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2006年 08月 30日

PC絶不調

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 おお、PCが絶不調。めろめろ・よれよれで立ち上がるのも苦痛みたい
です・・・。
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by byogakudo | 2006-08-30 15:40 | 雑録 | Comments(0)
2006年 08月 29日

まだまだ「深沢七郎の滅亡対談」

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 対談集だから早く終わるかと思っていたら、それがなかなか。少し飽きてくる。
やっぱり、やや頭が痛くなる方のひとなのか。山下清との対談では、深沢七郎が
とても常識人みたいな応対で話を進めようとしていて、何だかおかしい。

 「庶民」と「大衆」との違いは何だろう。深沢七郎は「庶民」と言うが、決して
「大衆」とは言わない。深沢的には「大衆」はインテリが「庶民」を指して呼ぶ
言葉、なのだろうか?
 「民草」というのは、これは上から見下ろした言葉? それとも「民衆」自身が
用いるのか? よくわからない。人間をマッスで捉えるのが、そもそも問題なのか。
でも集団毎に考えるべき状況もあるのだし。

 いまのところ、誤解していた部分はあるけれど、愛読者にはなれなそうな予想。
(次の本を探さなきゃ、いや、「スロー・バード」があったっけ。)
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by byogakudo | 2006-08-29 12:09 | 読書ノート | Comments(0)
2006年 08月 28日

「深沢七郎の滅亡対談」途中

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 土俗的/土着的/呪術的なものがどうにも苦手なので、深沢七郎もその種のひと
であろうと思ってきた。誤解だ。70年代のフィーチュアのされ方が何だか好きに
なれなくて敬遠してきたこともあるけれど、対談集とはいえ、初めて読む。

 むしろモダーンなひとではないか。変だけど。この「変だけど」の留保条件が
誤解のもとかも知れない。
 いろいろな対談相手から「結婚しないんですか」と訊かれて
「二十二、三の頃に人類を殖したくないから、結婚しないと決めた」と答えている。
少子化の現在では不思議でなくとも、当時は充分に変だっただろう。(これを変と
認めると、中学生のとき、「人類が延々と続くのはいけないことだから、子供を
持つべきじゃない」という啓示に打たれて以来、実行してきたわたしなぞも変の
部類に入れなくてはならなくなるから、変ではないことにしたい。)

 対談相手のジャンル別?に分かれているが、編年体で読み直すと、日本の変り方・
変らなさが読み取れるかも解らない。
                   (深沢七郎 ちくま文庫 93初帯)

 PS 新着欄に文庫本3点追加しました。「『ジュールとジム』ありますよ、
お客さん」なんて、言ってみたい気分なのですが・・・。
 新着本
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by byogakudo | 2006-08-28 13:03 | 読書ノート | Comments(0)
2006年 08月 27日

「映画を夢みて」他

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 (title: 龍吐   
       等々力不動尊の写真です。拡大してご覧下さい。なお、昨日の
       写真を渓谷のものと差替えましたので、そちらもどうぞ。)

 数年前に読んだらしい「映画を夢みて」(小林信彦 ちくま文庫 98初)、再読。
らしいと言うのは、大急ぎで読んで憶えていないから。今回もまた大急ぎで読む。
若くてスピードのある文体につられて急いてしまう。喧嘩っ早いところも魅力だ。

< イアン・フレミングぐらいになると、しぶしぶ認めるが(というより、一旦
ウケた、売れた、となると、くるりと褒め出す<批評家><評論家>がどの分野にも
多い。もっともらしい理論で、おのれの一八〇度転換を意味づけるわけだ)、日本では
このテの仕事を軽視する傾向があるのは歎かわしい。山田風太郎がマスコミにやっと
認められたのは旧作の忍法帖全集が売れたためだが、「くの一忍法帖」の映画化の際、
一プロデューサーが「世界でこのくらいきたねえ小説はないよ」と放言した
と、「週間サンケイ」九月十四日号に出ていたのは、映画プロデューサーがなにを
抜かしやがると思ったものだ。この程度の人間がプロデューサーをやっているのじゃ、
テレンス・ヤングほどの作品もなかなか作れまい。> p331~332

 この勢いで寺山修司や白坂依志夫にかみついている。素敵。

 他に「新橋夜話」(永井荷風 籾山書店縮刷版 16年6刷)を巻末の戯曲「わくら葉」
だけ読むつもりで「色男」に及んだり、イアン・ワトスンはないがしろにされて
いたり。

  新着本
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by byogakudo | 2006-08-27 13:04 | 読書ノート | Comments(0)
2006年 08月 26日

等々力渓谷

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 名のみ知る等々力渓谷を目指して、今日も四人。そんな環八の傍に渓谷がある
なんてと、半信半疑である。まだ夏休み中だからか、土曜日なのでか、今回も
渋滞をかみしめる。

 渓谷への入り口が解り難い。車より電車を使った方が動きやすいかも知れない。
時間貸し駐車場をやっと見つけて、いざ遊歩道へ。

 webで捜した映像で予想したより、遥かに渓谷だった。曇日のせいもあり、ほの暗い
道を川沿いに歩く。水もきれいだ。ひぐらしが鳴いている。あまり整備し過ぎてない
ところがよい。Sの父は足が弱いので、長い散策路を半分ほどで切り上げる。
 車に戻り、通り過ぎていた等々力不動尊前で気づく。ここからも入って行ける?

 不動尊駐車場に止めればよかったのだ。境内から遊歩道の休み所(屋根を苔が
覆っていた)へ降りて、散策が続けられると解った。今度はそうしよう。今回は
渓谷入り口まで。

 東京の大きな道路は自然破壊の産物だと、しみじみ思う。渓谷の脇を切り裂いて
道を通したのが、環八だ。

 さて二度に分けた夏休みも終り、明日からいつも通りです。新着欄のUPは
明日になります。
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by byogakudo | 2006-08-26 19:46 | 雑録 | Comments(0)
2006年 08月 25日

神保町から神田へ

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(写真はクリックすると拡大します。)

 これぞと思うものに出会わないと無駄に粘る。しつこさが成功する時もあるけれど
大抵 空振りする。今日もそんな日。なんとか5冊は新着本ができたし、これでよい
ことにしよう。冷房でまた体調を崩しそうだ。

 レジ前で順番待ちのクレーム事件を目撃__よいお年の男性客ふたり、「私が先に
並んでたんだ」「あんたじゃないよ」__会場の人々が一斉にダンボ耳している。
わたしも。
 タリーズで小休止。

 その後どう歩いたのか、司町や錦町、気がついたら神田須田町や多町に地名が
変っている。雲行きが怪しくなり、帰りのことがあるから地下鉄の駅を捜す。
 万惣ビル近くにあるのは銀座線だ。JR神田駅を求めて彷徨う。どこまで行っても
ガード下が続き(いい煉瓦造りで素敵だった。防音と空調を整えたらアーチ型天井の
いかした古本屋ができそうだけど、お金がかかり過ぎて誰も来ない結果が待っている
だろう。)、神田駅はどこだ?!
 やっと見つけて新宿まで。あとは部屋の前に着くバス。

 神保町界隈は再開発で退屈な街になりつつあるが、須田町・多町あたり、まだ立派な
下町風路地が残っていた。街が消えてゆく東京・・・。

 
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by byogakudo | 2006-08-25 20:08 | 雑録 | Comments(0)
2006年 08月 24日

「暴発」読了

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(↑拡大してじっくりご覧下さい。)

 事件の深層/真相を解決した名無しのオプがいよいよ、検査結果を訊きに病院を
訪れるところで物語も終わる。名無しの探偵シリーズは続いているようだから、
悪性腫瘍ではなかった のだろう。まずは良かった。

 翻訳小説の訳注はたいてい、括弧して、一行分に小さな活字で二行、記されると
思っていたが(創元推理文庫やHPBの場合)、徳間文庫では違う。「暴発」のp36を
例に取ると、
<・・・同じく藤のキャプテン・チェア(細い支柱に支えられた分厚い笠木が背もたれとなり、それが湾曲しながら伸びて肘となっている椅子)、・・・>こんな感じだ。

 半角の括弧内に本文活字よりやや小さめな活字で一行取って、注が添えられている。
主人公が物思うシーンでは全角の括弧、本文と同じ号数の活字と、ちゃんと区別されて
いる。文庫本の活字がどこでも大きくなったことに従った変化のひとつであろう。

 あれ、ハヤカワ文庫も活字が大きくなっているが、訳注の号数に変化があった
かしら? 徳間文庫みたいな印象は憶えなかったが、どうだったっけ? 発見?したら
ノートしておこう。
 しかし件の「キャプテン・チェア」の形がいまいちピンと来ない。
                    (ビル・プロンジーニ 徳間文庫 87初帯) 

PS :8月26日(土)、臨時休業いたします。よろしく。
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by byogakudo | 2006-08-24 13:43 | 読書ノート | Comments(0)
2006年 08月 23日

「暴発」と「スロー・バード」と・・・

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 昨日それとも一昨夜?、それすら思い出せないが、合間に「天才伝説 横山やすし」
(小林信彦 文春文庫 01初)を外のワゴンから取出し、読了していた。

 状態が悪いので表出ししたが、読んでよかった。「唐獅子株式会社」映画化の
件で、最初の話からずぶずぶと退行して行く様態が、よくわかる。お金をかけるべき
ところに(この場合でいえば脚本料に)投資しない、小説執筆に忙しい小説家が
プロデューサー的役回りを引き受けざるを得なくなる、そのうち状況はますます
悪化して見切り発車。面白くなる筈のキャスティングであっても、映画はそれだけでは
成立しない・・・。哀しい展開だがそれなりに納得してしまう。すべての日本映画が
こんなに誰彼の献身的活動に支えられてしか製作されないのか、それとも映画製作は
いつでも、そんなものなのか? 映画は、出版や本屋と同じようにビジネスのみでは
成り難い性質を持っているから。

 肺癌の不安に怯える名無しの探偵と平行して「スロー・バード」(イアン・ワトスン
ハヤカワ文庫 90初帯)を読み始める。
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by byogakudo | 2006-08-23 11:52 | 読書ノート | Comments(0)
2006年 08月 22日

旅への誘い

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 HP 09 ケセランパサランに上げた古い写真集。年代は特定できないが、たぶん
戦前だろう。ヨーロッパ旅行のお土産が廻り廻って流れ着いた。
 今では、このような観光アルバム類は出版されないだろうが(?)、出版物に
寄せられた憧れは うつくしいと思う。まだカメラは高価、外国旅行は見果てぬ夢の
時代につくられた、ただのお土産品。センチメンタリズムは素敵だ。実際の旅なぞ
より遥かに。
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by byogakudo | 2006-08-22 15:41 | 雑録 | Comments(0)
2006年 08月 21日

「鮮血の音符」読了

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 (写真はクリックすると拡大します。)

 ハードボイルドというよりノアールだった。原作はおそらく90年頃の発表と
思われるが、あの頃でも50年代風 セリ・ノアール趣味は需要があったのか?

 セックスと暴力からセックスを抜いて暴力描写のみ健在な、フレンチ・ノアール。
予想通り、良くも悪くもない出来映えだ。女っけゼロ、出ては来るし、一応恰好いい
女たちでもあるが印象に残らない。ただただ、男たちの寡黙な友情の物語。
 第一作の原題がいい、" Be Bop a Lola " だって。(でも読んでみたいとまでは
思わない。)               (フランソワ・ジョリ 角川文庫 96初)

 昨夜はジョリの主人公も愛読するアメリカン・ハートボイルド、ビル・プロンジーニ
「暴発」(徳間文庫 87初帯)を読み始めた。

 名無しの探偵は肺癌の疑いがある。検査結果をひとりで待つ苦痛に耐えかね、友人の
依頼もあり、彼の経営するキャンプ地へ出向く。パルプ・マガジン・コレクションから
「ダイム・ディテクティヴ」を持って行くのを忘れないが、いろいろ気がかりで文字が
頭に入らない。

 猫額洞HP 02 にスピレイン(HPB)12点アップ!
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by byogakudo | 2006-08-21 13:57 | 読書ノート | Comments(2)