猫額洞の日々

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カテゴリ:アート( 148 )


2017年 05月 13日

六本木で『柳沢信 写真展』を見る(2017/05/12)

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 今日は雨なので部屋に籠っている。昨日は、六本木Zen Foto
Gallery『柳沢信 写真展』
を見に行った。
 毎日、なんて勤勉なのだろう。若いころは、たまたま通りがかり、
気になったら入って見る方が多かったのに。余生が短いので、勤勉
になるのだろう。

 Zen Foto Gallery も手描き地図を持って行ったが、こちらは迷うこと
なく速やかに到着。

 『柳沢信 写真展』は風景が多く、人物も少し。
 フィルム写真には時間が繊維のように織り込まれ蓄えられているなあ、
というのが第一の感想。
 だけど、写真家が何に反応してシャッターを押したのか、ピンと来ない
ところがあって。
 とくに女装したり、ヌードを見せたりする若い男三人の写真("三美神"?)
に於いて、写真家と被写体との関係は何だったのだろう? 流行りの風俗
だから撮った? 時代の記録としては意味があるかもしれないが、写真家が
何に感応してシャッターを押したのかが見えてこなかった。風景写真では
そんなこと、なかったのに。

 でも、来週5月17日(水)から、銀座奥野ビル、中松商店で開催の
『柳沢信 冬と夏』にも行く予定。

 ギャラリーに在った尾仲浩二写真集『twin boat』を見る。いい本だ。
タイムトンネルシリーズ Vol.14 柳沢信 写真に帰る』は、見そびれた。

     (『柳沢信 写真展』@Zen Foto Gallery
     2017/05/12)

 六本木ヒルズ方向へ歩く。ハリウッド化粧品のビル近くに、むかしの
六本木風景がまだ在った。個人住宅や小さな集合住宅が数戸、姿を
見せるのだが、入口が見当らない。まだ住んでいる人がいるようだが。

 六本木5丁目、共同ビル。傷んでいて角にネットがかけられているが、
いいビルだ。

 森ビル・ヒルズって、不幸な風景を創り出してるだけじゃないのか? 
都市計画の意志はあるのだろう、ごちゃごちゃした細い道が、地震や
火災に弱いのは分かる。
 で、小さな土地所有者、ひとりひとりを丁寧に説得して(NHKの番組
『プロジェクトX』だったかでは、そういう物語になる)、広い敷地を
確保し、災害に強い街を創り出した、と。
 「空は過疎だ」と嘯きながら高層ビルを建てた、と。

 「空は過疎だ」という声は天涯に達し、地上に跳ね返る。「おまえは
ガセだ」とノイズ混じりの木霊となって彼を襲い、「空は過疎だ」氏の
急死となった。というのが、わたしの物語。

 そこに立てば、荷風が眺めた月夜の風景を思い起こすこともできた
であろう偏奇館の建つ崖を壊し、泉ガーデンタワーを建てたのは住友
不動産だから、ひとり、森ビル・ヒルズだけがヒールではないけれど、
そんなに東京を壊したいのか? 地霊の復元力を信じているのだろうか。
 いつも普請中でなければ、逆に落ち着かないのか?



呪 吐爛腐/呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/
 
 怠惰な日本国民が安倍晋三・類をのさばらせる。

 右翼・左翼の記事一覧





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by byogakudo | 2017-05-13 16:38 | アート | Comments(0)
2017年 05月 12日

恵比寿で『夢の植物園』へ(2017/05/11)

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 昨午後は恵比寿、LIBRAIRIE6(シス書店)へ夢の植物園
見に行く。花をモチーフにした作品が集合している。

 宇野亞喜良の2点は、どちらもキャンヴァスが厚みのある
額縁の中に収められ、ボックスアート風でもある。箱入り娘
ということか?

 桑原弘明のミクロなスコープ作品を覗き込む。
 焦げ茶色の床に置かれた、巨大な(!)白薔薇の真正面
クロースアップ。左手の窓枠には1mmの青林檎が見える。

 合田佐和子の縦長の薔薇図。見る者を香りの迷宮に誘う
かのように。

 合田ノブヨの白薔薇のヴェールに包まれたヴェロニカ・レイク
(コラージュとパステル作品)。

 まりの・るうにい、ポラロイドだろうか。はかない、いい色合いだ。

     (『夢の植物園』 @LIBRAIRIE6
     2017/05/11)

 LIBRAIRIE6(シス書店)は引越して、以前の、三階までの外階段を登る
ような冒険をしなくてすむようになったのだが、じつは、なかなか現・
LIBRAIRIE6に行き着けなかった。
 近くまで来てるのはたしかなのに、前夜にパソコンで見て書き写した
はずの手書き地図では辿り着けない。思いあまって、思い詰めたような
表情で(たぶん)、SOUTH 1という大きなビルから出てきた男性に尋ねる。

 「ここは、"南ビル"ではないのでしょうか?」
 「"サウスワン"ってビルではありますが、そこの住所、わかりますか?」
と、親切にスマートフォンで調べてくださった! なんとも恐縮、感謝の至り
である。
 行ったことのないところへの地図は、もっと厳格に描かなくては。それで
なくても、恵比寿や渋谷は道の、うねりくねりが烈しく、幻惑されるのだから。

 JRのガードを越え、渋谷川への道を辿る。東三丁目辺りには個人住宅が
残っている。屋上の樹が目立つ、川沿いの三階建てビル(写真)も健在。
我、にせのパリを愛す。
 さらに渋谷方向へ進むと、忘れられたように存る、都営バスの広い車庫
に出た。再開発から、いまのところ忘れられているだけだろうが。

 大通りに出たらバスが来た。一昨日の寒さから一転して暑い午後で、疲れた。
渋谷駅まで2停留所であっても、この場合、乗るべきだ。
 しかし、並木橋、どこが? 渋谷駅が近づいて、蜘蛛手状の歩道橋には見覚え
がある。ヒカリエ? 東急文化会館の方があか抜けてたと思う。
 夕方のJRを避けて、地下鉄・副都心線に潜る。
 
 
 
呪 吐爛腐/呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/

 衆院法務委。 バ金田「写真を撮りながら歩く行為はテロ等準備罪の
'下見'にあたる」←検挙できる。 えーっっ! 誰でもやってるじゃん!? #共謀罪
19:47 - 2017年5月11日






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by byogakudo | 2017-05-12 21:26 | アート | Comments(0)
2017年 03月 23日

メイプルソープ展@シャネル〜喫茶 ミモザ

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 銀座に行く。シャネル・ネクサス・ホールでメイプルソープ展
"MEMENTO MORI"
を見るために。

 久しぶりのメイプルソープ。やっぱりなんていいんだろう。
胸に迫る。
 コンポジションの確かさ、黒と白(と灰色)のあいだの永遠の階調、
シンメトリの古典美、友人たちであり花でありオブジェである被写体
への愛、光とカメラとメイプルソープ、彼の思い。
 フィルム写真の豊かさも、もう一度思い出す。

 会場は三つのパートに分かれる。WHITE GALLERY 1、2とBLACK
GALLERYだ。
 白い画廊1のカタログ番号19番 Hand(だったと思う)__右横へ
伸びるスーツの袖先と手の間に、白いカフの斜めの線が静かに入る。
 同じ並びの26番 Bronze Sculpture__少し欠けのある彫像を、
胴体を正面にして(サイドから)撮る。暗めの画面だが、彫像の影が
左側の暗い部分にも、おぼろにしっかり残る。目の中の残像みたいに。

 シャセリオー展に続く、いい展覧会。

 4月9日(日)まで。入場無料・無休。

     (MEMENTO MORI ロバート メイプルソープ写真展
     ピーター マリーノ コレクション
     @シャネル・ネクサス・ホール 2017/03/23)

 銀座に来たら喫茶 ミモザだ。ひとつ席が空くとすぐに新しい客が坐る。
 マダムは、ゆっくりしていってくださいと仰る。うれしいけれど、じつは
少し薄着だった。夕方の寒さを避けて早めに戻る。



呪 吐爛腐/呪 心臓亜屁/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/





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by byogakudo | 2017-03-23 22:07 | アート | Comments(0)
2017年 03月 17日

シャセリオー展に行く

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 ハンマースホイ展以来の上野、国立西洋美術館。あれが9年前。
時間が容赦なく過ぎる。

 シャセリオーが日本ではあまり有名ではないからか、彼の時代の
前後左右に位置する画家たちの作品も交えての公開だ。
 アングル、ドラクロア、ギュスターヴ・モロー、オディロン・
ルドン...。

 近代はオスカー・ワイルド(1854年-1900年)から始まるのかも
しれないが、もう少し前、シャセリオー(1819年-1856年)から
始まったというべきではないか。
 シャセリオーからレオン・スピリアールト(1881年-1946年)
への線が1970年代・高円寺の感受性につながる、とわたしは思う
けれど。

 あの青と緑のあいだの色彩を愛すること。それは、ギュス
ターヴ・モローの影響が強いだろうが、その大本はシャセリオー
であり、モローやルドンが継承したのだ。孔雀の羽根色でもある
青緑色、フォカス氏に取り憑く、不吉な目の色である、あれらの
色彩。

 『放蕩息子の帰還』の左下隅を占める/締める、黒い犬の顔と
犬の目。馬たちの目の愛らしいこと!

 雑誌から切り抜いた『エステルの化粧』を画鋲で、うすい
灰青色の漆喰壁に留めていた、中学生の頃。
 シャセリオーは始まりで在り続ける。

 シャセリオー展は、5月28日(日)まで。

     (2017年3月17日 於・国立西洋美術館)




呪 吐爛腐/呪 心臓亜屁/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/





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by byogakudo | 2017-03-17 20:51 | アート | Comments(2)
2017年 03月 10日

エルメスの手しごと展"アトリエがやってきた"+WO|OOD+ロイズ・アンティークス 青山

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 昨日から表参道ヒルズで始まったエルメスの手しごと展
"アトリエがやってきた"
を、平日に見に行こうよと、昨日の
疲れが抜けないSを誘う。去年のルイ・ヴィトン展で味をしめ、
ハイ・ブランドだからって敬遠するのは止めたので。

 しかし平日でも原宿表参道はヒトが多い。かつては欅並木が続く、
たんに散歩道だったが、観光地なのに驚く。明治神宮の表参道だから
門前町として繁昌している、と考えればよいのか。

 職人の手技が見たくて行ったのだが、あのスペースだと入場制限して
入替制にするべきではないかしら。8ブースのどれも人だかりして、隙間
から、スカーフの縁かがりや、手袋にする革を手で伸ばす作業などを、
ようやっと覗く。

 入場無料、ポスターになる案内状やシール等も無料。13日(月)は休み、
19日(日)まで。

 大通りを外れて住宅地を歩く。美容院が目につく住宅地だ。静かだ。

 また大通りへ。WO|OODというお店のショーウィンドーに目が行く。
外から見ただけだが、シンプルできれい。

 さらに通りを進み、ロイズ・アンティークス 青山で捕獲された。
 路面店は強い。道路の延長としてのエントランス部分にさりげなく
展示配置された椅子やテーブルに誘われ、ふらふらと、まるで浸透
するみたいに店内に入る。"骨董品"というのも、わたしたちがヨワい
モノのひとつだ。小物雑貨から家具まで、世の中には"饅頭怖い"的、
どうにもヨワいモノが存在する。

 天板の下に格納されたもう一枚の天板を、スライドさせて卓面を拡げ
られるナラ材の食卓。延長板をしまうときは、そっと押すだけでいい。
フェルトが敷いてあるので静かに収まる。
 あるいは、細長い作業台風の食卓。こちらは時間を封じ込めるように、
輪染みや黒い汚れを残してニス掛けしてある。

 店内は幅も奥行きもゆったりしている。いろいろな年代の家具や室内
装飾品が置かれているが、それぞれが十分に味わえる距離、空間である。

 奥の方、ガラス扉付きのキャビネット(元々は本棚)に目と心を奪われる。
ガラス扉は上部の小さい透明な菱形以外、うすい苔色の霜柱みたいな柄に
被われている。
 扉を開けて見せてもらうと、デッサンで影を描くように、ガラスの裏側から
引っ掻いて作られたのだ。うつくしい。欲しい。

 西洋の家具を日本の住宅で用いるとき、問題になるのがサイズだ。
日本の住いのサイズがもう一段大ぶりにならないと。

 11amに部屋を出て、2pm過ぎには戻った。

 

 
呪 吐爛腐/呪 心臓亜屁/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/

 「森友学園」の籠池泰典が小学校新設を諦めるTV会見を開く陰に隠れて、
南スーダンからの自衛隊撤退を発表する安倍晋三って、なんだろう?
 両者ともに、このタイミングでマスコミに顔を出し、事件をうやむやに
終息させるよう、日本会議のボスに指示されたのか?
 こうすれば追究が終わるのか、「加計学園」事件が続くのに?





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by byogakudo | 2017-03-10 20:49 | アート | Comments(0)
2017年 02月 08日

合田佐和子『90度のまなざし』出版記念展

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 小伝馬町で地下鉄を降りる。みうらじろうギャラリーでの
合田佐和子『90度のまなざし』出版記念展が2月12日(日)
までなので。

 彼女の展覧会は何度か行っている。目的を持った外出をしない方
だが、よく見に行ったアーティストだ。見ると嬉しくなって(絵が
買えないのは残念)、あれもこれも欲しいと、カタログや絵はがき
やノートを買う。

 たいてい在廊されていて「あら、ありがとう」と言われたり、
渋谷のアートスペース美蕾樹を夜、なんとなく訪れたら__
ふらふら歩いていたら灯りが見えたので、上がって行ったの
だろうか。酩酊期の85年頃だろう。__、越生さんと二人で
来場者の名簿チェックとか、個展の事後処理みたいなことを
されていた。昆虫の標本箱などを用いたボックス・アートの
展覧会のとき。

 今回は、目を描いた作品がずらりと並ぶ。ハイキーに画面が
飛んで、ほとんど色彩が反転しそうになって際どく留まって
いたり、目がしらが延びてかたつむり様の器官が生えたりする
絵を見ていると、彼女の存在が親しく感じられる。
 彼女がもう地上にいない? ちょっとランチに出かけている
だけ。もう少ししたら戻ってこられそうな気配だ。

 ひととなりと作品とが、ぴったりするアーティスト。彼女は
ここにいるし、ここにいた、ずっとここにいる。


     (合田佐和子『90度のまなざし』出版記念展
     @みうらじろうギャラリー 2017年2月8日)





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by byogakudo | 2017-02-08 21:09 | アート | Comments(0)
2016年 12月 21日

(2)桑原弘明展~ツァイト・フォト・サロン~『タテイチクロワク 尾仲浩二写真展』~喫茶 ミモザ

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 16日(金)とほぼ同じコースを、伊呂波文庫さんと、三人で廻る。
やたらと暖かいが、今日は冬至。

 桑原弘明展から始め、明日で閉廊するツァイト・フォト・サロンへ。
尾仲浩二氏の上海だったかの写真が好きだ。開かれた窓に陽が射し込み、
窓枠の格子が床に影を落とす。窓の先には川と対岸の建物がかすむ。淡い
カラーがすてきだ。
 Sが、師岡宏次かと思った、ケルテスのモノクローム。雨降りの東京風景
もよかった。

 奥野ビルへ。銀座奥野ビル306号室(↑写真)が開いていたので拝見。
外観がまだ清掃中(?)で見られないのが残念だが、伊呂波文庫さん、
奥野ビルを喜ばれる。階段の親柱(?)の木の彫りの仕上がりのよさ、
306号室では、鏡の張られた両開き扉の取っ手が、上の戸棚と同じ金具
で揃えてあること、扉と戸棚の境に空気抜きがあったり、横に引いて
開け閉めする入口にガラリがあったりすること等々を愛でられる。

 中松商店『タテイチクロワク 尾仲浩二写真展』。直線だけでできた
木の椅子上に、黄色い檸檬ならぬ柚子が一個、燦とかがやく。

 昭和通りを渡る。近代建築シリーズ、次は銀座レトロギャラリーmussee
と思ったが、混んでいるので今日はパス。来年早々のMUSEEexhibitions
「銀座、次の100年のためのスタディ展」川崎ブランドデザイン100周年事業

に行かなくちゃ。

 喫茶 ミモザで休憩。満員に見えたが、三人分の席があった。
 アーティスト風の若いひとや、中高年の、近所の会社員みたような
男性や女性が絶え間なく入れ替わる。パリのキャフェとおんなじ。

 年末は実質、29日(木)まで。
 「30日は、もういらっしゃる方もないので、お掃除に来るだけです。
お正月は、官公庁と同じ、4日(水)から始めます」と、マダム。
 「よいお年を!」
 まだ二、三度しか行ってないのに、すっかり、昔から知っている喫茶店
みたいな気分になってしまうのは、マダムたちの人柄だろう。

 近代建築シリーズは続く。鈴木ビルを見てから、元・築地川/現・高速道路脇、
マスキュランな丹下健三・旧電通本社ビルを横目で見ながら右折して銀座方向へ。
 「歌舞伎座、村野藤吾では、なくなっちゃってるよね」などなど。





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by byogakudo | 2016-12-21 21:49 | アート | Comments(0)
2016年 12月 16日

(1)桑原弘明展~『タテイチクロワク 尾仲浩二写真展』~喫茶 ミモザ

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 失った猫の空白が埋まらない。ひと月経ってますます空白が拡大する。
今週は気をつかう用事が続き、神経がささくれ気味でもある。だから(?)、
冷え込んでいるけれど銀座に出かける。

 地下鉄・京橋、下車。
 まず、GALLERY TSUBAKIでの桑原弘明展。小さな穴から覗き見る光景の
大きさ、精密さに圧倒される。今回は4点の展示だが、ひとつずつが見る行為に
集中させる作品(1点でも、目と脳が処理しきれないくらいの情報量)なので、
4点で疲れ果てる。
 岩窟の青空が好きだ。丸みを帯びた岩窟の荒れた岩肌、その下部には十字架
の上端とキリストの頭が少し見える、そして岩窟の上方に開いた穴から、究極の
青空がキリストの昇天を待つ。
 文 巌谷國士/作品 桑原弘明『スコープ少年の不思議な旅』(パロル社 2006年
第2刷 帯 J)を買う。

 次は銀座一丁目、奥野ビル...あれっ、見当らない。1ブロックを一周して、
やっと外装工事中のネットに覆われた奥野ビルに到着。313号室、中松商店
での『タテイチクロワク 尾仲浩二写真展』
 小さな空間と小ぶりな作品サイズとが呼応し合う写真展だ。小型のフランス装
写真集がすてきなので買う。

 奥野ビル1階、入ってすぐ左手に骨董店がある。以前通ったときも(↑写真の)
猫の置物に目を奪われた。今回は勇を鼓して入ってみる。
 Y'sARTS。目眩くオブジェ群だ。おそらく生まれて初めて、暖かい懐を持って
ないことを悲しむ。

 銀座に来たら、喫茶 ミモザで休もう。わたしたちが"東の東京・三大喫茶店"
と呼ぶ喫茶店のひとつだ。もう二つは、新日本橋のラフレッサ下谷神社近くの
COFFEE ヤマ
。(同じ好みの方もいらっしゃるなあ。)
 ミモザのマダムはいつものように優しく丁寧に、
 「風が冷たくなりましたから、お気をつけてお帰りください」。
 





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by byogakudo | 2016-12-16 21:24 | アート | Comments(0)
2016年 11月 22日

藝大に行く(Robert Frank: Books and Films, 1947-2016 in Tokyo)

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 24日(木)が最終日なので、展示作品が燃やされる前に、やっと
上野に行った。
 もっと早く行くべきだった。欲しかった「南ドイツ新聞」の
フォーマットに則ってデザインされた、というカタログは売切れ
ている。

 会場がぴったり。九段会館も思い出させる、東京藝術大学大学
美術館 陳列館
だ。
 写真は、二階への階段踊り場の壁に投影されたシネマ。

 作品は廉価な新聞用紙に印刷されている。会場は、入場料・無料
(フリー)、会場内での作品撮影・無制限(フリー)、最終日に作品
を焼却するパフォーマンスで会期を閉じるので、作品が作者と観客と
から遠く離れた市場で、高価格の取引対象になることを拒否する。
 ビートニク!

     (Robert Frank: Books and Films, 1947-2016 in Tokyo
     @東京藝術大学大学美術館 陳列館
     2016年11月22日)





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by byogakudo | 2016-11-22 20:52 | アート | Comments(0)
2016年 09月 17日

銀座で写真展3カ所を廻る

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 写真展3カ所はきついかもしれないが、銀座に出る。大通りは
ひとが多いし退屈なので、できるだけ内側に入りながら昭和通り
方向へ歩く。銀座レトロギャラリーMUSSEの企画展「アール・
デコの時代 古写真で垣間見る1920-30
」に行こうとしている。

 昭和通りを超えて銀座1丁目辺り、新富町が近いこの辺りは、
1ブロックを占拠する大ブランド・ビルに浸食されてない、銀座
らしい銀座、自営業の銀座が残っている。(銀座はもう1丁目か
8丁目寄りにしかないのではないか。)

 そんな界隈にミモザ喫茶店があった。路面店なのに、半地下の
ような感じがするのは、低めのドアや天井のせいかしら。初めて
入ったここも、なつかしい喫茶店だ。女性店主の声質に、望月典子嬢
を思い出す。ある時代の東京の働く女性たちから聞かれる、張りが
あって甘く、しゃんとした声だ。

 「昭和39(1964)年からやっています。9月21日で52周年
なんですよ。この辺も小さなお店がたくさんあったのに、バブル
経済のとき、たたんでしまわれたところが多くって」
__東京物語、銀座物語を伺うために、ミモザとヤマを再訪しよう。

 銀座レトロギャラリーMUSSE。今回は1、2階を使った展示である。
ほっそりしたアール・デコ調の額も気持よい、ベレニス・アボットの
写真・25点を見て廻る。
 グレイハウンド・バスのターミナルって、こんな風だったのか。
 (近代の悪口を言うけれど)高速道路のフォルム、好き。
 橋の形は、架け替えがない限り変わらないから、いいな...。
 
 1931年竣工の銀座のビルで、1920-30年代に撮られたニューヨーク
風景を見る。ビルの中で、時間(1920-30年代と2010年代)と空間
(銀座とニューヨーク)が自在に交錯し、溶け合う。なんてゴージャス。
建築は時間の器だ。

 銀座レトロギャラリーMUSSEの川崎氏は、建築が好きなので、
これからも建築関連の企画展をやっていきたいと、仰っている。
 ぜひ!

     (アール・デコの時代 古写真で垣間見る1920-30
     @銀座レトロギャラリーMUSSE 9月25日・日曜日まで)

 廣瀬忠司氏が1点出しているツァイトフォトサロンの前に、奥野ビル
(銀座アパートメント)へ。313号室「中松商店」の「木村伊兵衛、花
その他」を見に行く。dailysumus2で知って、行きたかった。連休初日
だからか、ビル内がややラッシュ気味。

 『玄関先のはち植えのツバキ』も、お庭(?)に置かれた『贈られた
バラの花束』もすてき。
 2月にあった「木村伊兵衛、窓からの」展、小冊子を買う。

 ツァイト・フォト・サロンへ。どっさりあるが、30番の花が廣瀬忠司氏、
40番の風景写真は、やはり尾仲浩二氏。
 他では、5番・小野祐次、26番のルイジ・ギッリ、に目が行った。

     (「友人作家が集う - 石原悦郎追悼展 “ Le bal ” 」
     Part1 - maestoso  9月3日(土) - 10月5日(水)
     @ツァイト・フォト・サロン)

 銀座は周縁に存在する。





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by byogakudo | 2016-09-17 22:16 | アート | Comments(0)