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2011年 06月 30日

海文堂書店より<女子の古本市>本返送さる

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 今日、<「女子の古本屋」による女子の古本市>出品本の残りが、
海文堂書店から返送されてきた。当店にしては売れていたので驚く。
 もう少しガーリーなラインナップにするべきだったかなあ? 地味な理系
新書はさすがに売れていないが、古書展の値段付けを意識して、安さを
心がけたのが良かったのかしら?

 ルネ・モブラン「沙漠の息子」と、ジャケットが可愛い「悲しみよこんにちは」
が売れていたのが嬉しい。
 ゆうパックのいちばん大きいサイズ、23kgで送って、軽めの中箱で返って
きたのが、何よりだった。

 岡崎武志さま、フェアスタッフの皆さま、お疲れさまでした。
どうもありがとうございます。





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by byogakudo | 2011-06-30 14:40 | 雑録 | Comments(0)
2011年 06月 29日

毎日失う

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 生きていることは(今のところ)それほど厭じゃないけれど、生まれて
しまうと死ぬまで生き続けなければならないのが憂鬱。
 時は失われ続け、時間に伴い肉体からも毎日なにかが失われる。
もうすぐ16歳になる飼い猫は、一昨夜、左上の犬歯を失い、飼い主と
似たような肉体情況を持った。
 自然と失われて行くのなら、いい。原発事故で失われてしまったもの・
ことを思うと、悲しさと怒りがこみ上げる。
 それでも原発にしがみつく人殺しども。呪われてあれ。新聞やTV
ニュースの論調は、なしくずしに(「だって電力は必要だろう?」)
原発賛成へと導こうとしているのが大半だ。おためごかしの犯罪者ども。
 情況は意志して代えようとすれば代えられるのに、思考停止して現状
追認する怠惰な連中は、犯罪に加担している。





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by byogakudo | 2011-06-29 13:27 | 雑録 | Comments(0)
2011年 06月 28日

フィリップ・K・ディック「フロリクス8から来た友人」読了

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 昨日は失礼しました。

 見覚えがあるような、ないようなまま「フロリクス8から来た友人」
(フィリップ・K・ディック 創元SF文庫 92初 J)を読み終え、最後に
来て、やっと未読だったと確信。(遅すぎる!)

 構造はスペースオペラだが、なにせディックなので、中年男の悲恋が
つきまとう。

 地球ではミュータントの「新人」やテレパスの「異人」が、他の
60億の人類を「旧人」と見なして支配している。知的であっても
「旧人」にはブルーワークしか与えられない。

 「旧人」の唯一の希望は、外宇宙に救いを求めて旅立った「異人」
(だったかしら?)の反体制派が、外部の知的生命体(救援隊)を
連れて、体制打破の戦いに戻って来ることだ。
 主人公・ニック(もちろん、奥さんと上手く行ってない、さえない
中年男!)は、ふとしたことから反政府運動に加わり、そこで彼の
(ディックの)ファムファタールに出遭う。

<小柄で黒髪の美少女が立っていた。美人だが、どこか風変わりで、
 タフな感じがする。ししっ鼻、男心をそそる唇、エレガントな頬骨。
 女だけが持つ魔術的なオーラを発散している。ニックはそのオーラに
 直撃された。この娘のほほえみは、周囲を明るくする、とニックは
 思った。その笑みが顔全体を輝かせ、生命の光を与えている。>
(p76-72)
 はいはい、そうですか。それは悲恋に決まってる。

 彼女には、若い、町場のディオニソス的ボーイフレンド・デニーが
いるが、終り近くで、原作あるいは翻訳に、名前の混乱が起きている。

 警察から逃げようと空陸両用機を飛ばす彼女が、同乗の中年男・
ニックに向かって、
< 「回避操縦をやるわ。ニックがそう呼んでたの。螺旋飛行とか 
 インメルマン回転とかをたっぷり。ほんと、心臓が縮むわよ」>
(p354)
 ボーイフレンド・デニーはすでに警察に殺されているし、同乗者は
中年のニックなのだから、ここはニックではなく「デニーがそう呼んで
たの」だろう。

 また、愛機「セイウチ」が撃ち落とされそうになったとき、彼女は
<「[略]<セイウチ>を撃ち落とさせるもんか。デニー、約束するわ」>
(p367)と言う。この場合は、亡きデニーの名前であっても構わないが、
一緒に殺されそうなニックの名を呼ぶ方が、合っていないかしら。

 物語にはなんの支障も来さない、重箱の隅の話で申訳ない。





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by byogakudo | 2011-06-28 14:34 | 読書ノート | Comments(0)
2011年 06月 26日

マージェリイ・アリンガム「判事への花束」読了

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 感じが良かったのだけれど、どう感じが良かったか、読後3日目
ともなると覚束なくなる。(目下、ディックを読んでいるので頭が
混乱する。)

 そうだ、ロンドンの老舗出版社の風景が描かれているのが面白かった
のだった!

 一族経営の出版社である。先代から仕えて、会社のことは万事何でも
知らないことはない老秘書が、家族の一員のように「お店の茶話会」
に参加していたり、長老各の老人や、一族の中でなんとなく軽んじられ
てる老いた息子がいたり、そんな始まり方が好きだった。

 一族のひとりが殺され、犯人は家族のひとりと目されるが、ぼうっと
していて、軽視されてる老息子(彼がすてき!)は名探偵アルバート・
キャンピオンを手伝い、事件を解決に導く。

 感じ良さをうまく伝えられないのが残念だ。なんか好もしいのです。
     (HPB 56初)





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by byogakudo | 2011-06-26 14:51 | 読書ノート | Comments(0)
2011年 06月 25日

しみじみした話

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 毎夜、寝る前に忘れず行っているのが、明日の煙草の配給である。
封を切ったばかりの、または沢山入っている箱から、翌日分の煙草
5本を取り出し、その日に吸ったあとの空箱に入れる。

 大抵は5本では足りなくなり、おまけの1本を追加し、かろうじて
一日の煙草量を6本に抑えている。風邪引き後の節煙は順調に(?)
続いているが、5本にするのが難しい。6本だと10本に近づいてる
感じがしてシャクだけれど、長続きするから、まあいいだろう。

 どこがと言われそうだが本人はしみじみしてると思う話だ。

 今週の新着欄トップは岡崎武志氏の「女子の古本屋」イラスト・
サイン入りです。店内及びホームページで販売中。よろしく。

 新着欄 





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by byogakudo | 2011-06-25 17:15 | 雑録 | Comments(0)
2011年 06月 24日

熱い五反田

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 写真は先日の蔵前。ダイヤガラスのお家から表通りに戻ったら
あった、東京らしいお店。しかし、「チャック」の語源は何だろう?


 暑いのは知ってるけれど、五反田だから行く。Sはカメラなんぞ
下げている。いつシャッターを押すときが来るのか。日盛りの
1pm会場に着き、2:30pmに出ても、タリーズでお茶を飲んでも、
陽はさんさんと降り注いでいた。

 時間を少々遡り、五反田古書会館1Fへ。外に向って開けっ放し
だから、熱いことこの上ない。本棚に、へばりついて探す。

 平台に文庫本が並んでいる。タテヨコ、1×1.5mくらい並んでいた
ように覚えているが、熱中症気味だったから正確なところは不明。
 背をかがめ、15cmの距離まで近づいて背表紙を読み(端から見ると
蜘蛛か蟹みたいだろう)、ブリッシュを2冊見つけた。他にもSFを買った
筈だが、なにしろ買い終わると記憶が消失するのが古書展である。

 2階は涼しい。少し落着いて本を探す。しかし、ここでも何か買ったが、
涼しかろうが覚えていない。熱中症なんでしょ。
 気がつけば、2箱送ってもらうよう、届け先伝票を書いていた。そんなに
何を買ったんだろう。

 タリーズで身体を冷やし、外に出て再び熱せられ、Sは五反田ではなく、
せめて高輪台から帰ろうと言う。ときどき熱風が吹き荒れる坂道を歩く。
 Sが撮る間、こちらは日陰を死守する。すぐ大通りに出たので、もう一度
曲がろうというSの提案に、口では「うん」と言い、顔で「やだ!」と答え、
高輪台駅から、また地下鉄で戻る。

 熱かった。





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by byogakudo | 2011-06-24 19:32 | 雑録 | Comments(0)
2011年 06月 23日

おとなり__アジアン雑貨 KeropSayap

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 おとなりのお店「アジアン雑貨 KeropSayap」は、古風な趣の川島
商店街に新しい風を吹かせ、順調に営業されている。

 春頃、介護事務所所長兼モダーンアート・コレクターの森秀貴氏が、
 「となりで若い女性がメジャーを持って、あちこち測っているよ」と伝え、
開店初日にうっかり両替を忘れていた彼女が、当店を訪ねて来られたときにも
森氏が居合わせ、
 「あっ、俺が両替できるよ」(彼は万遍なく親切であるが、とりわけ若い
女性には、そうである。)

 「KeropSayap」は、

住所/164-0013 東京都 中野区 弥生町 3-14-5-1F
営業時間/11am-8pm
定休日/水曜日・日曜日     

です。

 お向かいの元美鈴商店は、徐々にキャフェに代わりつつあります。
ひずんだ透明ガラス扉から見える、カウンターの白いタイル柄が、
ハンガリー辺りの世紀末建築のイメージで、少しずつオープンに
近づいている様子。





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by byogakudo | 2011-06-23 15:04 | 雑録 | Comments(2)
2011年 06月 22日

ジェイムズ・ブリッシュ「暗黒大陸の怪異」読了 他

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 原題は THE NIGHT SHAPES。文中に「夜のもののけ」と訳してあるのが、
これかな?
 たしかに、昔々「暗黒大陸」と呼ばれたアフリカが舞台なので、そこを強調して
このタイトルになったのかもしれないが、もっと原題を生かせなかったかしら。
 直訳して「夜のさまざまなかたち」にすると、ビートニクや実存主義者たちの
青春群像ものに間違えられそうか・・・。

 教え子との恋愛でアメリカを追われ、ベルギー領コンゴで土民たちと共に
生きる白人が主人公。アラン・クォーターメインの末裔みたような、生ける
伝説的存在だ。
 ベルギーや英国からやって来た白人たちの案内をすることになり、土民の
襲撃やら、古代の怪獣やらが出て来て、暗黒大陸での冒険が描かれているし、
植民地批判や文明批評もあるけれど、彼にずっと付いてくる巨大ニシキ蛇の
存在がポイントだ。
 彼の無意識が拡大延長された存在と見るべきなのか。ともかく、主人公に
付かず離れず、彼のいるところ、気がつけば大きなニシキ蛇が従者や友人の
ように隣にいる不思議さが、想像力を大きくふくらませる。
     (創元推理文庫 69再 裸本)

 鮎川哲也編「鉄道ミステリー傑作選 見えない機関車」(光文社 カッパ・
ノベルス 76初 J)に挿まれていた宣伝用リーフレットによれば、
<「別冊小説宝石」改題 カッパまがじん for new novel>という雑誌が
あったようだ。A6判、偶数月10日発売とある。





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by byogakudo | 2011-06-22 13:47 | 読書ノート | Comments(0)
2011年 06月 21日

鮎川哲也編「見えない機関車」読了/ジェイムズ・ブリッシュ「暗黒大陸の怪異」途中

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 おっと、持ってくるつもりで部屋に忘れてしまい、データが書けない。

 ぽつりぽつりと読んでいたので、前に読んだ短篇をすべて、すっかり
忘れきってる、新書判の鮎川哲也編「見えない機関車」をようやく読み
終え、裸本で紙面黄ばみのひどい、ジェイムズ・ブリッシュ「暗黒大陸の
怪異」に熱中している。
 すてきだな、ブリッシュ。名前は知っていたが、古書展で見つけたら
買って読むSF作家になった。





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by byogakudo | 2011-06-21 12:53 | 読書ノート | Comments(0)
2011年 06月 20日

それでも原発がお好き?

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 浪江町で、この春生まれた耳のないウサギがyoutubeにある。

 事故処理に当たる作業員の被曝、被曝ではないが過労死した方もある。
原発での事故処理作業とは知らされず、連れて来られ、
 「将来、体調を崩すことがあっても補償を請求しない」旨、誓約書を
書かされる例も聞く。

 他人の死の上に成り立つ、便利な生活なんてしたくない。
 今まで反対して来なかったのに、と言われるなら、情報を隠そう、
隠そうとして来たのは誰だろう。

 ドイツは他国から原発による電気が買えるからね、と言って脱原発
宣言を貶めようとする輩・・・。まず大目標を立てることが必要だろう。
少しずつ理想に近づける態度を見習うべきではないのか。

 日本では「いちおうチェックしたみたいだから原発を動かしてくれ」と、
大臣が発言する。唖然として言葉も出ない。防護服を着てフクシマに
行った男が、結局なにも見て来なかったのか。

 国民は納税の義務を持ち、国民の生命安全を図るのが政府の役目である
とされているが、それは建前に過ぎず、知ったこっちゃない、のなら、大臣で
ある資格はない。

 原発以外の発電設備を使って、どれだけのエネルギーが生み出せるか、
足りなければ足りないなりの工夫をして、生産と消費のサイクルを動かし
続ける知恵を絞るのが、3・11以後の政府や民間事業者、わたしたちの
行為だろう。





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by byogakudo | 2011-06-20 12:54 | 雑録 | Comments(0)