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2009年 04月 30日

あ! ないっ!

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 写真は湯島、旧岩崎邸の煉瓦塀。

 疲れていても寝る前に何か読まなきゃ落ち着けない、因果な体質。
それが祟って、古本屋にあるまじきミスをしでかす。
 昨夜、寝床で気がついたらクレイトン・ロースン「棺のない死体」の
栞紐が根元からなくなっている。あああ...。

 疲れているときほど注意深くあらねば、と反省した。今日もメゲた気持を
引きずる。時間と休養とが立て直しには必要だと、分っていても気が滅入る。
 ちりちりと気重を引きずるけれど、同情には値しない。だって、ある日、
ケロッと忘れ去っているのだから。長生きしそう。ああ...。
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by byogakudo | 2009-04-30 14:49 | 雑録 | Comments(0)
2009年 04月 29日

クレイトン・ロースン「棺のない死体」1/3ほど

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 写真は(わかりやすい)湯島天満宮。

 また早合点していた。大金持ちが殺されるのではなく、大金持ちが
過剰防衛の結果、脅迫者を殺し、後始末したら脅迫者の幽霊が屋敷に
出る、というところまで来た。やっと探偵役・マーリニの出番になりそう。

 創元推理文庫は扉に粗筋が書かれているが、誤植あり。
<なんど死んでも生き返るという「死なない男」の無気味な存在、
 魔術と黒魔術、生霊と死霊の跳梁など[以下略]>

 愛嬌のある誤植で好きだ。
     (創元推理文庫 61初帯 黄ばんだ元パラ)

 篠原勝之「人生はデーヤモンド」と「放屁庵退屈日記」も、文庫本で
急ぎ斜め読了。アーティストの生活は、うつくしい。
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by byogakudo | 2009-04-29 16:16 | 読書ノート | Comments(0)
2009年 04月 28日

道尾秀介「鬼の跫音」読了

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 写真は、これも湯島で。木造モルタルも、今では少なくなった。

 いいかげん片づけなくちゃと、一気に「鬼の跫音」(道尾秀介 角川書店
09初帯)の残りも読み終える。
 どれも怪談風味であるが、最初の2篇が結局、いちばんいいのでは
ないかしら。
 ある物語が語られてゆく。終盤に至って、するりと体をかわすように
フェイズが一変するときの、呼吸や身ごなしが巧い。

 「片目の猿」の泥くささを憶えているので、心配しながら読んだが、
ひとは変れるものだと分って、うれしい。
 怪談を意識して、筆書き文字風字体が使われているのが、少し
やかましく感じる。

 昨夜からクレイトン・ロースン「棺のない死体」。まだ始まったばかりだが、
たぶんもうすぐ大金持ちが殺される。いまの流行りではない、もってまわった
文体で書かれているけれども、気になって読めないほどではない。
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by byogakudo | 2009-04-28 15:14 | 読書ノート | Comments(0)
2009年 04月 27日

美咲歌芽句と亜湖さんが会う

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 写真は湯島で。ファサード全面がタイル貼り。

 近頃、女優の亜湖さんがよく来て下さる。春の読書熱が発生した、と
おっしゃる。
 美咲歌芽句が今、こちらに来ている。ふたりをお会わせしたら、
もしかして気が合うかも知れないと、セッティング。

 店内に華やかな女性ふたり。濃い空気が満ちる。(これで元エトアルの
K夫人がいらしたら、猫額洞三大美女揃い踏みである。映画でいえば
オールスター・キャストのお正月映画になるな...。)

 お二方、愉しい時間をどうもありがとうございました!
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by byogakudo | 2009-04-27 13:43 | 雑録 | Comments(0)
2009年 04月 26日

パトリック・クェンティン「俳優パズル」読了完売

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 相変わらず道尾秀介をほったらかして、パトリック・クェンティン
「俳優パズル」(創元推理文庫 61初 J)を一昨夜、読み終える。

 リハビリ・ミステリ? アル中の演劇プロデューサー以下、ナチに追われた
過去につきまとわれる名優、離婚の痛手が癒えない女優他、上演関係者ほぼ
全員が何らかのトラブルを抱えながら、新人作家の戯曲に賭ける。
 みんなが一発形勢逆転を願っている。
 しかし古い劇場には因縁めいた幽霊話があり、楽屋の鏡がこわされる
なぞ、怪奇ミステリ風の始まりである。謎の解明がごくシンプルなので、
好感がもてる。

 けれども、最終的な事件の解決が、初日の最終ひと幕の上演中に、
ひそひそ話で交されるのは、なんだか変な感じだ。関係者席は客席から
離れているのだろうか?

 あと、プロデューサーが自分を診てくれた精神科医に傾倒しまくっている
のも不安の元だ。精神科医が探偵役でもあるから、ストーリー上、そうである
方が話がごたつかなくて良いけれど、患者が医者に頼り過ぎるのは、回復に
影響しやしないかと、余計なことに気が廻った。

 J装画について記しておきたかったが、昨夜お客さまがレジ後ろに置いていた
この本を所望され、買って下さったので手元にない。メモしておけばよかった。
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by byogakudo | 2009-04-26 15:05 | 読書ノート | Comments(0)
2009年 04月 25日

神保町から湯島へ

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 昨日はふたりで神保町へ。やはり天気がすっきりしない。あれこれ買った後、
お茶の水・聖橋方面へ。こちらのタリーズはまだ再開されていないので、前に
入ったNewYorker'sで休憩。

 湯島聖堂、神田明神、そして湯島天満宮。天満宮に入る前に、隣の集合
住宅の煉瓦塀に目がいく。大きなお邸跡が集合住宅になった様子だ。
 天満宮は、まあ予想通り。参道の金太郎飴屋さんで義母におみやげを買う。
おばあさんの下町日本語が聞けた。

 本郷方面にするか、上野御徒町かで迷う。天気も悪いし、寂しい風景に
しよう。
 ひっそりした切通町、無縁坂と歩く。無縁坂の右手の長い塀が、つまり
旧岩崎邸なのか。「雁」を読み直そう。

 不忍池から上野御徒町。地下鉄で戻る。ますます雨の気配が強まる。
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by byogakudo | 2009-04-25 14:50 | 雑録 | Comments(0)
2009年 04月 24日

映画「私は猫ストーカー」完成!

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 映画「私は猫ストーカー」がとうとう完成して試写会が行われると、
製作配給会社・スローラーナーの越川氏からメールを頂く。

 ほんとにできちゃったんだ...。すごい。
 できあがらなければ公開できないから、撮った以上、完成させるのが
当然とはいえ、スタッフでもキャストでもないけれど、撮影場所の一つ
として店をお貸ししたので、感激。

 試写のあと、7/4(土)からシネマート新宿でロードショーですって!
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by byogakudo | 2009-04-24 20:08 | 映画 | Comments(0)
2009年 04月 23日

フレドリック・ブラウン「三人のこびと」読了

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 写真は(季節を遡り)、代々木上原散歩時に。


 フレドリック・ブラウン「三人のこびと」(創元推理文庫 62初 J)読了。
よかった。好きだ。スタージョンに見られる哀しさと共通する後味だった。
 出来事が繋がり、いつの間にか円環を描き、ループから外れた環の一個が
哀れである。淡々とした書き方が余情を残す。

 うっとりしながらも、最早ライフワーク化した、封筒使用例を。
< アム伯父はポケットから封筒をとりだして、その裏に、鉛筆でなにか
 書きはじめた。>(p289)

 また、殺されたこびとの遺品を探していて、読書好きなのに辞書一冊しか
ないことについて探偵役のアム伯父は、
<「必ずしも持っている必要はないよ、エド。たくさん読む人間でも、本を
 持っているのを好かないものがいる。とくに、長い旅をしてきて、またいつか
 旅に出るかもしれないと考えている人間はそうだ。本は錨(いかり)のような
 もので、一度集めだすと、ひとをそこにしばりつけてしまう。あの男はそういう
 気持ちで、読むものは全部図書館から借り出していたんだろう」>(p274)

 カーニバル讃歌を引用する(p305)。
<[略]カーニーはヴァイオリンのようなしろものだと、わたしは考えた。馬の毛
 とか、羊の腸のような、艶消しのもので作られている。[略]公衆のけがらわしい
 本能、欲望、みだらな好奇心、貪欲に訴えるのが商売だが__それをいっさい
 がっさいこねあわせると、魔術にもなる。そこには、ネオンやばくち道具、人間の
 肉体、不運な片輪もの以上のなにかがある__ちきしょう、わたしには説明
 できないが、現実になにかがある。>
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by byogakudo | 2009-04-23 17:49 | 読書ノート | Comments(0)
2009年 04月 22日

フレドリック・ブラウン「三人のこびと」もう少し

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 写真は大横川、花筏溜まり。

 お師匠さんがいらして湊かなえ「告白」をお返しする。今度は道尾秀介
「鬼の跫音」(角川書店 09初 帯)を貸して下さる。
 「こういう方がこの作家はいいのかな」ということである。
 「告白」に関しては「ミステリは後味がよくなくっちゃね」と、師弟が
意見一致する。

 「鬼の跫音」を二篇ほど読む。悪くなさそうだが、ついでに持ち帰った
フレドリック・ブラウン「三人のこびと」(創元推理文庫 62初 J)と併読する
つもりが、後者に傾いた。
 J画は真鍋博。真鍋ではなく「眞鍋」表記である。白と黄色の縦縞を背景に、
三人のピエロが三原色で描かれている。

 このところ、当店界隈はサーカスや見世物づいているのだろうか?
 読む本がサーカス(「首のない女」)に続いて、カーニバル(「三人のこびと」)
かと思えば、日曜日にボリショイ・サーカスのパンフレットが売れ、火曜日には
見世物の歴史が特集された薄い雑誌が売れた。

 同じく見世物であっても、サーカスとカーニバルとボードビル等々の、違いを
知らない。「三人のこびと」の中で、チンパンジーに上手く芸を仕込んだら
サーカスに連れて行こう、といった発言があることから判断すると、たぶん
サーカスがトップだろう。健全度の高低でランクが違うのではないかしら。
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by byogakudo | 2009-04-22 14:41 | 読書ノート | Comments(0)
2009年 04月 21日

船型マグネット

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 隅田川散歩の終り、帰りの地下鉄駅を探して歩いていた。道に、船型
マグネットを貼付けた看板が出ている。細長い店内を覗きこむと、船関係の
グッズが見える。天上からは船のランプがぶら下がり、壁にはパネル状の
船型小物の額、ガラスの浮きや漢字が書かれた羅針盤等、ファンタスティック
極まりない。

 工場兼ショップらしい。年配の方、やや年配の方が出て来られる。表に出て
いる船型マグネットは在庫がなく、看板から剥がして頂いた。

 船のロープにはいろんな結び方がある。それぞれの結び方実例もパネルに
なっている。一個売りしていないのが残念だ。お店の方やボートを漕ぐ人々には
ごくありふれたロープノットだろうが、紐縛りが苦手なひとには珍しい。
 一個売りしていたらブローチにしたかった。製品化して下さらないかしら?

 大横川では桜の時期に桜並木を川面から見る船が出ていたようである。
協賛商店の名入り提灯が吊られていた。「カラヤン」という文字をたしかに
見たが、あれは何のお店だろう?
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by byogakudo | 2009-04-21 14:59 | 雑録 | Comments(0)