猫額洞の日々

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カテゴリ:アート( 153 )


2017年 07月 16日

空間現代ライヴ「オルガン」@六本木SuperDeluxe(2017/07/15)

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 昨夜は(またもや)六本木SuperDeluxeに行く。
空間現代ライヴ「オルガン」が見たくて。

 EP-4 5・21 in Kyotoのゲストに"空間現代"という、
とてもバンド名とは思えない名前があって、気になって
YouTubeで聴いてみたら面白い。先週の今週で、過労
が怖くもあったが、見てみたい。

 "空間現代"については、
《外》という身体の中で蠢く臓物/器官(organ) 空間現代
の新作公演「オルガン」とは何か?
と、
伊東篤宏氏の空間現代と「外」の快挙が詳しい。

 これらにあえて蛇足を試みるなら、ギター(/ヴォーカル)、
ベース、ドラムスの三人のユニットである。それぞれが音を
発し、一単位の音のモチーフをつくる。モチーフを反復・連続
していくうちに、意図的あるいは偶然に少しの差異が生じ、
音の単位はさらに変容していく。彼らはその変容のさまを
プレイする。

 反復と差異のありさまは、たとえば今回の公演名「オルガン」
のポスターにも表現される。上方、横書きされた「オルガン」の
最後の「ン」が、縦書き「オルガン」の頭の「オ」に重なる。
 左下の「空間現代」では、縦書きの終わりの「代」と横書きの
頭の「空」が重なり合い、不思議な読めない文字をかたちづくる。
 ズレや読み間違いというテーマは、彼らの営むスペース、「外」
のレタリングにも顕著だ。漢字ひと文字で書かれているのに、
まるで二文字のカタカナ、「タ」「ト」の集合である。

 音楽というより、空間の中で構成されてゆく音を聴いた、という
印象だ。空間設計の様相を見ていた、というか。
 モチーフ(断片)が繰り返されることによって全体像が出現する
空間にいた、といえばよいのか。

 とても日本を感じさせる音だった。なぜ、どこが日本(的)か、
言えないのだが、いまの日本を現出させる音空間の中に、いた。
 

     (空間現代ライヴ「オルガン」@六本木SuperDeluxe
     2017/07/15)




呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/


<小林 [略]確かに今回の共謀罪採決はプロセスもなにも無視した議会制
 民主主義の破壊そのものです。しかも、これからもっと恐ろしい事態が
 起きる。共謀罪は、たとえば「安倍さん、殺したいよね」と誰かと話した
 だけで成立する。本当に殺そうなんて思ってないし、やれるとも思って
 いない。だけどその帰り道に銀行でキャッシングしたら、「あいつ、
 準備に入ったな」と形式上は判断される。ここでポイントは、その話を
 聞いていなきゃ、わからないことです。だから盗聴、尾行、潜入捜査を
 していなきゃいけない。今後はこれを合法化する動きが必ず出てきます。

 室井 もう、そうなってきてますよね。加計学園問題で文科省の「総理の
 ご意向」文書を本物だと告発した前事務次官の前川喜平さんだって、絶対に
 公安とかがかなり前から尾行したり張り込んでいたんですよね。出会い系
 バーに行ったところを。

 小林 すごかったですね。ああいうのを暴露されるということは、監視の
 ネットワークがすでにできているということです。>

(室井佑月の連載対談「アベを倒したい!」第6回ゲスト 小林節(前編) 
室井佑月と小林節が安倍首相の改憲案と詐術を徹底批判! 安倍政治は法治
国家を“殿様の私物”にする
)

 「共謀罪」法施行 警察監視の独立機関が必要 法律家ら提言

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





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by byogakudo | 2017-07-16 20:04 | アート | Comments(0)
2017年 07月 09日

EP-4ライヴ@六本木SuperDeluxe(2017/07/08)

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 昨夜は六本木SuperDeluxeでのEP-4「夏の漢(おとこ)祭り」
じゃなかった、「夏祭りノイズ大会」でもなかった、EP-4 5・21
[re:imagined]TOKYO
に行って3、4時間立ちっぱなしで、
押し寄せる大音量のノイズにまみれ、ヨレ果て、それでも無事に
帰宅した。慶賀。

 着いたのが7:30pm(開演して30分後)。それから一度、たっぷり
休憩時間をとってから、後半が10:30pmくらいまで(?)だったか、
ステージにひとりでもミュージシャンがいる限り、シームレスに(!)
音が/ノイズが流れ続ける空間に滞在した。楽しかったなあ。

 周りを見れば、わたしたちと同じように、けして若くないルックスも
かなりいる。30年以上前にライヴでEP-4を見た人々/その頃は音源で
しか知らない若い人たちが、かつて/いまEP-4としてパフォームした/
する佐藤薫氏や鈴木創士氏や、現在のミュージシャンたちの出す音に
身を委ねる。うつくしい光景ではないか。

 美には苦痛もともなう。パフォームする人々は身にしみては知らない
かもしれないが客として存在を続けるのも、けっこう大変で、音を出す側
とは異なるエネルギーが要る。客席に向けられたスピーカーの前に30分も
立ち続けてみれば、それはよく分かるだろう。ミュージシャンたちは次々
に交替してまた登場するけれど、客はずっといるのである。腰と背中と脚と
足先にくるのだ(耳と目の疲労のみにあらずして)。
 しかし美の体験に、それが何ほどのものであるか。

 昨夜のメンバーは、つまり佐藤薫氏がプロデュースしたことのある
ミュージシャンたちの集まりだろう。女性ミュージシャンもいる。
彼らが入れ替わり立ち替わり、プレイする。

 ところで、長生きしてるからって、知らないことはいくらでもある。
 わたしは山崎春美氏のヴォーカルを初めて見る。荒木康弘氏は知って
いて、喋ったことがあっても、彼のドラムスをライヴで聴くのは初めて
だったりする。ノイズのうねりの中に的確に楔を打ち込むような、音/
ノイズを直線で断つようなドラミングだった。
 伊東篤宏氏がオプトロンを構えると、こちらもすかさずサングラスを
かけて備える。鈴木創士氏がピアノの前に坐ると顔の白さが気になる。
佐藤薫氏は出ずっぱりで、パフォームと音の進行全体を見ることを司り、
最後のノイズ・シーンへと人々を導く。そういう構成であったか。

 疲れ果てても楽しい一夜。帰りの地下鉄では、眼の飛蚊症みたいに、
耳にホワイトノイズ(?)が聴こえる。残響音で鼓膜に蓋がされたみたい
で自分の声が聞こえない、難聴状態である。
 それでも、7月15日(土)に同じSuperDeluxeで空間現代のライヴ
知ると、Sはつき合わなさそうだけど、ひとりでも行こうかなと思う。
 冥土のみやげになろうとも、音は/ノイズは楽しい。


     (EP-4ライヴ@六本木SuperDeluxe 2017/07/08)
     (ツイッターoffice521tokyoに、続々と写真や動画が
     アップされている)





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by byogakudo | 2017-07-09 20:41 | アート | Comments(0)
2017年 05月 25日

弥生美術館で『生誕100年 長沢 節 展』を見る(2017/05/24)

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 いきなりの暑さに身体が着いてゆかない。涼しければ涼しいで、
温度差にがっくりくる。情けない。昨日は帰ってきても書く元気が
出なかった、かなしい身体。

 整骨院に行ってから地下鉄・大江戸線で本郷三丁目へ。まず、
ドトールで軽食。お昼を食べても元気は出てこない。

 大学堂書店に寄る。"大学堂書店と本郷三丁目の交差点_店主・
横川泰一さんにきいた思い出ばなし
"というインタヴューがある。
 三島由紀夫『外遊記 三島由紀夫のエッセイ3』(ちくま文庫)と谷崎
潤一郎『潤一郎ラビリンスII マゾヒズム小説集』(中公文庫。むかし
全巻読んで、全部、店で売った。ほとんど覚えていないが、大谷崎
より小谷崎の方が、ずっと感じいい、という記憶が固着した。)をレジ
に出すと、マダム横川が早口で話し出される。

 「ここに、『ベンガク』って書いてあるでしょ」と、レジ前の小額を
示し、
 「ほんとに近頃の東大生って本を読まないんですよ。義父が赤門前に
店を出していたころは、閉店時間が近づいても棚から離れない苦学生が
いたんですよ。本を買っちゃうと夕飯代がなくなっちゃう、ていうから、
あたしたちはしないけど、義父は『持ってっていいよ』って、本を上げ
たりしたんです」
 しかるに、当節の若い東大生と来たらと、本に縁のない、本屋に対して
何の思い入れも持たない、ひどい実例を挙げて、
 「じゃあ、そんなら(東大に)入ってみろって言われたら、それまで
だけど」とオチをつけられた。
 駒場東大前・河野書店のご主人が書かれていた話(河野書店NEWS
2017年4月17日「痩せても枯れても」)も思い出す。

 春日通を横切り、東大前の元・古本屋街を歩く。Sが郁文堂をせっせと
撮る。いわしやもある。何年か前(2012年3月30日)にバラード『殺す』
を買った、上の写真の画廊・古書店が閉まっている。H6で検索したら、
金・土のみ営業だった。

 アゴが上がり気味で、なかなか弥生美術館に着かない。美術館の左隣に
在った、うつくしい木造二階建て・洋館は消え、駐車場になっている。
 やっと着いた。入場。

 『生誕100年 長沢 節 展』、混んでなくて、ゆっくり見られるのがいい。
 楽しく一、二階を見て廻る。ほんとに速いデッサン。お気に入りのモデル、
ポールを描く7分間のヴィデオも見られる。
 しかし、男たちがいない。女たちは老いも若きも見かけるのに、男はSと、
ミュージアム・ショップにいた中年白人男性だけだ。男は何をしている?

     (『生誕100年 長沢 節 展』@弥生美術館 2017/05/25)
 
 集中して見たので、さすがに疲れた。行くときに見かけた「こころ」に
寄って休む。
 帰りは地下鉄・南北線を使う。




呪 吐爛腐/呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/





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by byogakudo | 2017-05-25 18:56 | アート | Comments(0)
2017年 05月 19日

ときの忘れもの で「植田正治写真展_光と陰の世界_Part 1」を見る

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 昨日は驟雨があったので部屋にいた。今日は勤勉に外出。
南青山、ときの忘れもの で「植田正治写真展_光と陰の世界_
Part 1
」をやっている(5月27日・土曜日まで。日・月・祝日 休)。

 お昼休みの青山通りを人々が行き来し、かつランチサーヴィス
の店に列をつくる。表通りから、一歩、二歩入ったギャラリー
ときの忘れものは、ひっそり静かに観客/顧客を待つ。

 入ってすぐ左に、フライヤに使われた蝶の写真が掛けてある。
アクリル額入りだ。
 入口近くは、上にロフトがあるので天井が低い。その先のスペース
で、高い吹き抜け天井になる。
 蝶の写真には低い天井の右上からライトが当たり、写真・左端の
ファイル影(?)をなぞるかのように、アクリル額の影を左側に残す。

 ギャラリーでの展示は、立体的な編集作業だ。展示作品の選択、配置、
額縁の選定などなど、観客/顧客の目に触れる以前に、どれほど細かい
詰めの作業が秘かに行なわれているだろう。案内状やお知らせメールなど
などの雑用も同時にこなしての作業だ。

 観客は見るひとなのだから、作品を味わえばいい。舞台ができあがる
までの苦心を想像する必要はない、といえばないけれど、想像すれば
感謝するのみ。

     (「植田正治写真展_光と陰の世界_Part 1」
     @ときの忘れもの 2017/05/19)

 画廊を出て、つい、ひとけのない方向に足(とアタマ)が向き、ひと休み
したくても断じて何も見つからない、青山墓地に近い住宅地を歩む。町内会
名は麻布上笄町、いまの地番は西麻布2丁目である。
 風が乾いているので、まだいいけれど、容赦ない日射しだ。この何もない
道は、前にも迷い込んだなあ。あのときも途方に暮れた。

 富士フイルムデザインセンターCLAYに出会って、ほっとする。あくまでも
折り目正しく伸び伸びした近代建築は、気持いい。

 木造住宅や、平屋建てさえ残っているが、空地は緑なす草叢、しかし新築は、
車庫付き・新建材・住宅群だ。日本中どこでもおなじみ。

 六本木通りを進む元気がない。バスで青山方向に戻って、何度目だろう、
南青山一丁目広場へ。(2009年10月10日2010年10月2日以来、です。)




呪 吐爛腐/呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/
 求む、共謀罪に賛成した議員名表。





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by byogakudo | 2017-05-19 21:16 | アート | Comments(0)
2017年 05月 18日

喫茶 ミモザ~中松商店で「柳沢信 冬と夏」~明治屋(2017/05/17)

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 昨日は銀座へ行った。銀座奥野ビル313号室、の中松商店で
「柳沢信 冬と夏」展が開かれているから(5月17日から30日
まで。13:00-18:00  休業日は20日のみ)。

 奥野ビルへ行く前にお昼を食べに喫茶 ミモザへ。ランチタイムなので
ほぼ満員だが入ってすぐのスツール席が開いていた。ソファ席の男性客が
帰られたので移動する。初めて入口近くに坐って、漫画棚のラインナップ
に気がついた。最初に出た版の岩明均『寄生獣』が揃っている!
 なつかしくて第一巻、冒頭を見る。やっぱりいいなあ。売っちゃったけど。

 いつも優しくてうつくしいマダムが、混んでいてごめんなさいと仰る。
 いいえ、ご繁盛、なによりです。銀座2丁目・ミモザや、東上野3丁目・
ヤマの客席が埋まっていると、客としても、とてもうれしい。東京にまだ、
きれいな心地よい場所が在って、愛されて続いているのだから。

 昭和通りを渡って奥野ビルへ。

 奥野ビルに入る前に、1階左手、Y's ARTSのショーウィンドーを見る。
猫の置物に見入る。この猫が好きでたまらない。ずうっと、このまま、
ここにいて、と願う。

 中松商店からのメールでは、
<ヴィンテージプリント5点、ポスター1点を展示販売。
 パンフレットを限定150部にて発行。>とのこと。

 オリジナル・プリントもポスターも買えないけれど、中松商店製
パンフレットなら買えそうと思ったのだが、今回のパンフレットも、
銀座ストライプと呼びたくなるような表紙で、すてきだ。

 313号室の小部屋を活かした展示も、かっこいい。写真3点は額装
して壁面に。2点は印画紙の端が自然に丸まることを使った展示方法。
 つまり、小箪笥の天板の周囲に木枠を取り付け、高さを上げる。天板上
に写真を置いて、木枠とぴったり同じサイズのガラス板で覆う。上から
眺めるボックスアート風である。

 壁面に掛けられた「文京区白山一丁目4」と住所が読める、1974年
発表の「今年の夏_東京」が好きだ。
 左右に木造二階建ての長屋(?)、右に「宇賀神商」まで読める看板、
左は「中仙 高橋鋸店」。間の坂道を上って消えてゆく(役者が舞台奥へ
と入っていくような気配を見せる)麦藁帽子の老人、横からやって来た
補助輪付き自転車の少年が撮られている。

 1979年頃のモノクローム・ポスター『都市の軌跡』(「信」のサイン入り)
は、モダーン・デザインが極まりきっている。写真の入れ方も文字の形も縦横
の配置も完璧。

     (「柳沢信 冬と夏」@銀座奥野ビル313号室 中松商店
     2017/05/17)

 余談だけれど、いったんピークを迎えると後の展開が困る。80年代以降の
デザインはバロック的に誇張するか、ゆるくほどけていく様をそのまま見せる
ことをもって表現と主張するかになる。ポストモダーンってことだろうが。
 でもデザインは時代とともに在るのだから、しょうがないか。
 それに30年も経てば、デザインは回顧される。1960年代や70年代のファッ
ションは、かっこいいと若いひとに受け入れ直されたが、80年代調の大仰な襟
や大きな肩幅に緊縛的ウェストの絞りなぞというスタイルが見直される日も来る、
のかなあ?

 室町方向へ歩き、京橋へ戻る。リニューアルされた明治屋で、マーマレードと
板チョコ。
 今でもうちの冷蔵庫には隙間が多いが、むかしは水道水の汲み置きと、それ
を飲むためのグラスが冷えているだけだった。ずいぶん人間らしい冷蔵庫に
なったなあと、チョコレートや入舟製・山椒昆布入りのタッパウェアを見る。



 丹生谷貴志氏のツイッターより__

<余談。誰もが知るように「分かり易い危機」への熱中は「分かり難い危機」
 からの殆ど”本能的な”逃避の動作である。「分かり易い危機」における
 ”言説”には決定的に「批評性」が欠落する・・・欠落、と言うより、
 正確には”廃棄”される。要は「批評の抹殺」・・・単純極まりない経緯・・・
 の、退屈さ>
(17:59 - 2017年5月17日
https://twitter.com/cbfn/status/865008877686763520)




呪 吐爛腐/呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/ 

 右側の人々は、共謀罪が自分の身に降りかかってくる可能性は
考えないのかしら。





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by byogakudo | 2017-05-18 16:46 | アート | Comments(0)
2017年 05月 13日

六本木で『柳沢信 写真展』を見る(2017/05/12)

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 今日は雨なので部屋に籠っている。昨日は、六本木Zen Foto
Gallery『柳沢信 写真展』
を見に行った。
 毎日、なんて勤勉なのだろう。若いころは、たまたま通りがかり、
気になったら入って見る方が多かったのに。余生が短いので、勤勉
になるのだろう。

 Zen Foto Gallery も手描き地図を持って行ったが、こちらは迷うこと
なく速やかに到着。

 『柳沢信 写真展』は風景が多く、人物も少し。
 フィルム写真には時間が繊維のように織り込まれ蓄えられているなあ、
というのが第一の感想。
 だけど、写真家が何に反応してシャッターを押したのか、ピンと来ない
ところがあって。
 とくに女装したり、ヌードを見せたりする若い男三人の写真("三美神"?)
に於いて、写真家と被写体との関係は何だったのだろう? 流行りの風俗
だから撮った? 時代の記録としては意味があるかもしれないが、写真家が
何に感応してシャッターを押したのかが見えてこなかった。風景写真では
そんなこと、なかったのに。

 でも、来週5月17日(水)から、銀座奥野ビル、中松商店で開催の
『柳沢信 冬と夏』にも行く予定。

 ギャラリーに在った尾仲浩二写真集『twin boat』を見る。いい本だ。
タイムトンネルシリーズ Vol.14 柳沢信 写真に帰る』は、見そびれた。

     (『柳沢信 写真展』@Zen Foto Gallery
     2017/05/12)

 六本木ヒルズ方向へ歩く。ハリウッド化粧品のビル近くに、むかしの
六本木風景がまだ在った。個人住宅や小さな集合住宅が数戸、姿を
見せるのだが、入口が見当らない。まだ住んでいる人がいるようだが。

 六本木5丁目、共同ビル。傷んでいて角にネットがかけられているが、
いいビルだ。

 森ビル・ヒルズって、不幸な風景を創り出してるだけじゃないのか? 
都市計画の意志はあるのだろう、ごちゃごちゃした細い道が、地震や
火災に弱いのは分かる。
 で、小さな土地所有者、ひとりひとりを丁寧に説得して(NHKの番組
『プロジェクトX』だったかでは、そういう物語になる)、広い敷地を
確保し、災害に強い街を創り出した、と。
 「空は過疎だ」と嘯きながら高層ビルを建てた、と。

 「空は過疎だ」という声は天涯に達し、地上に跳ね返る。「おまえは
ガセだ」とノイズ混じりの木霊となって彼を襲い、「空は過疎だ」氏の
急死となった。というのが、わたしの物語。

 そこに立てば、荷風が眺めた月夜の風景を思い起こすこともできた
であろう偏奇館の建つ崖を壊し、泉ガーデンタワーを建てたのは住友
不動産だから、ひとり、森ビル・ヒルズだけがヒールではないけれど、
そんなに東京を壊したいのか? 地霊の復元力を信じているのだろうか。
 いつも普請中でなければ、逆に落ち着かないのか?



呪 吐爛腐/呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/
 
 怠惰な日本国民が安倍晋三・類をのさばらせる。

 右翼・左翼の記事一覧





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by byogakudo | 2017-05-13 16:38 | アート | Comments(0)
2017年 05月 12日

恵比寿で『夢の植物園』へ(2017/05/11)

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 昨午後は恵比寿、LIBRAIRIE6(シス書店)へ夢の植物園
見に行く。花をモチーフにした作品が集合している。

 宇野亞喜良の2点は、どちらもキャンヴァスが厚みのある
額縁の中に収められ、ボックスアート風でもある。箱入り娘
ということか?

 桑原弘明のミクロなスコープ作品を覗き込む。
 焦げ茶色の床に置かれた、巨大な(!)白薔薇の真正面
クロースアップ。左手の窓枠には1mmの青林檎が見える。

 合田佐和子の縦長の薔薇図。見る者を香りの迷宮に誘う
かのように。

 合田ノブヨの白薔薇のヴェールに包まれたヴェロニカ・レイク
(コラージュとパステル作品)。

 まりの・るうにい、ポラロイドだろうか。はかない、いい色合いだ。

     (『夢の植物園』 @LIBRAIRIE6
     2017/05/11)

 LIBRAIRIE6(シス書店)は引越して、以前の、三階までの外階段を登る
ような冒険をしなくてすむようになったのだが、じつは、なかなか現・
LIBRAIRIE6に行き着けなかった。
 近くまで来てるのはたしかなのに、前夜にパソコンで見て書き写した
はずの手書き地図では辿り着けない。思いあまって、思い詰めたような
表情で(たぶん)、SOUTH 1という大きなビルから出てきた男性に尋ねる。

 「ここは、"南ビル"ではないのでしょうか?」
 「"サウスワン"ってビルではありますが、そこの住所、わかりますか?」
と、親切にスマートフォンで調べてくださった! なんとも恐縮、感謝の至り
である。
 行ったことのないところへの地図は、もっと厳格に描かなくては。それで
なくても、恵比寿や渋谷は道の、うねりくねりが烈しく、幻惑されるのだから。

 JRのガードを越え、渋谷川への道を辿る。東三丁目辺りには個人住宅が
残っている。屋上の樹が目立つ、川沿いの三階建てビル(写真)も健在。
我、にせのパリを愛す。
 さらに渋谷方向へ進むと、忘れられたように存る、都営バスの広い車庫
に出た。再開発から、いまのところ忘れられているだけだろうが。

 大通りに出たらバスが来た。一昨日の寒さから一転して暑い午後で、疲れた。
渋谷駅まで2停留所であっても、この場合、乗るべきだ。
 しかし、並木橋、どこが? 渋谷駅が近づいて、蜘蛛手状の歩道橋には見覚え
がある。ヒカリエ? 東急文化会館の方があか抜けてたと思う。
 夕方のJRを避けて、地下鉄・副都心線に潜る。
 
 
 
呪 吐爛腐/呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/

 衆院法務委。 バ金田「写真を撮りながら歩く行為はテロ等準備罪の
'下見'にあたる」←検挙できる。 えーっっ! 誰でもやってるじゃん!? #共謀罪
19:47 - 2017年5月11日






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by byogakudo | 2017-05-12 21:26 | アート | Comments(0)
2017年 03月 23日

メイプルソープ展@シャネル〜喫茶 ミモザ

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 銀座に行く。シャネル・ネクサス・ホールでメイプルソープ展
"MEMENTO MORI"
を見るために。

 久しぶりのメイプルソープ。やっぱりなんていいんだろう。
胸に迫る。
 コンポジションの確かさ、黒と白(と灰色)のあいだの永遠の階調、
シンメトリの古典美、友人たちであり花でありオブジェである被写体
への愛、光とカメラとメイプルソープ、彼の思い。
 フィルム写真の豊かさも、もう一度思い出す。

 会場は三つのパートに分かれる。WHITE GALLERY 1、2とBLACK
GALLERYだ。
 白い画廊1のカタログ番号19番 Hand(だったと思う)__右横へ
伸びるスーツの袖先と手の間に、白いカフの斜めの線が静かに入る。
 同じ並びの26番 Bronze Sculpture__少し欠けのある彫像を、
胴体を正面にして(サイドから)撮る。暗めの画面だが、彫像の影が
左側の暗い部分にも、おぼろにしっかり残る。目の中の残像みたいに。

 シャセリオー展に続く、いい展覧会。

 4月9日(日)まで。入場無料・無休。

     (MEMENTO MORI ロバート メイプルソープ写真展
     ピーター マリーノ コレクション
     @シャネル・ネクサス・ホール 2017/03/23)

 銀座に来たら喫茶 ミモザだ。ひとつ席が空くとすぐに新しい客が坐る。
 マダムは、ゆっくりしていってくださいと仰る。うれしいけれど、じつは
少し薄着だった。夕方の寒さを避けて早めに戻る。



呪 吐爛腐/呪 心臓亜屁/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/





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by byogakudo | 2017-03-23 22:07 | アート | Comments(0)
2017年 03月 17日

シャセリオー展に行く

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 ハンマースホイ展以来の上野、国立西洋美術館。あれが9年前。
時間が容赦なく過ぎる。

 シャセリオーが日本ではあまり有名ではないからか、彼の時代の
前後左右に位置する画家たちの作品も交えての公開だ。
 アングル、ドラクロア、ギュスターヴ・モロー、オディロン・
ルドン...。

 近代はオスカー・ワイルド(1854年-1900年)から始まるのかも
しれないが、もう少し前、シャセリオー(1819年-1856年)から
始まったというべきではないか。
 シャセリオーからレオン・スピリアールト(1881年-1946年)
への線が1970年代・高円寺の感受性につながる、とわたしは思う
けれど。

 あの青と緑のあいだの色彩を愛すること。それは、ギュス
ターヴ・モローの影響が強いだろうが、その大本はシャセリオー
であり、モローやルドンが継承したのだ。孔雀の羽根色でもある
青緑色、フォカス氏に取り憑く、不吉な目の色である、あれらの
色彩。

 『放蕩息子の帰還』の左下隅を占める/締める、黒い犬の顔と
犬の目。馬たちの目の愛らしいこと!

 雑誌から切り抜いた『エステルの化粧』を画鋲で、うすい
灰青色の漆喰壁に留めていた、中学生の頃。
 シャセリオーは始まりで在り続ける。

 シャセリオー展は、5月28日(日)まで。

     (2017年3月17日 於・国立西洋美術館)




呪 吐爛腐/呪 心臓亜屁/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/





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by byogakudo | 2017-03-17 20:51 | アート | Comments(2)
2017年 03月 10日

エルメスの手しごと展"アトリエがやってきた"+WO|OOD+ロイズ・アンティークス 青山

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 昨日から表参道ヒルズで始まったエルメスの手しごと展
"アトリエがやってきた"
を、平日に見に行こうよと、昨日の
疲れが抜けないSを誘う。去年のルイ・ヴィトン展で味をしめ、
ハイ・ブランドだからって敬遠するのは止めたので。

 しかし平日でも原宿表参道はヒトが多い。かつては欅並木が続く、
たんに散歩道だったが、観光地なのに驚く。明治神宮の表参道だから
門前町として繁昌している、と考えればよいのか。

 職人の手技が見たくて行ったのだが、あのスペースだと入場制限して
入替制にするべきではないかしら。8ブースのどれも人だかりして、隙間
から、スカーフの縁かがりや、手袋にする革を手で伸ばす作業などを、
ようやっと覗く。

 入場無料、ポスターになる案内状やシール等も無料。13日(月)は休み、
19日(日)まで。

 大通りを外れて住宅地を歩く。美容院が目につく住宅地だ。静かだ。

 また大通りへ。WO|OODというお店のショーウィンドーに目が行く。
外から見ただけだが、シンプルできれい。

 さらに通りを進み、ロイズ・アンティークス 青山で捕獲された。
 路面店は強い。道路の延長としてのエントランス部分にさりげなく
展示配置された椅子やテーブルに誘われ、ふらふらと、まるで浸透
するみたいに店内に入る。"骨董品"というのも、わたしたちがヨワい
モノのひとつだ。小物雑貨から家具まで、世の中には"饅頭怖い"的、
どうにもヨワいモノが存在する。

 天板の下に格納されたもう一枚の天板を、スライドさせて卓面を拡げ
られるナラ材の食卓。延長板をしまうときは、そっと押すだけでいい。
フェルトが敷いてあるので静かに収まる。
 あるいは、細長い作業台風の食卓。こちらは時間を封じ込めるように、
輪染みや黒い汚れを残してニス掛けしてある。

 店内は幅も奥行きもゆったりしている。いろいろな年代の家具や室内
装飾品が置かれているが、それぞれが十分に味わえる距離、空間である。

 奥の方、ガラス扉付きのキャビネット(元々は本棚)に目と心を奪われる。
ガラス扉は上部の小さい透明な菱形以外、うすい苔色の霜柱みたいな柄に
被われている。
 扉を開けて見せてもらうと、デッサンで影を描くように、ガラスの裏側から
引っ掻いて作られたのだ。うつくしい。欲しい。

 西洋の家具を日本の住宅で用いるとき、問題になるのがサイズだ。
日本の住いのサイズがもう一段大ぶりにならないと。

 11amに部屋を出て、2pm過ぎには戻った。

 

 
呪 吐爛腐/呪 心臓亜屁/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/

 「森友学園」の籠池泰典が小学校新設を諦めるTV会見を開く陰に隠れて、
南スーダンからの自衛隊撤退を発表する安倍晋三って、なんだろう?
 両者ともに、このタイミングでマスコミに顔を出し、事件をうやむやに
終息させるよう、日本会議のボスに指示されたのか?
 こうすれば追究が終わるのか、「加計学園」事件が続くのに?





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by byogakudo | 2017-03-10 20:49 | アート | Comments(0)