猫額洞の日々

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カテゴリ:アート( 140 )


2016年 11月 22日

藝大に行く(Robert Frank: Books and Films, 1947-2016 in Tokyo)

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 24日(木)が最終日なので、展示作品が燃やされる前に、やっと
上野に行った。
 もっと早く行くべきだった。欲しかった「南ドイツ新聞」の
フォーマットに則ってデザインされた、というカタログは売切れ
ている。

 会場がぴったり。九段会館も思い出させる、東京藝術大学大学
美術館 陳列館
だ。
 写真は、二階への階段踊り場の壁に投影されたシネマ。

 作品は廉価な新聞用紙に印刷されている。会場は、入場料・無料
(フリー)、会場内での作品撮影・無制限(フリー)、最終日に作品
を焼却するパフォーマンスで会期を閉じるので、作品が作者と観客と
から遠く離れた市場で、高価格の取引対象になることを拒否する。
 ビートニク!

     (Robert Frank: Books and Films, 1947-2016 in Tokyo
     @東京藝術大学大学美術館 陳列館
     2016年11月22日)





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by byogakudo | 2016-11-22 20:52 | アート | Comments(0)
2016年 09月 17日

銀座で写真展3カ所を廻る

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 写真展3カ所はきついかもしれないが、銀座に出る。大通りは
ひとが多いし退屈なので、できるだけ内側に入りながら昭和通り
方向へ歩く。銀座レトロギャラリーMUSSEの企画展「アール・
デコの時代 古写真で垣間見る1920-30
」に行こうとしている。

 昭和通りを超えて銀座1丁目辺り、新富町が近いこの辺りは、
1ブロックを占拠する大ブランド・ビルに浸食されてない、銀座
らしい銀座、自営業の銀座が残っている。(銀座はもう1丁目か
8丁目寄りにしかないのではないか。)

 そんな界隈にミモザ喫茶店があった。路面店なのに、半地下の
ような感じがするのは、低めのドアや天井のせいかしら。初めて
入ったここも、なつかしい喫茶店だ。女性店主の声質に、望月典子嬢
を思い出す。ある時代の東京の働く女性たちから聞かれる、張りが
あって甘く、しゃんとした声だ。

 「昭和39(1964)年からやっています。9月21日で52周年
なんですよ。この辺も小さなお店がたくさんあったのに、バブル
経済のとき、たたんでしまわれたところが多くって」
__東京物語、銀座物語を伺うために、ミモザとヤマを再訪しよう。

 銀座レトロギャラリーMUSSE。今回は1、2階を使った展示である。
ほっそりしたアール・デコ調の額も気持よい、ベレニス・アボットの
写真・25点を見て廻る。
 グレイハウンド・バスのターミナルって、こんな風だったのか。
 (近代の悪口を言うけれど)高速道路のフォルム、好き。
 橋の形は、架け替えがない限り変わらないから、いいな...。
 
 1931年竣工の銀座のビルで、1920-30年代に撮られたニューヨーク
風景を見る。ビルの中で、時間(1920-30年代と2010年代)と空間
(銀座とニューヨーク)が自在に交錯し、溶け合う。なんてゴージャス。
建築は時間の器だ。

 銀座レトロギャラリーMUSSEの川崎氏は、建築が好きなので、
これからも建築関連の企画展をやっていきたいと、仰っている。
 ぜひ!

     (アール・デコの時代 古写真で垣間見る1920-30
     @銀座レトロギャラリーMUSSE 9月25日・日曜日まで)

 廣瀬忠司氏が1点出しているツァイトフォトサロンの前に、奥野ビル
(銀座アパートメント)へ。313号室「中松商店」の「木村伊兵衛、花
その他」を見に行く。dailysumus2で知って、行きたかった。連休初日
だからか、ビル内がややラッシュ気味。

 『玄関先のはち植えのツバキ』も、お庭(?)に置かれた『贈られた
バラの花束』もすてき。
 2月にあった「木村伊兵衛、窓からの」展、小冊子を買う。

 ツァイト・フォト・サロンへ。どっさりあるが、30番の花が廣瀬忠司氏、
40番の風景写真は、やはり尾仲浩二氏。
 他では、5番・小野祐次、26番のルイジ・ギッリ、に目が行った。

     (「友人作家が集う - 石原悦郎追悼展 “ Le bal ” 」
     Part1 - maestoso  9月3日(土) - 10月5日(水)
     @ツァイト・フォト・サロン)

 銀座は周縁に存在する。





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by byogakudo | 2016-09-17 22:16 | アート | Comments(0)
2016年 09月 11日

劇団フーダニット 第16回公演『夜の来訪者』を観る

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 2015年3月8日以来の船堀行きだ。今回もイギリス・ミステリ系。

 前回、クリスティ『予告殺人』のときは予習できなかったが、今回は
8月20日に読んだばかり、さらにその文庫本を携えて地下鉄に乗った。
 ロビー待ち合わせのミステリのお師匠さんもバッグに入れてらした。

 13時開演。タワーホール船堀 小ホールは、幕の上げ下げができない
作りなのか、暗転と音響効果で舞台をオンオフする。

 舞台全面を覆い尽くして黒いドレープが垂れ下がっているので、奥行きが
前回より狭まっているように見えるが、たぶん同じ広さなのだろう。密閉感
が強調される。
 黒い襞の上手寄りに狩猟風景を描いた絵画が下げられ、ブルジョア家庭の
食堂であることを示す。
 上手は二筋に別れる。客席に近い側の黒いドレープは玄関への通路を示し、
奥は女中(メイド)の出入りに用いられる。下手は主人たちの居室。

 台詞のやりとりが火花を散らす作品なので、どんな演出が成されるか、興味
を持っていたが、活人画風の演技と、動きを止めたときのピンスポットの活用、
という手法であった。

 食事を終えた直後で始まる舞台だが、一家の息子は、しばらく客席に背中を
向けたまま、というオープニングが刺激的だ。

 食卓を小さめにして、役者たちが動き回れる空間が確保されている。告発する
天使と言えるグール警部は、ほとんど上手に立ったままで、冷静に無慈悲に、
訊問に動揺して文字通り右往左往するブルジョアたちを見続ける。

 今回も面白く観劇。ありがとうございます。

     (劇団フーダニット 第16回公演『夜の来訪者』
     J・B・プリーストリー/松坂春恵 訳・演出
     2016年9月11日 於:タワーホール船堀 小ホール)



 お師匠さんに、
 「『不死蝶 岸田森』文庫版、お持ちですか?」
 「まだ読んでないけど持ってます」
 「岡本喜八の文庫本、2冊出てますけど、よかったですよ」
 「えっ、どこから?」
 「ちくま文庫です」





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by byogakudo | 2016-09-11 21:49 | アート | Comments(0)
2016年 08月 19日

鈴木創士『文楽かんげき日誌 第16回 文楽の「結構」』+EP-4 unitP

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 作家・鈴木創士氏のコラム、『文楽かんげき日誌 第16回 文楽の「結構」』。

 ミュージシャン・鈴木創士氏@EP-4 unitP__
"Tibetan fool" EP-4 unitP Live at Metro 30 Mar 2016
"Zazie dans le métal" EP-4 unitP Live at Metro 30 Mar 2016





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by byogakudo | 2016-08-19 19:31 | アート | Comments(0)
2016年 07月 20日

大塚へ行ったのだろうか?(セルゲイ草柳写真展)

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 セルゲイ草柳氏の写真展が今年は大塚ano ano galerieで開かれる。
今日は曇りだ。出かけるのにいい。昼前に方南通りで用事を半分だけ
済ませ、そのままバスでJR新宿駅、山手線・大塚下車。

 ano ano galerie は南口の方だ。すぐ見つける。一階奥の画廊は
一段低くなっていて半地下風だ。小さな中庭も見える、落ち着いた、
いい空間。

 去年、発表された写真も混ぜた展示。真ん中に額装してない
オリジナル・プリントの箱、隣の入口近くの台に、写真集。
 展示された中では、入ってすぐ左側__前景はアーチに覆われ、
その先に白い建物と道がうねる__の写真と、奥・右手の、立て
かけられた楽器の写真が好きだった。

     (セルゲイ草柳写真展 Une Promenade dans l’air
     7月24日まで)

 外に出たら、陽が射し始めた。曇り日の大塚散歩をする予定
だったのに、これは危ない。
 南口を少しうろつき、お茶を飲むために喫茶店を求めて駅の方へ。
あきらめて24時間営業(!)の山下書店隣の喫茶店に入る。冷房が
効いてれば、それでいい。

 一息ついたら次はどう動こうなぞと、冷房装置が儚い涼/良夢を見せる。
表に出た途端、雪だるまよりも急速に消滅し、あとには思考力を失った
ふらつく身体だけが残る、じつは夢魔の散歩コースだ。

 熱中症気味に荒川線沿線を歩き、東池袋四丁目で乗って鬼子母神前
下車、副都心線・雑司が谷乗車、以下、bla bla bla, 方南通りの用事の
残りを済ませて5pmころ、部屋に着く。写真展はよかったが、大塚って
どんなところだろう?





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by byogakudo | 2016-07-20 21:13 | アート | Comments(0)
2016年 06月 29日

銀座レトロギャラリーMUSEEへ

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 写真は近所で。落ち着いた、堂々としてる猫。

 梅雨の晴れ間をぬう。今日から銀座レトロギャラリーMUSEEで、
古い茅ヶ崎の洋館をモチーフにした絵画展があるので。

 丸ノ内線・銀座駅から左斜めに歩く。平日の午後でも、銀座はひとが多い。
日本の人口は東京や大都市圏に集中している。他の街は知らないが、東京
の中でも過密と過疎に分離しているのではないかしら。人気(ひとけ)の薄い
住宅地からやってきたので、よけい、そう感じるのかもかもしれない。

 先だっての「旅するルイ・ヴィトン展」のおかげでハイ・ブランドに対する
偏見は少し解消されたけれど、大通りをずらりと占拠するブランド旗艦店を
見ると、銀座は、と言わず東京は、だろうか、あるいは街が、大きな駅ビルの
一種になり果てたかのようにも感じる。センスの良し悪しはあるが。
 個人商店みたような在りようは、もはや許されない。商業活動といわず生産
活動はすべて(再生産の準備である消費行為も)、大企業のヒエラルキーの
下に展開すること、と宣告されているかのように。

 大通りからひとつ入った、中くらいの幅の道沿い。60~70年代造のビルから
テナントが撤退している。見捨てられたビルが銀座のあちこちで取り壊される
のを待つ。

 そんな風景の中に、銀座レトロギャラリーMUSEEが当たり前の顔して残って
いる。ほんとは奇蹟なのに、さりげなく。

 1930年代のビルの中で、1899年に建てられたサナトリウム「南湖院(なんこ
いん)」を描いた展覧会が開かれる。平下 英理 展 「忘れえぬ景色」だ。
 時間のずれ、空間のずれ(銀座と茅ヶ崎)、二重の記憶のずれと重なりが
体験できる。記憶について考える展覧会だ。
 7月3日(日)まで開催。





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by byogakudo | 2016-06-29 22:25 | アート | Comments(0)
2016年 05月 26日

「Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton(空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン)」展('16/05/26)

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 元・お客さま/いま・友人の K ご夫妻に教えていただいた
「Volez, Voguez, Voyagez - Louis Vuitton(空へ、海へ、
彼方へ──旅するルイ・ヴィトン)」展
に行ってきた。
 ハイ・ブランドに無関心なわたしたちが一体どうしたんだ、
という気がするけれど、ぃやあ楽しかった!

 キュレーター、すばらしい。展示センス、かっこいい。お金の
使い方、正しい。

 ふだんは駐車場らしい場所が、4月23日(土)から6月19日(日)
まで、"ルイ・ヴィトン歴史博物館"または"ルイ・ヴィトン製品が
語るモダーニズム歴史博物館"になっている。

 無料のシャトルバスも出ているようだが、天気もよく、次々に入場
してくる観客を誘導し、展示物の説明をする大勢のスタッフがいるので、
会場はきれいに流れる。
 入場料無料、全展示物写真撮影可能、という会場で混乱が起きないのは、
人手が足りているからだ。

 会場はいくつかのセクションに区切られている。いちばん好きだったのが
"4A.冒険"コーナーになるのだろうか、砂漠のジオラマが作られた箇所だ。
"砂漠"の素材が布なのか紙なのか分からないが、思わず手を触れたくなる。
 次の"4C.自動車"の旅では、壁に並木道が描かれ、幹線道路の左右を分ける
白い点線が床にも延びる、だまし絵の手法が使われる。

 どのコーナーも違う素材で設えてある。天井・壁面・床面、三つの次元がそれ
ぞれに工夫を凝らされ、ひとつひとつに驚きがある。
 移動の手段が格段に進歩し、旅が苦痛ではなく快楽に変化した1920年代から
30年代とルイ・ヴィトン製品とが、どう関係しているか、を効果的に見せる方法・
手段がよく思考され、十全に仕上げられた。
 会場がすべて完成したのはオープニングの朝、と聞いた。そうなるだろう。
角を曲ると次に何が現れるかなと期待させ続ける、わくわくさせる空間設計と
施行だ。
 自伝は最初のほう、成功するまでが面白く、後半は退屈になりがちだが、
今回の展示は最後まで興味を惹き続けるのがすばらしい。

 地上の権力は自らをアートに象徴させる。ヴァチカンはカトリック美術を生み、
ナチやファシズムは巨大建築を自画像と見なし、世界規模の企業はメディチ家を
目指す。
 お金が存分に生きて使われている空間だった。楽しかった理由だろう。近ごろの
お金の使われ方は大抵、却って貧しさの露呈である場合が多くて、目を背けてきた
のだが、ここでは正しく使われていた。





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by byogakudo | 2016-05-26 20:49 | アート | Comments(0)
2016年 05月 12日

楠森總一郎「ジップジャズあるいは眼球譚」展に行く

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 晴れて日射しの強い乾いた午後、恵比寿着。渋谷川沿い、東三丁目の
個人住宅の残る界隈を少し歩いた後、ギャラリーまぁるへ向かう。

 緑陰のテラスで楠森氏たちが歓談されている。挨拶してギャラリーへ。

 真ん中に人形作家、中村淳子さんの JUNX doll(下の写真)が集合。
左右の壁面は、(大まかにいえば)左側がデイヴィッド・ボウイー追悼、
右側にマーク・ボラン追悼、死者たちへの思いが正面で収束するような
構成だ。

 もう少し細かくいえば、入って左すぐの芳名帳のある卓の小さなバタイユ像
から始まり、スプーン、ボウイー "Blackstar" マークの記された手書きのノート
(バタイユやブルトンの再読、シュルレアリスム再考などなど)、COSMOS
FACTORY
、写真上の十年くらい前に(?)描き、気がついたら Bowie の肖像画
だった作品(少し描き足す)、同じく墨を用いた絵画と続き、手を描いた小品で
左壁面が終わる。

 (入って)正面の壁面が始まる。
 左端、骸骨の下には手書きのノート。正面の壁のほとんどがサムホール判の
デッサンで覆われる。一列が何枚だったか数え忘れたが、数段並んでいると
自ずとリズムとメロディが発生する。

 右壁面の左端はマーク・ボランの肖像とTシャツ、右壁・中央は小ぶりの風景画
や肖像画が祭壇のように配置される。
 さらに右、前の展覧会で見た大きな女性像には薄い目隠しが描き加えられ、彼女
の周囲を飛ぶ蝶とともに、死(者への追悼)と再生を思わせる。
 最後に双魚宮、ブルトンの肖像画でもあろう。

 入って右側、ジップジャズのかわいいトートバッグなど。

 ノートしなかったので書き落としがあるだろうが、こんな光景だった。

 日射しが弱まったころ、入口のテラスで楠森總一郎氏、中村淳子さんと
おしゃべりする。テラスに樹々の緑がうつくしく、風が通ってゆく。
 いい展覧会だった。

 楠森總一郎「ジップジャズあるいは眼球譚」展は5月15日(日曜日)まで。
 なお、14日(土曜日)午後5時からスーン・キム・ライヴ。





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by byogakudo | 2016-05-12 22:06 | アート | Comments(0)
2016年 05月 11日

昨日から楠森總一郎「ジップジャズあるいは眼球譚」展

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 昨日から始まっていたそうだが、恵比寿のギャラリーまぁるで、
楠森總一郎「ジップジャズあるいは眼球譚」展が開催中。5月15日
(日曜日)まで。
 
 中村淳子さんの JUNX doll やオブジェも出展されるようだ。
一枚のTシャツから一体の人形が作られる JUNX doll は、合田
佐和子の人形「夜の訪問者」の不敵さに通じるものがあるな、
と感じられた。
[同日追記:
2015年4月26日で感じたことである。]


~5月9日より少し続く

 写真は、善福寺川緑地の先、五日市街道沿いのHONDAバイク販売店
(修理店?)脇で。キャフェ Flavor のとなりのとなり、くらいにある。

 鮮やかな青が目を引くが、フレームから外れた右側の壁には、日中、
同色の巨大なつなぎがディスプレイされている。室内に取り込むところ
をたまたま目撃したので、やっと装飾用だと分かった。
 いま読んでいるアンドリュー・ヴァクス/佐々田雅子 訳『ブルー・ベル』
のヒロインが、たて・よこ共に大女で、彼女なら着られるかもしれない。

5月13日に続く~





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by byogakudo | 2016-05-11 15:32 | アート | Comments(0)
2016年 05月 10日

「桑原弘明展」(2016/05/09)

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 「桑原弘明展」ってやってるよ、面白そう、とSに誘われ、昨日は
中野ブロードウェイの画廊、リトルハイへ。最終日に間に合った。

 呆然とするような超絶ミクロの世界。スコープを覗き込む先に見える
室内から、妄想譚が脳内を駆け巡る。

 作品タイトルが『神様への手紙』だったかしら? タイトルと、階段にも
室内の卓にも置かれる(1mmの)リンゴや、一脚のロッキングチェアから、
これはつまり、アダムのいないエデンでしょう? エヴァはペットの蛇と一緒に
海辺のこの家に暮らしていて、数少ない近所の人からアダムについて尋ねられる
と、長い航海に出ているとか答えるけれど、彼はもう白い骨にされて地下室の床
の一部になってるかもしれないじゃない__などといった妄想物語である。

 東西南北の4点、製作され、最後の1点が11月の青木画廊で見られるそうだ。
行かなくては。

 <95年に巖谷國士と出会い、渋谷のアートスペース美蕾樹での個展で
スコープを初展示して以来>と、はてなキーワードに出ていたが、その頃は
立てこもり期だから見逃していた。

     (「桑原弘明展」@中野ブロードウェイ「リトルハイ」 2016/05/09)





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by byogakudo | 2016-05-10 21:25 | アート | Comments(0)