが、柴田もたぶん、戦時中は軍国少年
だろう。戦時中の日本精神主義が欧米の科学に負けたことの反動で、彼は
戦後の科学万能(というか、万歳)主義へ向かったのではないかしら。
 適度な懐疑はあり得ないのか。日本ではむずかしい。
 

     (柴田秀利『戦後マスコミ回遊記 下巻』
     中公文庫 1995初 J)





呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)東京都の
安保関連法(戦争法)に賛成した議員名


 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





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by byogakudo | 2017-10-23 20:54 | 読書ノート | Comments(0)
2017年 10月 21日

古谷経衡『ネット右翼十五年史』を4回分、通読

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 夏場に2回目を読んだきりだった古谷経衡『ネット右翼十五年史』
を4回分、まとめて読む。

 <ネット右翼十五年史>なぜ、彼らは差別的言説を垂れ流すのか
__によれば、
<ネット右翼は「保守系言論人や文化人」の理論に寄生する熱心な
 消費者のことを指す。>

<保守系言論人や文化人は、理論と言葉を持たない烏合の衆、つまり
 はネット右翼に寄生されることにより、物心両面で大きなメリット
 を得ることができる。それは第一には「自著の売り上げ」や「動画
 の再生」といった商業的・金銭的成果であり、第二にはブログやSNS
 に対する好意的反応であり、第三には前述二つによって得られる自己
 肯定感と、それに伴う自尊心の充足、そして「承認」の快感である。

 これを私は、保守系言論人や文化人とネット右翼の「共依存関係」
 と捉えてきた。宿主は、寄生者が如何にも好みそうな単純明快な
 陰謀論やトンデモ論をばら撒く。一方、それを受容する寄生者たちは、
 自らに都合の良いように宿主の言説を解釈し、それをネット空間のみ
 ならず実生活でも流布するようになる。>

 「ネット右翼」は日本に何万人いるのかを測る、ひとつの試み
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