カテゴリ:雑録( 1081 )


2016年 12月 30日

『東京新聞 こちら特報部』『2016年 あのひとこと』より

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 今日付け『東京新聞 こちら特報部』の『2016年 あのひとこと』
(22-23面)から、さらに抜粋。

<1月 
  「政治家の事務所はいい人だけとつき合っているだけじゃ、
 選挙に落ちちゃうんですね。小選挙区だから。来る者は拒まず
 ってしないと当選しないんです」
 (都市再生機構の補償交渉に関与した疑惑で辞任した甘利明・
 経済再生担当相)

 2月
  「(ある番組が「憲法九条改正反対」支持の放送を繰り返した
 として)放送局が全く公正な放送をせず改善措置も行わない時、
 法律に規定された罰則規定を一切適用しないとは担保できない」
 (高市早苗総務相)

  「やっとここまできた。事故の責任を誰も負わないのはおかしい」
 (福島原発事故で勝俣恒久・東電元会長ら三人が強制起訴となった
 ことで、「福島原発告訴団」の武藤類子団長)>

 3月
  「官僚・政治家・復興庁・東電・経団連・安倍総理が この
 双葉郡に住んでからモノを言え」
 (三月十一日、福島県富岡町の自宅に一時帰宅した女性が、
 玄関のドアに書いた言葉)

  「(国民は)このような言葉を聞き、心臓発作を起こしそうに
 なったことだろう。贈り物は必要ない」
 (「過去を置き去り、ともに未来を見よう」というオバマ米大統領の
 呼び掛けについて、党機関紙へのキューバのカストロ前国家評議会
 議長の寄稿)

 5月
  「県民は悔しくて、悔しくて泣いている。基地がある限り、同じ
 ことが繰り返される」
 (沖縄県で起きた米軍属の男による女性暴行殺害事件で、沖縄平和
 運動センターの山城博治議長)

 6月
  「再延期するとの私の判断は、これまでの約束とは異なる新しい
 判断だ」
 (消費税増税をめぐり、安倍晋三首相)

  「司法の犯罪は、司法自らの手で裁かれなければならない」
 (戦時中の言論弾圧「横浜事件」元被告の遺族が起こした国家
 賠償訴訟で、東京地裁に請求を棄却された木村まきさん)

 10月
  「役に立つという言葉が、とっても社会を駄目にしている。
 役に立つのは十年後、百年後かもしれない」
 (ノーベル医学生理学賞受賞が決まった大隅良典東京工業大
 栄誉教授)

 11月
  「こないだ冗談を言ったら(閣僚を)クビになりそうになりまして」
 (TPP承認案をめぐる自らの「強行採決」発言について山本有二農相)

  「(福島を訪れ)チェルノブイリ事故と同じで、国は人の命に全責任
 を負うことはしないと強く感じた。全体主義の長い文化があったわが国
 (旧ソ連)と同じく、日本社会には抵抗という文化がないようにも感じた」
 (来日したノーベル賞作家のスベトラーナ・アレクシエービッチさん)

 12月
  「パイロットは県民に被害を与えなかった。感謝されるべきだ」
 (沖縄県名護市海上でのオスプレイ事故で在沖米軍トップのニコルソン
 四軍調整官)

  「(ニコルソン発言を受けて)植民地意識丸出しという感じ」
 (沖縄県の安慶田光男副知事)>


 そして、"土人"発言を擁護あるいは賛同した連中__
松井知事と大阪のテレビの沖縄ヘイト
「土人」発言擁護の鶴保氏 沖縄担当相の資格なし





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by byogakudo | 2016-12-30 22:23 | 雑録 | Comments(0)
2016年 12月 24日

あてどなく、高円寺へ

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 写真は、たしか日比谷で。

 昨夜はブログを非公開のまま送ってしまった。Sに言われて
今朝、公開・再送したが、日付は今日のまま。夜になってSが
気づき、昨日付けに訂正して再・再送。昨日、一昨日の異常な
温気(うんき)のせいだということにする。
 身体が冬の寒さにフィットしようとしているときに、あの
温度はない。今日の寒風のほうが、まだしも楽だ。もっと
強烈な寒風なら、こんなことは言わないが。

 少し歩きたいけれど、週末で歳末だ。当てがない。とりあえず
西へ。
 青梅街道で、カトリック高円寺教会を提案。そのまま歩き続ける。
 お寺通りでもある界隈を過ぎてカトリック高円寺教会。開いた
扉口から歌声が聞こえる。そっと覗いたら、夕方のミサに備えて
信者たちが聖歌の練習をしている。
 Sもわたしも審美的カトリック趣味なので、今日は邪魔にならない
ように、来たときと同じく、そっと去る。

 寺社仏閣、教会、モスク、どれも、いい(建築)空間はいい、ひどい
デザインはひどい、と思う。そこに信仰心はない。
 他人(ひと)がどんな信仰を持とうと個人の問題だから干渉したくない。
けれども、空間は好きでも、その空間に携わる人々(指導者たちと信徒
たち)は含まない。生身のヒトが好きじゃないのだろう。法事での僧侶の
営業法話以来、ますます、そう感じる。

 ひとやすみするためにJR高円寺駅近くに来たとき、短い路地奥の
袋小路の空間に呼ばれる。突き当たりを占める横長の木造二階家、
左手にモルタル造のアパートメント。家の前の雑草だらけの庭の名残。
なつかしい高円寺の気配が残っていた。終わろうとするもの、風景は、
ひとをほっとさせる。

 週末の電車(JR)には乗りたくないので、地下鉄・新高円寺まで歩く。
なじみの古着屋に引っかかってしまった。
 「ぼくが買ったのに、結局、君が着ている!」
 「うん。(今ごろ、気づいたの?)」





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by byogakudo | 2016-12-24 21:13 | 雑録 | Comments(0)
2016年 12月 18日

日曜日は西へ

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 写真は東だけれど、今日行ったのは西荻窪。バスを高井戸警察前
だったかで降りて歩き出したら、途中で、どうも荻窪に向かっている
ようだと気づく。誰か歩いてないかしら?
 青年が向こうからくる。白人青年が日本語で教えてくれた。眩しくて
人が歩いてくるのしか見えなかった。
 風がなくて晴れてて、今日は散歩日和だ。

 西荻に来たら、盛林堂。店頭で、獅子文六のアルバム(角川書店)を
2冊。1冊は I 青年に上げよう。
 むかし売ったことがある冊子だが、元町の洋品店の写真が好き。
蠣殻町の永楽屋が、このスタイルの洋品店だ。

 店内のミステリ棚に集中。大勢、ひとがいる気配は感じるが、背文字
しか見えない。
 『アザー・エデン』、ないなあ。あんなにどこにでも転がっていたのに。
『いなごの日』、どこかで復刊して! 

 ローレンス・ブロック『タナーと謎のナチ老人』(創元推理文庫)、Sが
渡してきた大泉黒石『人間廃業』(桃源社)を手に、いちばん奥のHPB棚を
目指して、少しずつ歩を進める。後ろのレジでお客さんと店主が熱心に
話している。時々、古本企画の(?)話をしているように聞こえるが、
本屋にいると、本VSわたしの関係しか存在しない。

 一旦、清算。出ようとすると、岡崎武志さんや古本屋ツアー・イン・
ジャパン氏の棚があった。しゃがみこんで眺める。

 古本屋ツアー・イン・ジャパン=小山氏の棚に、ちょうど探していた
デビッド・グーディス『深夜特捜隊』(創元推理文庫/リヴォルヴァの
ジャケット画)がある。渡辺紳一郎『紳一郎捕物帳 その他』(四季新書)! 
『久生十蘭「従軍日記」』(講談社文庫)も。

 もう一度レジに戻って清算。ようやく店を出る。
 駅前で休憩する。
 「レジで店主と喋っていたひと、小山氏じゃなかったっけ? 一度帰り
かけて戻ってきたひと」
 「? 気がつかなかった」

 部屋でパソコンを開く。おやおや、背後のレジで熱心に話されていたのは、
時刻といい、どうやら小山氏だったようだ。ひとが目に入らなかったとはいえ、
ご挨拶もせず、失礼しました!





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by byogakudo | 2016-12-18 22:09 | 雑録 | Comments(0)
2016年 12月 12日

荷風も喜んだであろう「姻族関係終了届」

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 12月10日付け「東京新聞」夕刊に、
配偶者との死別後、その親きょうだいとの関係を
書類だけで解消する「姻族関係終了届」を出す人が増えている

という記事が出ていた。

 家族愛という美名の下に、自助努力という強制力でもって、介護に
要する人員と費用を、"嫁"という名の家庭内・無賃労働者にやらせて
おこうとする、自民党や日本会議の連中には許し難い法律であって、
すぐにでも廃止したいところだろうが、これは女だけではなく、もし
永井荷風が生きていたら、彼も歓迎する法律ではないだろうか。

 ヒトは遺伝子の運び手だから、自身に遺伝子を共通する親兄弟姉妹が
存在するのは避けられない。(それすら鬱陶しいと感じるのを公言すると、
人非人と呼ばれる。)

 だから自然条件としての親兄弟姉妹の存在は諦めて承認する。しかし、
ひとりの男と(女と)結婚すると同時に、相手方の親兄弟姉妹と姻族関係が
発生してしまうのは、話が違うじゃないか、とも言いたくなる、時がある。

 結婚相手は、あくまでも彼(彼女)であり、彼(彼女)の一族全員と結婚
したつもりも、する意志もないのに、特に家族制度の残滓にまみれやすい
女の側には苦痛を感じることが多い。だって未だにお墓には「○○家の墓」
と刻まれ、結婚式場の案内板には「○○家・××家結婚式場」と書いてある。

 たぶん民俗学や社会学の本を読めば、婚姻と私有財産の関係がもっと
はっきり解るかもしれないが、知識がなくても、"嫁"は婚家に新たに所属
する資産と見なされる存在であり、入り婿でない限り、"婿"は嫁の実家の
資産形成には直接的に関係しない、と思われる。
 ブルジョワジー同士の婚姻に於いては、相互に財産の補強力として働く
のであろうが。

 ひとりの女と結婚することによって、相手方の親戚が出入りするようになる
のを忌避する、荷風のような男が、かつて生きていた。荷風たったひとり、
(だった)かもしれないが、日本人の個人主義者がいた。

 結婚は、相手の一族全員と成す行為ではない。個人間の契約関係である。
まるきりの他者だから、相手を愛したのではないか。
 絆や軛や枷という強制力なしに、彼(彼女)と血縁関係にある他者を愛する
ためにも、「姻族関係終了届」の清々しさは、男女を問わず必要とされるの
ではないか。

 結婚は、彼(彼女)はわたしではない、というところから始まった関係だ。
自他の峻別なしに、相互の結びつきは発生しない。





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by byogakudo | 2016-12-12 20:51 | 雑録 | Comments(0)
2016年 11月 30日

東京フリーメソヂスト 杉並中部教会(2016/11/29)

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 地下鉄や電車に乗りたくないなら、近場を歩くしかない。
行き尽くしたと思える近場。それでも青梅街道から関東バスに
乗り、五日市街道を進み、環八を越え、宮前一丁目だったかで
降りて荻窪方向に歩く。

 地下鉄で荻窪に行き、そこから南下して五日市街道という
コースもあるが、住宅地をうろつきながら無事に五日市街道
のバス停にたどり着けるか、心もとない。北上する方が無難
である。

 そういう消極策だったが、「東京フリーメソヂスト 杉並中部教会」
にぶつかった。ずっと使われていないように見える。
 枯れた草、閉ざされて赤錆た鉄柵、奥の遊具にも錆が来ている。
うつくしい。
 一周してSが写真を撮る。

 掲示板に書かれていた<杉並中部教会(東京フリーメソヂスト)>
を頼りに検索すると、検索欄・右側には写真と所在地と電話番号の
記された囲みがあるし、記事も2、3あった。

 アクトデザイン凛太郎のブログ 東京フリーメソヂスト 杉並中部教会

 雅万歩 荻窪

 小さな旅と四季の風景 静かな街の古い洋館巡り

 ここは「メソスト」表記だが、東京フリー・メソスト教団とは
違うようだし、「日本メソスト教会」との関係は?





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by byogakudo | 2016-11-30 17:15 | 雑録 | Comments(0)
2016年 11月 28日

30分間一周/三田一丁目11番〜10番台

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 歩きたいけれど木枯らしが強くて、なかなか出る気になれない。
3時ころ、ともかく部屋を出た。行き先を決めきらずに。
 青梅街道に着く。まだ迷っている。地下鉄・丸ノ内線に乗ってからも
迷う。四谷のプラットフォームでも迷った挙句、南北線を選び、麻布
十番・下車、3:45pm。陽が暮れかかる。

 麻布十番の商店街がしっくり来なくて、溜池方面を目指した筈だが、
足が三田1丁目を選ぶ。2015年9月30日以来になる。

 古川沿いの新広尾公園から定点観測的に対岸を撮り、橋を渡って
大好きな三田一丁目11番台の小道を歩く。路地よりは広く、むかし
の東京の暮らしを如実に示す道幅。
 界隈は健在だ。お豆腐屋さんの向かいのスペースだったかしら、
お菓子を売っている。甘いジェリーを一袋。
 モノクローム猫と黒猫に会う。小山湯跡も残る。うっとりするような
東京の昔。

 「東京さぬき倶楽部」手前で左折。洋風の日完工芸、入口左の灯籠
ともに健在。
 「日完工芸」と「大阪王将」の間の細い道を入ってみる。三田一丁目
10番台だ。ここは初めて歩く。くるっと曲ると、お庭や門のある二階建て
木造家屋。
 門脇の、「建築写真」「株式会社 翠光社」「佐藤翠陽」と3段に分けて
書かれてある看板に明りがともる。
 戻ってから<佐藤翠陽>で検索すると、東京の航空写真を撮られた方だ。

 30分ほど歩いただけ。でも、東京を堪能する。





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by byogakudo | 2016-11-28 20:39 | 雑録 | Comments(0)
2016年 11月 26日

降らなければ歩く/退廃の公式

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 23(水)、24(木)と部屋に籠っていたので、昨日は1時間半、歩き、
今日も2時間以上、出ていた。明日はどうなるだろう。雨が降らな
ければ、出るかもしれない。冬の光はきれいだけれど、寒さをついて
出歩いてると、いつしかギックリ腰の要因にもなる。気をつけなきゃ。


 11月25日(金)、衆院厚生労働委員会にて__
 野党委員:「年金制度改革法案を"強行採決"するのか?」
 安倍晋三:「私が述べたことを理解いただかないと何時間やっても一緒だ」。
 野党による法案批判は、「デマゴーグだ」。

 与党が質疑打ち切り動議を可決、怒号で委員長の声が聞こえない中、
与党理事の合図で与党と日本維新の会の委員が賛成の起立を繰り返し、
年金カット法案は可決された。

 11月4日に強行採決されたTPP法案では農林水産相・山本有二の多重
暴言があり、官房副長官・萩生田光一の発言は、撤回すれば何を言っても
いいという姿勢の表出であるし、沖縄での機動隊員の暴言は、政府公認
である。

 かつての日本なら、辞任者が引き続き、内閣が何度も潰れる状況だが、老人
たちはTVで意図的に垂れ流される、韓国の大統領スキャンダルに溜飲を下げ、
その下の世代はSNSに引きこもって好みのネタを消費するだけなので、安倍晋三・
独裁政権は今日も、のうのうと好き勝手に振舞い続ける。

 (見て見ぬ振り)+(洗脳/自己欺瞞)=(退廃)__自覚的"非国民"と
しては、異議を唱え続けるつもり。
 だって、醜いことは、いやじゃない?!





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by byogakudo | 2016-11-26 21:55 | 雑録 | Comments(2)
2016年 11月 20日

文京区立 新江戸川公園(肥後細川庭園)

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 新江戸川公園__近くの江戸川公園とごっちゃになるので(?)、
来年から肥後細川庭園と呼ばれるようだが__へ、義母を散策に誘う。
 Sの予想通り広過ぎないので、足弱な義母でも池をめぐることができるし、
和風庭園好きな彼女が紅葉を喜んでくれた。

 大名庭園は大抵ダサい傾きがあるが、ここはコンパクトで控えめ(太鼓橋
のカーヴも小さめ)で、趣味がいい。池の背後の斜面を登ると、永青文庫に
通じる。

 大名による統治は、為政者の質次第という大問題があるが、地方自治の
面だけ見れば、今より高度ではないかしら? 大名は領地の文化の保護者
でもあった。
 非文化的な天領に育ったので、自分たちの過去を誇る、城下町の人々を
想像するのがむずかしい。

 中公文庫で『細川護貞座談 文と美と政治と』を読んだことがあるが、
一カ所しか覚えていない。
 博物館などから代々伝わる武具を借りたいと頼まれる。オリジナルと
江戸時代に作られた写しとを両方貸そうと言うのに、大抵、オリジナル
だけでいいと言われる。それは間違いだ。各時代で技術が異なるので、
それぞれに意義があるのだ、と。





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by byogakudo | 2016-11-20 20:02 | 雑録 | Comments(0)
2016年 11月 18日

人形町界隈で小半日過ごす(2016/11/17)

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 昨日は久しぶりに人形町界隈へ。7月1日以来、になるのか。

 地下鉄・日比谷線を直接、人形町に降りないで、小伝馬町下車。
大まかな方角だけ頭に置いて、小舟町、小網町、蠣殻町と歩いて
いたら、銀杏稲荷に出た。お稲荷さんは怖いのだけれど、ここの狐
は顔がいい。

 3番目の写真は、日本橋蠣殻町1-6-5「永楽屋」のショーウィンドー。
モダーニズムだ。

 トップの写真は、2012年9月25日に書いた"一見3階建てのモルタル造
看板建築"(日本橋蠣殻町1丁目19)だ。2012年度は、現在このお家に
住んでいらっしゃる方から建物の歴史をお話いただいたが、昨日はどこ
からともなく中高年の男性が現れ、
 「三木鶏郎って知ってますか?」と聞かれる。
 「はい、知ってます」
 「ここは以前、三木鶏郎が事務所に使っていたところなんですよ。
その当時の文人やミュージシャンが大勢、出入りしていたんです」
__彼は出現したときと同じ素早さで角を曲って姿を消した。芸能界や
放送業界の空気が感じられる方だったが。

 人形町だ。藪そばに入ってお昼。ここにいると子ども時分を思い出す。
この界隈で育ったわけじゃないのに、なつかしい。

 また、うろうろする。2番目の写真、「うぶけや」にぶつかる。
 義母が爪切りを欲しがっていたことだし、お店に入る。静かで少し
張りつめていて、うつくしい。『ティファニーで朝食を』のホリーの
気分になる。老舗っていいな。

 浜町河岸の方へ。富沢町2−1「BUBU」というお店で、これも義母に
頼まれていた、無地のガーゼのハンカチが買えた。

 浜町公園。大川の西側テラスは工事中だ。水近くに降りられない。
新大橋を途中まで渡って引き返す。川風に吹かれたからいい、ってこと
にする。
 また人形町。サンドウィッチパーラーまつむらで休む。人形町は好きだ。
  
 行きと同じルート(丸ノ内線+日比谷線)で戻る。部屋のドアを開けても
 「帰ったぜー」と呼びかける猫がいない。些細な行為・動作の欠如が、
彼女の不在を示す。





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by byogakudo | 2016-11-18 21:17 | 雑録 | Comments(2)
2016年 11月 15日

羽根木〜東松原

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 大川を眺めたかったけれど、地下鉄を乗り継ぐ元気がない。
だから(?)新代田駅行きのバスに乗る。
 今日こそは晴れている羽根木、と思ったが、羽根木行きは
あくまでも陰る。少し陽が射していても、すぐ陰る。

 地番をノートし忘れたが「吉岡彌生終焉之地」とか彫られた
石柱のある辺りを歩き、東松原の駅に続く細長い猫道に入り込み、
東亜コーヒーで休む。ふたりともかなり疲れている。

 古書 瀧堂を迂回するように歩いて、やっぱり入るが、海外文学棚の
ユルスナールやソレルスの背文字を読みながら涙が湧きそうになり、
そのまま去る。
 昨夕、猫を喪った。7月に21歳になった雌猫、Nimは一週間患った
後、去った。





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by byogakudo | 2016-11-15 17:13 | 雑録 | Comments(0)