<   2005年 08月 ( 29 )   > この月の画像一覧


2005年 08月 31日

本のパリ 

 早歩きで15分、十貫坂の古本屋・昭和堂書店が閉店セールだとお客さまから
教えられ、最終日(29日)夕方 ふたりで交代に行ってみた。全部 半額。引っ切りなしに
入ってくる人で狭い店内(弊店と同じくらい)は すれ違うのに苦労する。
 あまり良本は残っていなかったが、それでも4-5000円購入。ちくま文庫版「シルト
の岸辺」があったのが嬉しい。むかし読みそびれたグラックだが、今度は文庫本だし、
読めるだろうか?

 昨夜から、3冊買った中公文庫版 鹿島茂の1冊「パリ時間旅行」(99初)に取掛かる。
いきなり時間隧道(パサージュ)の話。頭のなかでパリ散歩するが、実際に脚で歩きたく
なる。夏の終りに雨がふって、その日から秋になるパリ__行きたしと思へども。

 久しぶりにミステリのお師匠さんがいらっしゃる。ウッドハウスは国書刊行会版の
2冊をすでに読まれたとか。(文芸春秋版の2巻、3巻は出ているのだろうか? 本の
買出しのとき、調べよう)。
 岩波文庫「ホーソーン短篇小説集」についてお訊ねしたら、怪談ばかりじゃないと
思うが、へんな味の短篇であろうとのお答え。
 時間と余裕があれば読んでから出したいけれど、たぶん まず 読まずに取合えず
棚出しすべきだろう。なんだか歯切れが悪い。往生際が悪い、わたし。


人気blogランキングへ
[PR]

by byogakudo | 2005-08-31 16:11 | 読書ノート | Comments(0)
2005年 08月 30日

ナニ?

e0030187_17115039.jpg







 朝のTVショーの時間はまだ寝ているし、お昼のワイドショー時間は店にはTVが
ない。みなさんの方がよほどお詳しい、悪臭地帯に属する古本屋です。
 TVを見たお客さまや先輩・古本屋さんから教えられて、ようやく 悪臭源の話が
わかった。去年だったかは、よく花火の音がして、おバカな若い衆が騒いでいるのか
と思っていたが、それもH氏の仕業であったし、警察への?対策を求める署名運動に
私たちもサインしたことがある。
 しかし、話しても通じそうもない方のようだ。行政の問題ではなく、精神科の領域
ではないかしらと、思うが。

 昨日は何組ものカメラ・クルーの方々が粘っていらした。ゴミ屋敷だったら、すぐ
絵が撮れるが、臭いをどう絵にするのかと不思議だったが、何とか番組にしちゃう
らしい。
 今日は野次馬の方々が、わざわざH氏宅を見にいらしている。商店街の売上げには
貢献して下さったのか?

 以上、目隠し状態の現場からの報告でした。
[PR]

by byogakudo | 2005-08-30 17:12 | 雑録 | Comments(2)
2005年 08月 29日

反省

 休みが終り、また静かな店の日々が戻る。静かだったら疲れなくて、休みの必要
なぞないかと言えば、その反対だ。静かだから、とても疲れる。
 
 いずれ日常の中で薄れてきそうなので書いておこう。自己規制や自己検閲をできる
だけ排して日記を書こう、と。公開日記であることを やはり意識しているので、
クレームがきそうなテーマで書くことを つい避けてきたと、5日間の休みの後で思う。
別にだれかれ構わずかみつきたい訳ではなく、ただ 胸の中で思っていたり、私的な
おしゃべりで解消するだけでは、ちゃんと拒否したことにならない問題に関しては
書いて残しておこうと、いうことである。

 たしかに朝晩は涼しくなっている。近くの集合住宅の庭には秋明菊が咲いていた
(向日葵も咲いているが)。そろそろ良い季節です。お散歩ついでに古本屋にも
お立ち寄り下さい。
 
[PR]

by byogakudo | 2005-08-29 16:05 | 雑録 | Comments(2)
2005年 08月 28日

まだ元気/明日には消えそう

e0030187_14571477.jpg







 みんなのトトロです。また会いたいが、伊豆は遠いなあ。

 復帰第一日。朝からお神輿が通る、一日中 お神楽音楽?が流れてくるで、賑やかだ。
(今日まで休めばよかったかしら?) 
 やっと新着本、アップ。お待たせしました。

 小林信彦「テレビの黄金時代」でメモしておく箇所があった。
 60年安保の当時、<若い日本の会>を中心とした<安保通過を認めぬ会>が草月
会館であったが、その時の司会は江藤淳、進行の中心が石原慎太郎、大江健三郎、
浅利慶太、羽仁進であったと。(ふふん。)
 たとえば、南京大虐殺はなかったと声高に言いつのる人々を見ていると、大声で
否定すればできごとも存在しなくなると信じるような、呪術的で弱い人間ではないか
と、いつも感じる。できごとを認めるのが辛くても、認めた上で対処を考えなければ
いつまで経っても解決しないのに。
 弱さからマチスモに奔っている男を見るのは、鬱陶しい。
[PR]

by byogakudo | 2005-08-28 14:57 | 雑録 | Comments(0)
2005年 08月 27日

京橋へ行く

 ギャラリQは、案内絵葉書の地図通りにちゃんと着けた。ピカピカ新築ビルじゃない
ので居心地よい。宇治晶個展 "transformer" 最終日に間に合った。
 02年2月 渋谷ミラージュでの最初の個展以来、久しぶりにご本人と作品とに会う。
宇治氏の説明を受けたが、思い出せるかどうか、やってみよう。

 まずデジタル・カメラで石膏のメディチ像と骸骨の写真を撮る。それを空間処理
したコンピュータに入れる。様々な角度から撮られた映像の中から、気に入った
ものを選んでプリントアウトする。

 このうろ覚えのラフな説明では、あの不思議な映像世界を伝えることはできないが、
空間処理がキーだ。どういうことになっているのか、「コンピュータが勝手に計算
して やってくれるんだもん」とおっしゃるけれど、得られた映像は、たとえば
メディチ像の頭部の巻き毛が解け、煙のように漂っていたり、肉眼では決して
見ることの能わない角度から見た骸骨の一部が、変貌を遂げて出現する。

 早く見に行ってお知らせしていたらと、後悔している。手段こそデジタルであるが、
宇治晶氏が今まで見てきたもの・愛してきた世界が、ここでもエレガントに、透明な
死のエロティシズムをたたえて表明される。コクトーやベルメールやギーガーや、
様々な声の反響も聞こえてくる。美しい個展だった。

 小品を1点 購入した。もう置く場所も決まっている。近いうちに猫額洞 壁面に
登場します。
 
 宇治晶氏のHPは こちら aquirax 
 Gallery QのHPは こちら です。

 帰るさ 素敵な建物を発見。もちろん探検する。奥野ビルという、上海租界みたいに
素敵なビルだ。(ここで古本屋がやれたらなあ。)

 京橋のあとも、ちょっと用事があって、新着本のアップが明日になりました。
すみませんが、よろしく。
 いい夏休みだったが、明日からほんとに復帰できるだろうか? やや不安。 
[PR]

by byogakudo | 2005-08-27 20:28 | アート | Comments(0)
2005年 08月 26日

行った 見た? 帰ってきた

 直前まで迷って、伊豆 網代へ行った。SとSの両親、わたしの4人で。

 23日(火) 午前中に出発したが、晴れた夏休み中なのを忘れていた。早川の渋滞と
助手席で日焼けした記憶しかない。みんな くたびれて早寝。雨の音を聞きながら
寝床で小林信彦「テレビの黄金時代」(文芸春秋 02初)を読む。「明治世相百話」も
少し。

 24日(水) 伊東市 伊豆高原駅あたりへ。リゾート地の開発や再開発は難しい。Sが
以前行ったときには、もっとよい印象だったらしいが。一度戻って休んでから
ふたりで熱海へ。草木堂書店を探して、うろうろ・どたばた。商店街はどこでも
シャッター通り化している・・・。
 夜、雨がふる。「テレビの黄金時代」読了。土屋耕一「軽い機敏な仔猫何匹いるか」
やマッケン「怪奇クラブ」、「雲か山か」等の文庫本ももってきたが、眺めただけ。
でも持ってこなかったら、きっと落ち着けなかった。

 25日(木) さあ台風だ。5時起きで出発。帰る前に「みんなのトトロ」に挨拶して
行きたかったが会えず。界隈で愛されている雑種の犬で、深い眼をしている。
着いた日、まるで妖精みたいに ふっと車の傍に現れた。
 ときどき大粒の雨がリア・ウィンドーを叩く。空は暗く、右手に見える海は波が
高い。そういえば磯の香がしていたが、ついに海水に一指も触れなかった。左側の
源泉かけ流しの看板で、ようやく 伊豆が温泉地から観光地化したのに気付く。
 9時前に戻った。いちど横になると爆睡、しては起きる。

 26日(金) わたしは回復した。3日間、一日6時間くらいショーファー?をしていた
Sはヨレているが、非情にも本の買出しに連れ出された。たぶん明日には入力します。
でも、その前に、京橋のギャラリQへ宇治晶個展を見に行かなくては。
[PR]

by byogakudo | 2005-08-26 20:45 | 雑録 | Comments(0)
2005年 08月 22日

明日から夏休み

e0030187_172275.jpg







 5日間 休むと言ったら、「海外旅行でもするの?」と聞かれたが、夏枯れ
古本屋にそれはない。況や一年中 枯れ果てている古本屋においてをや。
 近場に出かけて ぼうっとするだけです。2泊3日予定でも猫のトイレット事情が
気がかりだったり、冷房の設定温度はどうしておくべきかなぞ、不安がいっぱい。
どんなに普段 出つけてないかがよく解る。日常の生活習慣が変わらずに、でも
場所だけ変わるのが好きです。枕も抱えて行くべきだろうか。
 「スティーヴン・スペンダー日記」はやっぱり重いし、厚いし、無理だろう。
今夜はまだ「雲か山か」が残っているが、明日と明後日の晩のために、「明治世相
百話」だけで大丈夫か。もう1冊 必要だ。

 明日8月23日(火)〜27日(土)まで、猫額洞はお休みです。メール他、ご連絡に
お答えできるのは28日(日)以後になります。よろしくお願い申上げます。
[PR]

by byogakudo | 2005-08-22 17:21 | 告知 | Comments(0)
2005年 08月 21日

SFの疲れをじーさんで取る

 SF疲れはおじーさん本で直そう。悪い言い方をすればじじむさ本。10年くらい
前から好きになったジャンル?だ。たとえば、山本笑月「明治世相百話」とか
牧野武夫「雲か山か 出版うらばなし」(中公文庫 76初)のような随筆集を指す。

 で「雲か山か」、はしがきが まず おかしい。中央公論社の歴史だけでは一冊分に
足りないので、旅行記を後半加えてあるが、
 
 「私は同伴したワイフのことを細君と呼称することにした。」とあり、配偶者の
 呼び方を28個挙げ、
 「結局ここでは細君におちついた。・・・一ばん穏当だと思い、また一番ぴったりと
 感じが来るのでこれをとったわけである。この場かぎりのことであるということを、
 明らかにしておきます。」と結ぶ。

 この注は何を意味するのか等 考えるのが、おじーさん本の愉しみである。理由は
おそらく あの当時のことだから、奥さんに甘い男と見られるのを憚る気持から
だろうけれど。
 サイノロジー(若い方のために説明すれば、細君+惚気+サイコロジー)だの
鼻下長(びかちょう。文字通りの意味だが、鼻の下が長いという言い回しは
今でも流通しているだろうか?)だなぞという言葉も思い出す。

 「この場かぎりのこと」という結びの言葉がおかしい。むかしの男 全員が
「カミサン連れの旅行なんて」と恥ずかしがりもしなかったと思うが、時代風潮
としては、たしかに まだあった。
[PR]

by byogakudo | 2005-08-21 18:57 | 読書ノート | Comments(0)
2005年 08月 20日

ツッ!

e0030187_13571563.jpg








 見事にころんだ。ぶつけたのは、左膝と左手の甲に小指の先、右肘付近。今日は
擦り傷の方が痛いが、あとで打ち身がひびくかも知れない。いやあねえ、おばあさん
ったら、てとこである。道路端の排水溝の蓋がすこし持ち上がっていて、つまずいた。
 夜中の3時まで読んでいて寝不足でぼけていたのと、暑くてぼけてるのと重なった
のだろう。

 さて「空高く」である。原題も同じく、SKY HIGH。すっきり爽やかそうな題名だが
爆弾で家ごと天まで高く飛ばされる 「空高く」だった。原作が発表された55年当時も
イスラエル・パレスティナ間の争いで爆弾騒ぎが激しかったが、今も世界はまるで
変わってなくて、爆発現場の描写を読みながら、つい頭がよそに逸れる。
 本自体は、一見穏やかな日常を取り戻しているイギリス田園都市の生活と、数年前
の日常だった空襲や爆弾の日々とのコントラストが、皮肉で素敵だ。英国探偵小説は
とても肌に合うと、いつもの感想。
[PR]

by byogakudo | 2005-08-20 13:57 | 読書ノート | Comments(0)
2005年 08月 19日

残暑の方が熱量が高いのかしらと

思うくらい暑い中、本を買いに出かける。ビル内の冷房の強烈さに、内臓が
おびえる。温度差にとても疲れる一日だ。きょうもタリーズ・コーヒーで休憩。
Sに1000円借りて、東京堂へ。無事、「空高く」(マイクル・ギルバート ハヤカワ
文庫 05初) を手に入れる。よかった。

 新着本は明日、入力します。読み終わってからじゃないとアップできない本が
溜ってしまった。困ったものだ。

 もうすぐ夏休み。5日間も休んで、復帰できるか心配だが、来年(があるとして)
の休みの取り方を思いついた。8月を、毎週 木・金続けて休めば、夏バテが少なくて
すみはしないだろうか? 1ヶ月まるまる休む手もありますが、それは あんまりだ。
[PR]

by byogakudo | 2005-08-19 19:23 | 雑録 | Comments(0)