猫額洞の日々

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2006年 01月 31日

ヒューリックの途中に

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大槻ケンヂが入る。「大槻ケンヂのお蔵出し」(角川文庫 99初帯)。
 単行本未収録ものを集めたようだが、「絶叫詩集」中の「高円寺心中」
テイク2がよかった。95年7月8日 クラブチッタ川崎ライヴでの即興だが、
速度がすなわち密度であるようなパフォーマンスだ。見たかった。

 AV監督・代々木忠とのトークも面白いけれど、やっぱり それは人格改造
セミナーの一種ではないかという疑問が拭えない。自我を壊しきった時にしか
実存は出現しないものだろうか? 壊しきったら、もう人間ではなくなる。
 プチブル奴と、一蹴されるかも知れないが、壊れた友人を思うと、行っても
帰ってくることは必要だと考える。わたしがこんなことを言うのも、少し問題が
あるけれど。

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by byogakudo | 2006-01-31 15:04 | 読書ノート | Comments(0)
2006年 01月 30日

宇治晶展の延長

 1月11日付けでお知らせした青山ブックセンター本店での宇治晶氏の個展
Warp o'Clock の会期が延長された。
 2月3日(金)までだったのが、2月5日(日)まで、 最終日も夜7時までに
なったそうです。詳細は青山ブックセンター(03−5485−5511)に
お問い合せ下さるか、aquirax gallery をご覧下さい。

 会期延長は嬉しいけれど、わたしは いつ行けるだろう? 会期がたっぷりあると
油断して、却って終盤あわてることが多い。気をつけなくては。

 一昨夜からヒューリック「南海の金鈴」(HPB 06初)。ディー判事シリーズの
最終作らしい。初期に遡って、第一作から順次、訳出・刊行という運びになって
もらいたい。ダブっても買います。出して下さいね!

 一年ぶり?くらいのお客さま、彼が小学生のときから知っているけれど、背も伸び
15、6歳の今日、ひとかどの映画ものコレクターになって登場さる。パンフレット類に
詳しいだけでなく、ちゃんと作品を観ていらっしゃる。マカロニ・ウェスタンに
ヒチコック映画、ケイリー・グラント、グレイス・ケリーがお好きだそうです。
 2006年の若きケイリー・グラント・ファン・・・。映画は未来を持った。

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by byogakudo | 2006-01-30 16:51 | 雑録 | Comments(0)
2006年 01月 29日

「続々・推理文壇戦後史」読了

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 三部作、終わる。近年 第四部が出ているが、そこまではお師匠さんも
お持ちではないようだった。

 好きな小説家が出てくるので、やっぱり第一部がいちばん面白い。
 第三部は、ミステリー作家たちの集う各クラブの話が多い。乱歩を囲む私的な
組織だった日本探偵作家クラブを、社団法人化して日本推理作家協会にするときの
準備で、当時の文部省に書類を出す話がある。
 必要書類の一つ、「身分証明書」の説明が、
   <身分証明書といっても、ふつう会社や団体などで発行するような、
   写真を張りつけたカード式の証明書のことではない。区役所で出すもので、
   本人に前科がなく禁治産者でもないことを証明した書類のことだった。>

 これなら身に覚えがある。古物許可証を取るためにも必要で、区役所で順番待ち
しながら、「メルトン先生の犯罪学演習」(ヘンリ・セシル 創元推理文庫 75年15刷)
が浮かんできた。

 ケンブリッジ大学ローマ法教授・メルトン先生や 周囲の人々が奇妙な小咄を
次々に披露する 大好きな小説であるが、先生は授業をやらずに小咄ばかりするので
精神病院に入れられてしまう。やっと逃げ出してホテルの食堂に着いた
メルトン先生は、ホテルのあるじとの会話中に、
   <「この献立が、看板どおりけっこうなものなら、わたしのほうでこれは
   うまいと・・・」
   『保証(サーティファイアブル)』いたしますよ、といいかけたが、
   『サーティファイアブル』ということばには、『精神病院に入院する資格
   ありと保証する』という意味もあるのに気がついて・・・云々>
この件を思い出していた訳である。
 「メルトン先生」ではこの先、ホテルのあるじが月が明るいのでテニスをしようと
言い出したり、登場人物みんな、少し変で素敵だ。

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by byogakudo | 2006-01-29 13:24 | 読書ノート | Comments(0)
2006年 01月 28日

光の春

 陽射しだけは春、風がとても冷たくて、表にワゴン出ししていると頭が凍える。
昨日の暖かさのおかげで やっと軒庇の雪が消えた。これで 水の滴りを気にせずに
外の棚がご覧になれるし、水滴の隙間をぬって入店して戴かなくともすみます。
安心してご来店下さい。

 新着欄を上げなくては。
 「防犯図鑑」はおかしい。ほとんど写真集であるが、前半はいかにも民主警察風、
後半になると、江戸期、明治以降の捕物道具に、「捕縄結様」(方円流や伝林家の
違いが解る?)、様々な刑具、「大阪入墨」「伏見入墨」等々、詳しく図や写真が
続く。
 発行所が恩賜財団母子愛育会。不良少年をつくらない、明るい戦後ニッポンを
つくりましょうという趣旨であろうが、今となっては趣味の本に見える。意図と
結果とは、往々にして異なるものではあるけれど。

 当店は基本的には女こども路線(?)です。時々、悪趣味が混じるだけ。

新着本

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by byogakudo | 2006-01-28 12:57 | 雑録 | Comments(0)
2006年 01月 27日

ヒューリックを買った!

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 ちゃんと東京堂分が残せて、無事、ヒューリック「南海の金鈴」(HPB 06初)が
買えた。めでたい。ただ、「続々推理文壇戦後史」も途中だし、何だかくたびれてる
ので、明日以後になりそうだ。少し残念。

 何だろう、この虚ろさは? 風邪の前兆でないことを祈る。息苦しくなって、時々
マスクを外して本探ししたのがいけなかったか、いや、いつもより薄着が悪かったのか
解らない。

 また多少 悪趣味してしまった。まあ、いいや。明日の新着欄でご判断下さい。
 「どんな大人になるだろう?」と、将来を想像したことは絶えてなかったが、
まさか、サブカルチュラルなばーさんに成り果てるとは、いくら何でも埒外である。
生きてみなければ解らないことばかり。

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by byogakudo | 2006-01-27 20:40 | 雑録 | Comments(0)
2006年 01月 26日

「推理文壇戦後史」読了

 大坪砂男の私生活は ほんとに人非人みたいだけれど、それで作品価値が下がるって
訳はない。

 p216-p217を引用する。
   <「僕みたいに、少年時代に贅沢のかぎりを尽した暮しを経験すると、
   恵まれた生活なんて、もうどうでもよくなってくるんだな。その方の
   望みが薄れてしまうんだよ。」>

   <人間は自ら額に汗して得た金では、真の浪費はできない。どんなに
   はでに散財をしているつもりでも、かならず限度がある。真に湯水のごとく
   使うことができるのは、親が残してくれた遺産か、盗んだ金ぐらいのものだ。
   盗銭、身につかずという譬えはこのことで、自分の場合は、親に貰った金を
   放蕩で、すっかり使い果たしてしまった・・・そうした意味のことも、
   話ついでに聞かされた。>

 そういう意識の人だから、第二夫人との間のハイティーンの長男が、バー勤めに
朝の新聞配達で一家四人を養っているのに、大坪砂男は収入を全部取り上げ、
子供たちには毎日コッペパンを一コずつ与えて、自分は外で天ぷらそばを食べたり、
喫茶店でコーヒーを飲んだりしていたそうであるが、全く鬼親ではある。

 身近に接していたらやりきれない。

 末期癌で入院しても治療を拒み、医師が回診にくると、ベッドで泰然と座禅を
組み続け、腹水を取ることも断っていた大坪砂男であるが、臨終の際は、第一夫人に
 「長らく苦労をかけて悪かった。すまなかった」と詫びつづけたようだ。
 お葬式の日のわびしさは、ちょっと齋藤緑雨を思い出す。

 (たとえ佐藤春夫の手が入っているにしても)「天狗」一作だけで、大坪砂男は
永遠を持つ。

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by byogakudo | 2006-01-26 18:12 | 読書ノート | Comments(0)
2006年 01月 25日

アップ途上

 ブログランキングの話ではなくて、HP目録にロック雑誌の項目を加えたことです。
 08m 70-80年代ロック雑誌で、ロックマガジン、マーキームーン、フールズメイトの
3種類。全点 写真を入れないと伝わりにくいのですが、今日は写真を撮るところまで
行かず。写真は明日以降のアップになります。
 状態は殆どが並です、特にひどくはないと思います。よろしく。

 忘れていた! 07aの海外文学文庫本の追加、あれもやりましたけれど、きちんと
作家別になっていません。下に付け加えただけです。Sに教えてもらわなくてはと
思いながら、すっかり忘れている。

 「推理文壇戦後史」を読み終え、大坪砂男の私生活の凄さについて引用する筈が、
雑誌をアップするのに疲れて、書く余力なし。情けないったら・・・。
 今夜は 「続々・推理文壇戦後史」を読む予定。
 朝刊にヒューリック「南海の金鈴」(HPB)の広告を発見。金曜日に買えるだろうか?

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by byogakudo | 2006-01-25 19:05 | 雑録 | Comments(2)
2006年 01月 24日

「推理文壇戦後史」途中

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 やっと半分ほど。山田風太郎の無頼時代がなかなか すごい。

 講談社の雑誌編集長とふたりで角壜2本あけてから、新宿へ飲みに行き、
帰りに社のオートバイ!で送ってもらったら、渋谷 道玄坂の真ん中で
振り落とされたが、正体不明のまま眠っていたとか、宴会で大先輩の水谷準を
つかまえて コップ一杯のウイスキーをつきつけ、
 「先生、一息に飲んでください」。
 水谷準は一気飲みしたそうであるが、他の会合では やはり立て続けに風太郎から
ウイスキーの献杯!をされて遂にダウン。

 そういえば近頃は酔っぱらいをあまり見かけない。夜 外に出ないからそう思う
のかも知れないけれど、たぶん、むかしみたいな泥酔者は減っているのでは
ないだろうか? どうなのだろう。

 いまでは想像しがたいが、
   <松本清張氏の出現以後、現在では誰はばからぬ推理小説も、そのころは
   まだ一般には、エログロを売物とする卑俗の読物と見なされていた。
   荒正人、大井広介、平野謙氏らミステリー通の文芸評論家諸氏も、まだ
   公には推理小説擁護の発言をされておらず、その他の批評家や純文学の
   作家からは、頭から黙殺されていた。> (p71-p72)

 そんな時代だったからこそ、木々高太郎 ・高木彬光vs 大坪砂男の
(推理小説)本格派・文学派の対立も起きたのであろうが、読んでいて どうも
理解し辛い。お師匠さんにお尋ねすれば、もう少し時代状況や何かが浮かんできて
解るかも知れないけれど・・・。お師匠さんも若い頃、変人扱いされていらした
のかしら? 
 p79を引用すると、
   <読者も同様で、推理小説マニアと呼ばれるファンですら、本を外へ
   持ち歩くときは、カバーをかけたものだった。現に某氏のように
   探偵作家クラブの会員というだけで変質者扱いをされて、縁談が破談に
   なった人さえあったのである。>
 大変だ。お師匠さんはそんな極寒の時代を生き延びて来られたのか?

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by byogakudo | 2006-01-24 12:18 | 読書ノート | Comments(0)
2006年 01月 23日

「ポンスン事件」読了

 ジグソウパズルの正しい完成法みたいな本格ミステリ。各ピースを両側から
組み合わせて行って最後に残った一片を置くと、謎が一気に解決される。
 ぶらっく選書だったか雄鶏ミステリーズ版で読んだときより面白かったのは、
偏に完全訳のおかげだろうか。勧善懲悪の首尾にならないのがいい。

 「推理文壇戦後史」(山村正夫 双葉社 73初帯)を読み始める。「続」や「続々」と
ジャケット(カヴァ)の印象が違うのは、装丁者が異なるから。第1巻のマーブル柄は
重原保男、2、3巻は平野甲賀である。平野版は帯幅が狭く、お洒落な感じだ。
 帯なんぞ、ないに越したことはないのだけれど。

 昨夜は体調が悪く、1/5くらいしか読めず。滅多に発熱しないので、熱があると
あまり読めないことを、やっと了解する。
 鮎川哲也の筆名、薔薇小路棘麿がおかしかったのと、73年頃の本では
まだ 結構 誤植が多かったのかという感想である。水谷 準が水谷 城になっていたり、
ペンネームがプンネームだったりのケアレスミスであるが。
 熱はもうないので、今夜も適時まで読もう。

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by byogakudo | 2006-01-23 19:23 | 読書ノート | Comments(0)
2006年 01月 22日

ダルジュロスもポールもいなかったけれど

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こどもたちは雪玉や雪だるまをつくっていた昨夕、一夜明ければ雪かきのしてない、
あるいは不十分で つるつる滑る道を踏んで店へ。まずは雪かきから。
 向かいのお店、お隣のお店、総出で雪をかき、なんとか滑らない道路ができた。
二階の軒庇の雪は手がつけられない。もしかして今週いっぱい、テントから雨だれ
するかも知れません。お出での際は頭上にご注意下さい。

 体力のない人間が雪かきなぞやると、あとが大変。夕方まで回復しない。呆然と
したまま時間が過ぎた。明日は整骨院に行かなくっちゃ。

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by byogakudo | 2006-01-22 13:55 | 雑録 | Comments(0)