猫額洞の日々

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カテゴリ:雑録( 1124 )


2005年 11月 10日

やっと1週間が終わる。

疲れただけの1週間かなあ。小売店の存在理由を改めて考えるが、必要ないんじゃ
ないだろうか?
 店を開けていればこそ、お客さまに出会える。「場」を続けることが小売店の意味
のひとつだけれど、ここまで静かな日々が続くと、疑問になってくる。

 夕方 散歩に出る。4時を過ぎると暮れて行くのが早い。まだ明るいうちに
神田川まで行こうと思うが、途中のペットショップに引っかかる。
 ショウウィンドウにヒマラヤンとアメリカン・ショートヘアの2匹、どちらも もう
子猫ではないが、巴になって互いに舐め合っている。家の猫たちとは大違いだ。やがて
少し若い?ショートヘアの方がヒマラヤンの腹に顔をつっこんで眠り始めるが、
ヒマラヤンはまだ舐め続けている。

 切りがないので、神田川へ。薄明かりが残っている。橋の下を蝙蝠が舞っている。
動体視力が低いので何度も確認したが、やはり蝙蝠だ。橋上や遊歩道のあちこちに
挨拶を交わす 犬の散歩の人たち。


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by byogakudo | 2005-11-10 15:04 | 雑録 | Comments(0)
2005年 11月 09日

通しタイトルのつもりだった・・・

 森茉莉 関連本の話ですが、10月19日「『黒猫ジュリエットへの手紙』を見ながら」
を「森茉莉付近 (2) 」へ、21日「先日の川村二郎は」が同「(3)」、昨日の分を
「(4)」に訂正します。
 それほど新発見があるとは思えない企画?ですけれど、落穂拾いみたようなもので。

 昨日久しぶりにいらした若いお客さまに「もののたはむれ」他をお返ししたら、
 「こんなのも あるんですけど」と文庫本2冊、阿部和重「ABC戦争」(新潮文庫
02初)と保坂和志「季節の記憶」(中公文庫 99初)とを鞄から出して貸して下さる。
 世の中から かなり降りているので(本当はそれでは店なぞ やって行けないのだが)
こんなことでもなければ、まず読むことのない作品だ。感謝。

 彼は阿佐ヶ谷に越されたので、中央線古本屋の話等、おしゃべりする。高円寺なら
何たって「アニマル洋子」とか、わたしは子供がいないが、息子の世代とこんなに
話が合ってよいものだろうかと時々 不思議な思いに駆られながらも、店という
空間故の出会いでしょう、これは。


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by byogakudo | 2005-11-09 18:26 | 雑録 | Comments(0)
2005年 11月 07日

テクニカラーな朝

だった。
 少し早め 10時半に部屋を出たら、いきなりの陽射しと突風に見舞われる。街路樹の
木の葉が砕けるように舞い散り、トーンの狂った青空だ。雨上がりの光に視力が
やられそう。ヒチコック「ハリーの災難」みたいな陽射しだ。

 ヒチコック・ベスト3を考えながら店へ。順不同で「めまい」「裏窓」そして
「ハリーの災難」かしら? ベスト5にすると「サイコ」「救命艇」が入る、
アンソニー・パーキンスとタルーラ・バンクヘッドが好きなので。

 Sが昨日の本を引き取りに行ってくれた。あれこれ値段を考えては、
手入れしたり、ネットに上げるか検討したりで一日が暮れる。
 安原顕「まだ死ねずにいる文学のために」(筑摩書房 86初帯)に、
森茉莉「甘い蜜の部屋」の批評がある。感じのいい批評文なので紹介したいが、
今日は遅くなったので、たぶん明日。
 (でも、菊池信義の装幀って、どこがいいのだろう? 装幀意図の解説ばかり
聞こえて来るようで鬱陶しいのに。)


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by byogakudo | 2005-11-07 16:08 | 雑録 | Comments(0)
2005年 11月 06日

やっぱり心配なので

「禁映画本・ジャズ本」のお客さま宅へ向かう。文庫棚だけでなく、捨て雑誌置場も
拝見。
 伺ってよかった。(昨日に引き続き)新着欄に載せる本が4点も見つかった。
他に画集も頂くことにしたが重いので、明日Sに取りに行ってもらうことにする。

 雨が本格的に降り出し、店内の静けさが いや増す。不安がつのる。もはや・・・?
同時に、神は待ち望めるけど、お客は待てないなぞとヤクザな台詞も頭に浮かぶので
メゲきってはいないのでしょう、きっと。

 「わが文学生活」(大岡昇平 中公文庫 81初)読了。翻訳小説によって自己決定が
なされた世代は、大正期にティーネイジャーだった大岡昇平の世代から70年代までと
大雑把には言えるだろうか。戦争中に思春期だった人々は、どうなのか? 軍国少年・
少女以前に翻訳物の児童文学に触れているだろうから、同じだろう。
 いまは翻訳小説が読まれないようだけれど、ほんとに自足しきれるものかしら?


新着本

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by byogakudo | 2005-11-06 18:31 | 雑録 | Comments(0)
2005年 11月 03日

減煙報告

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 月曜・火曜と一日4本、昨日は5本に達した。たぶん一日4本までが、今のところ
ベストな本数だ。3本では、食後に一服が許されている服役者?みたいな気分になり、
5本まで吸うとニコチンへの感激がなくなる。
 すっぱり禁煙された方によると、煙草を止めたら味覚が戻り、お米の一粒一粒の
おいしさが味わえるようになられたそうだが、ゼロ本でないから味覚変化がないの
かしら? 特に食欲増進もなく、食事がおいしくもなっていない。
 でも減煙のせいだか、煙に弱くなりました。吸い始めにむせやすい。なんてことだ。

 昨夜から大岡昇平「わが文学生活」。彼が自伝「幼年」を書き終え、「少年」を
連載中に行われたインタヴュー集。そういえば、自伝や評論集は読んでいるのに、
まだ大岡昇平の小説を読んだことがなかった。


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by byogakudo | 2005-11-03 12:45 | 雑録 | Comments(0)
2005年 11月 02日

「映画本とジャズ本は駄目よ」の

お客さま宅へ追加の買出しに。少し風邪気味でいらした。
 文庫本の棚につい眼が行く。ここからも追加 買入れ。河野典生のジャズ小説が
あるので、思わず「河野典生って何だか読んでて気恥ずかしくなりませんか?」と
お訊ねすると、彼もそうだと仰る。何故なのだろう、ほんとに。

 ミュージシャン・ヒゴ ヒロシさんがお友だちといらっしゃる。11月26日(土)に
国立 地球屋でライヴとのこと。詳細は彼のサイトでご覧下さい。
 今夜は新宿ピットインでライヴだそうです。

 ミステリ短篇集「密室大集合」が進まない。中断して、今日頂いてきた「わが文学
生活」(大岡昇平 中公文庫 81初)と「じゃがたら紀行」(徳川義親 中公文庫 80初)を
持って帰ることになりそうだ。
 既に一度チェックさせて頂いている本棚だけれど、まだ見落としがありそうで
気になる。もう一回お邪魔したいが、お引っ越し間近だから、もう遅いかしら?


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by byogakudo | 2005-11-02 17:26 | 雑録 | Comments(0)
2005年 11月 01日

また短篇ミステリ集に戻り、

じわじわ読んでいる。ヘレン・マクロイの長篇の元になったものとか、あれこれ。
まだ、これぞと唸る短篇はない。

 以前HP日記の時にも書いたが、どなたか「深き森は悪魔のにおい」と短篇
「風邪を引かないで」以外のキリル・ボンフィリオリをお持ちの方、
いらっしゃいませんか? (この2作しか翻訳されてないのだろうか?) 
 長篇を翻訳・出版してくれる奇特な方・出版社を心から待ち望みます。
ほんとに恰好いい小説家なのに、何故 出版されないのかしら? 大ベストセラーは
無理でも、出せば反応のあること、請合います。

 書き忘れていましたが、10月19日付けの「書斎の復権」は売れました。

 もう11月。持ち時間が少ない。


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by byogakudo | 2005-11-01 15:02 | 雑録 | Comments(0)
2005年 10月 30日

眠い日

 寝不足の訳ないのに眠い。Sも眠いと言う。何なんでしょう? 垂れ込めた曇り日の
せい? 昨日のような雨の日の方が、もっと眠いだろうに、何かする力が出ないまま
時が経ち、夕方になっている。

 旧聞だが、10月26日付け東京新聞朝刊に、東京中央郵便局庁舎の保存を求める
話が出ていた。
 わたしも又、郵政民営化に反対し続けているが、反対理由の一つが中央郵便局の
存続問題にある。全国一律料金制度が保てず、過疎地の銀行支店なぞ ありえないからと
いう、大前提は勿論だけれど、丸ビルが殺された今、清楚なモダーニズム建築の中央
郵便局まで失われることに耐えられない、という理由が実はいちばん大きい。

 東京駅の写真を撮りに行った時、何枚か撮っている内に、たしかに あの屋根は
仮普請だと実感した。丸屋根 復元の動きがあることは嬉しいが、煉瓦の東京駅を背に
左手、優しく清潔な中央郵便局が存在する美しさに うっとりしていたことがある。
右側にはまだ、頭部に不思議な彫像群を抱く 日本工業倶楽部もあリ、正面は丸ビル。
 ああ、思い出すと だんだん腹が立ってきて、いけない。東京オリンピック時に
遡って立腹すべきだろうか、もっと近く、中曽根民活路線に改めて怒りを燃やすべき
でしょうか。戦後の日本史を全部、否定しなきゃいけない気分・・・。

 東京中央郵便局の保存を求めている DOCOMOMO(ドコモモ)日本支部代表が
鈴木博之・東大大学院教授。「現代の建築保存論」に近代建築保存運動は連戦連敗の
歴史であると記されているが、中央郵便局が初めての1勝になることを、祈ることしか
できない亜種古本屋は心から祈る。


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by byogakudo | 2005-10-30 17:37 | 雑録 | Comments(0)
2005年 10月 28日

神保町には人がいる

__というのが今日の感想だ。
 ふだんより早め、12時半頃に神保町着。お昼休みの人々が街にあふれている。
買い終わって恒例のタリーズ行きになっても、やはり人が多い。
 晴れているから? 「古本祭り」だから? 歩いていても坐っていても、
人が動いて何かしら流通している感触がある。大変うらやましい。

 八木書店(問屋さん)にも寄って「増補 都市の視線」(飯沢耕太郎 平凡社
ライブラリー 05初)を買った。たんに趣味。
 国書刊行会版「ジーヴス」が平積みで置いてある。せっかく減煙しているのに
「吸ったつもり貯金」を忘れているので、文春版「ウッドハウス選集」が
未入手なのを思い出す。500円玉貯金・・・。

 そうだ、先週は東五反田のタリーズに寄った。ここは、狭いせいなのかどうか、
タリーズ色より五反田色が強かった。(でも懲りずに西五反田店にも寄ってみるつもり
である。)
 日本橋タリーズも狭くて あまりタリーズしてなかったし、タリーズらしさには
ある程度の広さが必要ではないかと思うが、いま一番行ってみたいタリーズは
東大病院のタリーズだ。
 もし昔のままの、あの暗い石造りの建物で残っているなら最高だけれど、たぶん
明るく便利な近頃の安普請高層ビルか何かに建て代わっていて、普通にタリーズが
入っているだけだろう。


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by byogakudo | 2005-10-28 18:54 | 雑録 | Comments(1)
2005年 10月 25日

からだに悪いこと

 それは早起き。
 どうも断煙のせいか早めに目覚める。晴れた朝が2、3日続いているからかも
知れない。部屋のカーテンが遮光ではないので。

 9時半に店へ。コーヒーをいれ、10時から探し物。無事に雑誌を発見。やっぱり
ここにあった。
 捨てなければならない本や雑誌も発見して、少し処分する。捨て本の多さに
うんざりするが、これが仕事なのだろう。

 家賃の支払いを済ませ、次は公共料金等を払いまくる番だ。お金は何故うちに
留まらないのだろうと、内田百鬼園を思う。

 早起きした分、早くバテてきた。早寝しなくっちゃ。


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by byogakudo | 2005-10-25 14:21 | 雑録 | Comments(0)