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2016年 07月 31日

岡本喜八『マジメとフマジメの間』読了

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 岡本喜八のエッセイから、
<「喜劇と戦争」を中心にまとめ>(p325 武井崇『解題』)た、
文庫オリジナルだ。

 読んでいると山田風太郎の青春を思い出す。物心ついたら戦争、
思春期から青年期はずっと戦争とともにあるし、岡本喜八は子どもの
頃に母を亡くし、山田風太郎は相次いで両親を失う。

 岡本喜八、1924年鳥取県米子市生まれ、2005年81歳と2日で死去。
日中戦争から太平洋戦争終結(1937年〜1945年)は、13歳から21歳
までにあたる。
 山田風太郎、1922年兵庫県養父郡生まれ、2001年79歳で死去。
日中戦争から太平洋戦争終結は、15歳から23歳まで。

 戦争を生き延びたふたりだが、どちらも小中学校の同級生(男子)の
半数は戦争関連死している。彼らは叔母や義母より、年上の世代だ。

 かつては夫と妻の年齢差が3歳以上あるのが適切(もちろん男が上)と
されていたので、叔母や義母が結婚適齢期(というのがあった)に達した
とき、彼女たちの結婚相手にふさわしい年齢の男性はいなかった。戦争で
殺されていた。

 戦争の狂気を生き抜くために岡本喜八が武器としたのが喜劇精神だ。
< 当時の私は、自分の寿命を「うまく行って二十三、下手すれば二十一」
 と、大掴みで踏んでいたのだが、刻々と近づく死への恐怖をマジメに
 考えると、日一日とやりきれなくなって行く。
 [略]
 はたと思いついたのが、自分を取りまくあらゆる状況を、コトゴトく
 喜劇的に見るクセをつけちまおう、ということであった。
  これは、存外うまく行った。飢えや、殴る教官や、対戦車特攻訓練を
 "笑い"にすりかえることで、ひそかに、ささやかな楽しみが増え、常時
 "死"のことを考えるコトも無くなったからである。>
(p12~13『戦争映画と私』)

 そういうわけで、死ぬまでに一本でも多く映画を見ようと志していた
映画ファンの少年は、死ぬまでに一本でもいいから映画製作に関わって
みたいと戦中に助監督になり、戦後も助監督に復帰して計15年の後、
映画監督になり、戦争喜劇をつくり出す。

 映画はフレーム内に映るモノがすべてだ。だから(なのか?)ディテール
が詳しい。

 戦時中の煙草の隣組配給制度の
<割当ては、成人男子一日六本だったという。
  だが、私の記憶では、巻き煙草が配給された覚えは殆どなくて、
 確か「みのり」とか何とかいう銘柄の手巻き用刻み煙草の、葉っぱ
 だけが何日分かずつ新聞紙にくるんだのを、隣組の当番さんちに
 貰いに行った覚えしか残っていない。>(p38『手巻きコンサイス』)

 "カマける"という動詞の使い方も独特で面白い。
<「戦争VSジャズ」の工夫にカマけなくてはいけない。>
(p160 自作を歩く『ジャズ大名』浜松・中田島砂丘)

<ニューヨーク第一日目はロケハン(場所さがし)にカマけ、二日目は
 丸一日、そのオーディションにカマけたのだが>
(p181『オーディション』)

< そんなこんなの、救護連盟との闘いにカマけていたおかげで>
(p300『ヘソの曲がり角』『5 スリルとサスペンス!』)

 自伝『ヘソの曲がり角』は 「週間漫画アクション」に連載された。
その『1 まごうかたない九七パーセント組』より__

< 小学校六年間、商業学校五年間、合わせて十一年間皆勤なんて
 ものは、はたから見ればまことに馬鹿馬鹿しいに違いない。しかし[略]、
 その後まことにタメになった経験だったようである。
  と言うのは、世の中の仕組みがすべて、金持ちとビンボー人、資本家と
 労働者、天才と並才、将官と兵士たちといった工合に、優等生三パーセント
 と劣等生九七パーセントといった割合だったからである。
  私は何れにせよ、まごうかたなく九七パーセント族であった。>(p248)

 戦争と青春の文学なんて、書かれない時代のほうがいいのだ。

     (岡本喜八『マジメとフマジメの間』 ちくま文庫 2012年3刷 J)

『しどろもどろ』も読了





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by byogakudo | 2016-07-31 21:59 | 読書ノート | Comments(2)
2016年 07月 30日

鈴木創士『分身入門』が届く

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 今朝、郵便受けに鈴木創士『分身入門』を見つける。
早速取り出し、眺める。本を手にしたときの、最初の喜びだ。
 触れて、眺めて、(無意識に紙のにおいを嗅ぎ)、ぱらぱらと
ページを繰って目に入る活字を読む。紙の本にはボディがある、
コーヒーやワインと同じように。

 webで紹介されていた不思議な面持ちのジャケット画像が、
ヨハンネス・グンプJohannes Gumpp「自画像」(1646年)
だと知る。17世紀・オーストリアの画家だそうだ、wikiで見ると。

 真ん中に自画像を描く画家の後ろ姿、右には描かれた自画像、
左には鏡に映る画家自身の顔が描かれている「自画像」の前には、
いまは後世のわたしたちしか立っていないが、1646年当時には
画家、ヨハンネス・グンプ自身が立って描き続けていた、という
ことなぞを考え始めると、めまいがしそう。

 装丁がわくわくさせる。黒っぽい地色に金色でタイトルと作者名、
「自画像」も金色の二重の円に縁取られる。帯と見返しが砂漠の色。
 ジャケットを外して本体を見ると、ジャケット画像のネガ版が青み
がかった緑色__わたしは少し色弱らしく、緑と青の境が曖昧で、
境界近くでは緑と青を逆に感じとる。__の堅固な存在を見せ、
このやや不吉さを感じさせる色は扉に及ぶ。

 まだ読んでないじゃないかって? 紙の本を読むことは、感覚に訴える、
これらの玩味行為から始まる。言い換えればフルボディを味わうこと。
電子書籍にない要素である。

     (鈴木創士『分身入門』 作品社 2016初 帯 J)





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by byogakudo | 2016-07-30 20:41 | 読書ノート | Comments(0)
2016年 07月 29日

物欲/ジンクス

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 写真は東上野三丁目で。

 昨日、梅雨が明けた。わたしは足底筋膜炎と思しいので
行かなかったが、Sは昨日もちょっと築地まで足を延ばした。
熱中症になりかかりながら撮って、早めに戻ってくる。
 夏になっちゃった。

 今日も日射しが強い。午後、通販で注文した食器用洗剤が届く。
前にも書いたと思うけれど、わたしが好きなものはなぜか流通経路
から外れやすい。ZEBRA antique HYPER JELL 0.7 だけではない。

 薬店で見かけて色がきれい(あざやかな硫酸銅色)で買った、フロッシュ
食器用洗剤 ソーダ が店頭から消えた。替わりに薄水色の 重曹プラス が
置いてある。似たような色ではあるが、やっぱり違う。
 夜、webであれこれ検索する。ほんとにあれが欲しいのか、一晩考える。
翌日、昼間にもう一度考え、あれを使い続けたいのだと結論する。
 日常に関しては、とても保守的だ。好きなものをずっと、できれば死ぬ
まで使いたいのだが、それが商品の生命とマッチしないようだ。

 わたしが好むものはわたしに好かれることによって、流通から外れる道を
辿る、そんなジンクスさえ思いつくが、そこまで誇大妄想しちゃいけないと
反省する。

 コンヴィニエンスストア、ファミリーマートで売っていた香月堂の シナモン
クッキー は癖が強過ぎたのか店頭から消え、穏健な味の チョコ&マカダミア
ナッツ が残った。
 食べられれば何でもいいほうだし、食べ物について書くのはむずかしいから
あまり書いてこなかったが、この際、消えた好物のうらみや、消えてもらっては
困るものを書いておこう。

 香月堂では、しっとりチョコチップスコーン も好きだ。スコーンというより
甘食をより洋風にしたようなもっさり感がいい__ああ、こういう偏頗な
感受性だから、商品の流通度が低いのも当たり前か。
 近所で手に入るミラベル・ジャムが、ずっと入手し続けられますように。
(でもどうして、ミラベル自体は売ってないのだろう?)
 これも近所で買える、三菱製紙の nacre フェイシャルティシューズ も、
消えませんように。紙質がとくにいいとかではなくて、鉱物柄の箱が好き
なので。

 今日届いた フロッシュ 食器用洗剤 ソーダ は合計3リットルである。濃縮
洗剤なので、使いきるのに時間がかかる。わたしの死後も残っているだろう。





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by byogakudo | 2016-07-29 23:48 | 雑録 | Comments(0)
2016年 07月 28日

アガサ・クリスティ/厚木淳 訳『クリスティ短編全集2 白鳥の歌』読了+ヘイトクライム

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 クィン氏もミス・マープルもポアロも登場しない短編ミステリ集。
原作は1934年刊。さすがに古いので古物玩味と意識しながら読んで
いたが、王家の宝石の盗難と巻き込まれた若い男女の恋愛が絡む、
同工異曲の短編が多いので、まあ退屈といえば退屈。
 メロドラマ性抜きではクリスティでなくなるか。(だから好まれた
訳だし。)

 ただ、タイトルだけ知っていた『うぐいす荘』のサスペンスは、
うまいなあと思う。王様の宝石盗難と恋愛が絡むパターンでは
あるが、『ラジャーのエメラルド』は、主人公の若い男の名前が
"ジェイムズ・ボンド"なので、後代の読者は、微笑しながら読む
ことになった。

 だって、このジェイムズ・ボンド青年が休日の海辺で読む本は、
「給料を年々三百ポンド殖やす法」である。
 売り子だったガールフレンドは名を知られるようになり、彼より
高いホテルに泊まり、上流階級ともつき合える身分になったので、
いまでは彼を軽視しがちだ。
 海岸に着替え用の小屋が建ち並ぶ時代だが、彼はもちろん、
貴族や大金持ちが所有する小屋で水着に着替えることなぞできず、
無料の小屋が空くまで順番待ちするしかない、しがない、さえない
若い男なのである。

     (アガサ・クリスティ/厚木淳 訳『クリスティ短編全集2
     白鳥の歌』創元推理文庫 1999年53版 J)
 

 小泉純一郎ブームのとき、過熱する人気の理由が解せなかった。
だって、あまく見積もっても2%しか浮かび上がれず、98%の人々は
下層に放っておかれる経済政策なのに、どんな根拠で、自分が2%に
いられると信じて熱狂するのか、さっぱり分からなかった。

 以来、貧富の差は拡大するばかりだ。貧富の差が広がると、社会は
不安定になる。周りを見渡してほとんどが、うだつの上がらない自分と
似たような"庶民"だったら、まだいい、諦めもつけやすい。

 だがTVをつければ、ブランド物に取り囲まれた有名人が紹介される。
大して美人でもハンサムでもなく、それでも彼らは有名なタレントとして
大金を稼ぐ。

 いちばん身近な、もはやなくてはならないスマートフォン他のweb空間を
あちこち眺めても、"普通のひと"でも自分よりお金があってブランド品や
高いレストランによく行ってるようだと悔しい思いに駆られて、秋葉原の
殺人者は犯行に及んだのじゃないかと、わたしは最初、想像していた。
 ("リア充"という言葉を初めて聞いて意味を知ったときは、ショック
だった。あさましくないか?)

 嫉妬心は視界を狭める。身の周りより先が見えなくなる。
 秋葉原の事件のときも、なんで彼が経団連や国会議事堂や首相官邸、
いや、彼よりお金持ちが歩いているであろう"歩行者天国"の銀座になり
向かわなかったのかが不可解だったが、彼にとっての"普通のひと"の
生活とは、休日の秋葉原で家電量販店に向かおうとするようなこと
なのだろう。いつクビを切られるかわからない不安定な雇用状況では、
それは手が届きそうで届かない"普通の"生活である。
 だから彼は、自殺する替わりに無差別攻撃という無理心中を選んだ。
"普通の"以外の、判断基準や価値感が持てなかった、べつの基準が
あるということさえ、想像できなかったのではないか。

 経済界や政府や官僚にとって、貧富の差を縮める経済政策を考え出し
実行することより、アメリカの意向を慮っての目先の政策決定のほうが
安易であり、自分たちの利益にかなう。アメリカに言われてオスプレイを
買うほうが、アメリカから認めてもらえ、社会保障に使うより自分たちに
とって得になる。
 貧乏人が多いほうが、じつは都合がいい。より低賃金でも職を得ようと
願う人々が増える。貧乏は資本の燃料だ。
 貧乏人たちが同士討ちで死んで行こうと、無策という政策をとり続ける
限り、替わりの低賃金労働者が次々に再生産されて行く。

 見放された思いの人々が、自分より更に弱い(と、勝手にみなした)
人々を襲う。中学生がホームレスを襲う。狂気に逃避したのではないかと
思われる(佯狂に見える)男が、優生思想で武装し自らを鼓舞しながら、
知的障害者施設を襲撃する。

 だって暴力は公認されている。選挙が終わるとすぐ、政府は沖縄の
基地建設を再開したじゃないか、機動隊員を動員して暴力的に。
 ヘイトスピーチ禁止法案は停滞中。言論の自由をダブルスタンダードな
言い訳として持ち出してくる。それにヘイトスピーチ集団は貧乏人の反抗
を抑える手段として、裏側で使えるから温存したい、と考えているのでは
ないか?

 ヘイトスピーチしたり、web上でその手の書き込みをしたりすることから
ヘイトクライムの実行までの距離は、ほんとは半歩しかないんじゃないか。
 暴力的な言葉で自他ともに煽っていると、いつか言葉だけではすまなく
なる。ヒトは言葉でできている生物だから、初めはそれほどの思いでは
なかったとしても、自ら発した言葉によって逆に規定される。それが"自分"
の"本気"だと思い込んでしまう。
 
 すべては連関し合っている。独立して存在するものなぞ、ありえない。
だから都知事選で反安倍晋三・独裁政権を訴えるのは当然ではないか。
 それに対して、権力に身をすり寄せるマスメディア=週刊新潮編集部は、
ヤンキー中学生並みのロジック(?!)で、

<「反権力を標榜(ひょうぼう)していた鳥越氏が、いきなり権力中の権力
 である東京地検に刑事告訴とはあきれるほかありません。まずはご自身の
 説明責任を果たされることを強く願います」>
(東京新聞2016年7月28日夕刊9面)と、盗人猛々しい、居直りぶりを見せる。

 この週刊新潮編集部は、むかし『現代フランス文学13人集』なぞを出して
いた、あの新潮社の雑誌部門なのか? 週刊誌は新聞や電車内での見出し
しか読まないが、TV局に出版社、またぞろ、大日本言論報国会なのか?
 恥知らずどもが。





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by byogakudo | 2016-07-28 20:10 | 読書ノート | Comments(2)
2016年 07月 27日

アンドリュー・ヴァクス/佐々田雅子 訳『ゼロの誘(いざな)い』読了

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 バークはまだ『サクリファイス』の事故のショックから立ち直りきって
いない。性的虐待を受けている子どもを救おうとしてアジトを襲撃した
のに、銃撃戦の中で肝心の子どもが殺されてしまう。
 自身も負傷した。怪我は癒え、昔の知り合いからの頼まれ仕事に、
コネティカットの高級住宅地に赴く。仕事の内容がどうも漠然として
いるが、なんとか輪郭だけでも得ようと、あちこちをつつく、うつろな
心のまま。

 バークの内省を語りながら、少しずつ物語が進行するが、なんだか長い。
バーク・シリーズはどれも、いささか長過ぎるように思えるが、これは映画が
90分で描ききれず120分を超えるのが普通になった状況と、似たような事情
なのだろうか。(?)
 エンタテインメントのコードに載っけて児童虐待について語ろうと始めた
シリーズであっても、書いているうちに、主人公の内面に立ち入らない訳には
行かなくなったのか。(でも、バークの外見は、わたしの見落としでなければ
描かれてなく、いつも内的独白者みたような描かれ方だけれど。)
 ハードボイルドって、主人公やできごとの外形だけを記述しようとする試み
ではなかったっけ、その余白に何事かを浮かび上がらせるような?

 日々の暮らしに困ったことはないけれど、高級住宅地にはそれなりの退屈と
鬱屈があり、それらを吹き飛ばすための行動様式が発生する。あるいはテニス、
乗馬、パーティ、そして秘密のSM組織。お金のためにではなく、倦怠を忘れる
ためのセックス機構だ。
 マレビトであるバークの訪れにより、口にされることのなかった漠然とした
いやな空気、高級住宅地を覆い包んだ瘴気が払われる。SMの女王は、ありふれた
普通のセックスができるようになり、自信も将来の目標も失っていた少年は、カー
レーサーとしての才能に目覚め、瘴気の素であった悪は、最終的に自滅する。
 父性としてふるまうことで、バークもまた再生する。与えることは与えられる
ことなのだ。

     (アンドリュー・ヴァクス/佐々田雅子 訳『ゼロの誘(いざな)い』
     ハヤカワ文庫 1999初 J)





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by byogakudo | 2016-07-27 21:01 | 読書ノート | Comments(0)
2016年 07月 26日

ツイッターから片岡義男のサイトへ

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 自分はやらなくても、ひとのツイッターは読む。ツイッターは始める
と応対にめんどくさそうな感じがするので(コメント拒否設定すれば
いいのだろうが)しない。文字数制限も、向いてないと思う。
 ログインしないと読ませないぞと薄い膜が出るフェイスブックも、読み
たければ膜のすき間から読む。フェイスブックから感じる会員制クラブ
のウザさも好きじゃないからやらない。(使ってみたけれど"ウザい"の
使用法は正しいのだろうか?) わたしもわたしなりにスノッブだけれど、
ああいう分かりやすいスノビスムは馬鹿にするのだ。

 ツイッターでうらやましいのはリツイート機能だ。ツイッターの記事を
ブログに引用するとき、引用元の示し方がもっと簡単にできないか、
とは思う。

<小池氏、保育士は空家で住込みで働けだそうです。『空き家を利用
してそこの空き家でもって生活をしていただくことが、真の意味の待遇
改善につながると思うんですがいかがでしょうか!』 7/19 小池百合子
@中野駅北口 https://youtu.be/Bs4tscaOp_A @YouTubeさんから>
小池百合子の女の浅知恵発言
(https://twitter.com/kaneko_kentaro/status/755672139672408064)
(https://twitter.com/jucnag/status/755972345978683392)
(https://twitter.com/roboandmiri)

 片岡義男の庶民の不安はどこからと、
(https://twitter.com/kataoka_com/status/756266632738025472)
(https://twitter.com/taikutumasa)
「わからない」と答える人たちを読む。





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by byogakudo | 2016-07-26 18:07 | 雑録 | Comments(0)
2016年 07月 25日

「古書十五時の犬」再訪

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 歩き過ぎないよう、ちゃんと気をつけている。

 コーヒーが切れたから阿佐ヶ谷タリーズに行こう、そうすれば
都知事選の期日前投票もできる。

 地下鉄丸ノ内線・南阿佐ヶ谷下車、杉並区役所へ。阿佐谷パール
センター脇の住宅地を少しだけ歩き、JR阿佐ヶ谷駅のタリーズへ。
 義母の高円寺でのデイサーヴィスは5時に終わる。夕食に誘う予定
だが、5時ぴったりでないと帰らせてくれないから、それまでの時間を
高円寺のスーパーマーケット探索で調整する。

 8分くらい前に着いて、5時ちょうどに迎えにくると、義母とスタッフに
伝える。出たらSがいない。角を曲ると、いた。手を振って指差す先は、
営業中の「古書十五時の犬」!
 こんなことならもっと早く来るんだった...。

 均一台に取りつき、Sが見つけてくれた池田弥三郎『私の食物誌』
(新潮文庫)を引っさらい、店内のちくま文庫棚から岡本喜八『マジメ
とフマジメの間』を取り出してレジへ差出すと同時に、思わず、
 「開いていてうれしいです。あの、いつがお休みですか?」
 「不定休ですが、木曜日は確実に休みです」
__それじゃ相変わらずのロシアン・ルーレット式、開いてるときには
開いている、ということか。開店時刻を訊ねる勇気はなかった。

 義母との夕食時に2冊を見せたら、
 「池田弥三郎に岡本喜八。まあ、なつかしいわねえ、いまのひとは
知ってるのかしら?」
 「僕らがぎりぎり、若い連中は知らないよ」

 「古書十五時の犬」に、一度、たっぷりと滞在してみたい。





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by byogakudo | 2016-07-25 21:47 | 雑録 | Comments(0)
2016年 07月 24日

しつこく考えようとする

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 小池百合子に対する支持は、つまるところ、安倍晋三に対する
それと同じような、一種の"英雄崇拝教"ではないかしら。

 泣く子と地頭には勝てないと、人災と天災を同一視して、すぐ
諦める日本気質が"英雄崇拝教"の基である。

 空気を読みまくって生きているわたしらなんか、とてもあんな
横紙破りはできないが、でもあんなに都議会・自民党への根回しも
せず、女ひとり退路を断って[注:というイメージを売る]立候補する
なんざ痛快だし、偉いじゃないか。__こんな風に小池百合子・信者
は思っているのか? 
 自分にはできないことを代行してくれてる、と。(あ、"忠臣蔵コンプ
レックス"と呼ぶこともできるか。)

 小池百合子の個人的願望や野心の実現(なんでもいい、どこでも
いいから名前を知られたトップになること)が、支持者ないし信者の
願望に等しいものか?

 立候補して当選して代弁し代行する、のは政策であって、個人的
野心の達成を共有したと錯覚してもしかたないのに、英雄崇拝教に
おいて事態は異なる。トップに立つスターの栄光(? 本人と取り巻き
やファンがそう思うだけだが)を、あのスターに投票したのは自分だ、
という自己満足で共有(したと錯覚)する。

 顔で判断しないのだろうか。舛添も小池百合子も野心の達成しか
考えていない、同じ顔相なのだが。前回、舛添に投票して裏切られた
とか、被害者意識満々の台詞を吐く選挙権保持者は、少しは反省すべき
ではないか。
 顔相が読めなかった自らの不明を恥じ、学習して、候補者を選ぶべき
ではないだろうか。自分の一票のせいで、こんな体たらくを引き起こして
しまったのだから。

 口を開けば嘘しか出てこない安倍晋三に対しても、もう何か言っても
無駄なのじゃないかと、臆病と怠惰を発動させる。早く諦めの境地に
到った方がラクだからだ。

 もしかして、日本語で思考するのがこの諦めの原因にあるのではないか
とまでの不安を覚えるが、しかし、わたしは日本語思考者だが、しつこく
いやだと言い続けてきた、と記憶する。

 天災には減災の手段を講じることができ、人災にもまた対処方法がある。
沖縄であんなに基地反対の意思表示が成されたのに、植民地の小役人根性
から、宗主国・アメリカに追従の姿勢を見せる、安倍晋三・独裁政権に抗議
をし続け、退陣に追い込むことだって可能性はあるのだ。

 諦めて、いま、ラクしようとすると、未来の自分の首を絞める。

 怠け者がなんで、柄にないことを言い続けなくてはならないのかと思い
つつ、わたしはこの点では、しつこく、しぶとく、こうるさく、ありたい...。

[同日追記:
 今日の東京新聞朝刊13面によれば、前回、舛添に投票した人のうち、
3人に1人が小池百合子に投票する、と答えたそうだ。強い調子で言われる
と、即座にそれが実行能力になると文字通り受けとり、強者になびく、
懲りない人々だ。学習能力ゼロ。
 しかし、反・安倍晋三、反・日本会議的なる状況を招来するには、
彼らに向かって、お目ちがいですよと、しつこく語りかけることから
始めるしかないのである。]





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by byogakudo | 2016-07-24 14:09 | 雑録 | Comments(4)
2016年 07月 23日

理解しがたい

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 時事通信が参院選開けの7月15~16日に行った世論調査によると、
安倍晋三・独裁政権の支持率が先月より1・3ポイント増の47・4%だ
そうである。

 衆参両院の憲法審査会での改憲議論については、
 「急ぐべきではない」54・0%、
 「速やかに議論を進めるべきだ」36・0%。

 2016年度第二次補正予算案については、
 「経済対策は必要だが赤字国債をなるべく発行せず
行うべきだ」63・8%、
 「赤字国債を発行するくらいなら経済対策はすべきで
ない」18・1%、
 合計すると8割強が赤字国債発行に否定的である。

(以上、東京新聞2016年7月23日(土)朝刊6面より。)

 憲法改悪に関しても5割以上が反対、
 経済政策についても8割以上が否定的で、じゃあ何で、
安倍晋三・独裁政権の支持率が5割に近い47・4%なのか。

 整合性のないアタマをもつ、危ない人々だけが調査に応じたの
だろうか。
 役人にサボタージュされて結局動けなかった、旧民主党政権の
ショックがまだ後を引いているので、羹に懲りて膾を吹く状態、いや、
それより悪い、見慣れぬ代行者と共に社会を作って行こうとするより、
慣れ親しんだ独裁者に任せっきりをマシとする怠惰なアタマと感情が、
非合理的で訳の分からない調査結果を生むのだろうか。

 都知事選に出ているbitch・小池百合子は、

<カイロ大で学び、一年目は落第。著書「小池式コンセプト・ノート」
 [注:"コンセプト"...。はずかしくない?!)によると、[略]
 進級のたび、高いビルなどの上で「万歳」と叫び、念願の卒業時は
 ピラミッド登頂を計画。ジーパンで二十分かけて登り、「日本人らしく」
 と頂上で着物に着替えて絶叫した。ピラミッドは現在は登頂禁止だが、
 著書や講演で披露している逸話だ>

(以上、東京新聞2016年7月20日(水)夕刊61面より。)

 屋上で「万歳」と絶叫する日本の若い女__はずかしい。
 ピラミッドの天辺で着物に着替えるというが、ジーンズは脱ぐのか? 
肌襦袢や長襦袢を着る際、せめて下からの視線を遮る手だては、何か
あったのか。なければ露出狂である。はずかしい。

 こういう実話(なのだろう)を得得と語れるというだけで、十分に
病的と見受けるが、支持者には"痛快"とか、”男社会で活躍する女性”
という記号に変換されるエピソードなのだろうか。小池百合子も支持者も、
紛うかたなくヘンタイである。女装した佐藤栄作顔に平気でいられるのが、
すでにヘンタイだけれど。





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by byogakudo | 2016-07-23 22:16 | 雑録 | Comments(2)
2016年 07月 22日

歩けなくて

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 右の踵の痛みが長引く。昨日、整形外科に行く。おとなしく
しているよう言われた。
 「毎日、どれぐらい歩く?」
 「少なくとも5000歩以上は」
 「半分にしなさい」

 しかし、十貫坂を上って薬局に寄り、さらに猫のエサを買う
ために鍋屋横丁を左折して青梅街道を西へ、杉山公園のところで
また左折して中野通りのBOを覗いて、部屋に戻るだけで3000歩
は優に超える。どうすればいいだろう。

 ともかく近所での買い物以上の歩行は当分あきらめる。
 「かかとが痛い」で検索したら、"足底筋膜炎"という病名が
出た。症状が、書かれている通りだ。回復に時間がかかりそう。





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by byogakudo | 2016-07-22 21:12 | 雑録 | Comments(2)