猫額洞の日々

byogakudo.exblog.jp
ブログトップ
2017年 08月 02日

その後の商店街

e0030187_15113291.jpg












 (写真は今日の場所ではありません。)

 Sが仕事でいない今日、かつて古本屋を開いていた川島商店街へ
行った。行きつけの美容院があるからだ。店をやっていた頃は髪を
切る予約をとろうと決心するまでに、平気で4ヶ月経ったりしていた
が、近頃は長くても2ヶ月弱で行っている。
 髪は短いほど、こまめに手入れが要る。4ヶ月放置のころは、
伸びてざんばらな髪を箇所箇所で立たせて、ごまかしていた。

 ひと月かふた月に一度来ているが、商店街は将来は住宅地へと
変わりそうな様子を見せる。水曜日と木曜日は定休のお店が多い
ので、ひと気が少なくてそう感じさせる面もあるが、毎週、
りんごを買っていた八百屋さん跡地には数階建ての集合住宅が
できあがり、外壁が細い道に面した角の蒲団屋さんは空地である。
道路拡張で店幅を削られるから、もう止めようと思うと言ってらした
が、奥の深いお店全体が空地になった。
 よくグラシン紙を買っていた文房具屋さん跡地が、両隣を建物に
囲まれて残っている。

 高円寺って、珍しい商店街なんだなと、改めて思う。昔からよそ
からやって来る異相の若い人たちを受け入れていた、伝統とまでは
行かなくとも、そういう許容量がいまの高円寺を作ったのだろう。

 髪を切り、方南通りの文房具屋さん、ヤマオーでステッドラー
消しゴムとグラシン紙20枚、中厚のトレーシングペーパー1枚。

 1pmに戻る。もしかして救急車もの?と少し心配しはじめた3pm
過ぎ、Sがよろよろと戻ってきた。



 ブライアン・イーノ デヴィッド・バーンへの書簡でガザ虐殺を
激しく非難



<灘校の校長が歴史教科書採用を巡って同校に有形無形の「圧力」
 がかかっていることを具体的に開示、かつ極めて冷静に分析し、
 いまこの国で起きている「歴史情報戦」がどのような段階にある
 のかわかる声明文。全国民必読の文章では。立派な校長だと思う。
 http://buff.ly/2vrR7HV >
(22:39 - 2017年8月1日)

<複数の方からご指摘いただいておりますが、同文章は「灘校校長
 としての声明文」ではなく、昨年出版された同人誌に和田孫博さんが
 個人として寄稿された文章だそうです。文章の価値や、投げかけて
 いる問題の重さは変わらないかと思いますが、読まれる方はその点
 ご留意いただければ幸いです。>
(5:08 - 2017年8月3日)

<検定教科書の選定に対する謂れのない投書に関しては
 経緯がほぼ解明できたので、後は無視するのが一番だと
 思っているが、事の発端になる自民党の県会議員や衆議院
 議員からの問い合わせが気になる。現自民党政権が日本会議
 を後ろ盾としているとすれば、そちらを通しての圧力と考え
 られるからだ。ちなみに、県の私学教育課や教育委員会義務
 教育課、さらには文科省の知り合いに相談したところ、「検定
 教科書の中から選定委員会で決められているのですから何の
 問題もありません」とのことであった。そうするとやはり、
 行政ではなく政治的圧力だと感じざるを得ない。>
(謂れのない圧力の中で__ある教科書の選定について__ 和田孫博)

呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 「共謀罪」法施行 警察監視の独立機関が必要 法律家ら提言

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........
[PR]

# by byogakudo | 2017-08-02 21:15 | 雑録 | Comments(0)
2017年 08月 01日

ダグラス・アダムス/安原和見 訳『宇宙の果てのレストラン』読了

e0030187_20254497.jpg











 R.I.P. Jeanne Moreau。2、3日前にEach man kills
the thing he loves - Jeanne Moreau
を聴いたところだった。


 昨年11月11、12日以来のダグラス・アダムスである。
 キャーキャー言いながら、すすっと読み終えてしまいそうで、
それではあんまりだと第二作以降を封印していたら、半年余り
経ってしまった。不幸な思いと堆積する怒りの内圧に押しつぶ
されそうな今日この頃、いまこそ再開すべきではないか。

 8ヶ月以上も前のストーリーを覚えているのか? しかし、
これは連作である。うろ覚えでも前提を記憶していれば、
小説の持つリズムやピッチに身体を委ねて読み進めることが
できる。
 登場人物が少ない__メインはロボットのマーヴィンを入れて
5名__おかげもある。
 それになにより、<ここまでのあらすじ>(p7-9)が冒頭にある。

<"深慮遠謀(ディープ・ソート)"という巨大なスーパーコンピュータ>
が、
<生命、宇宙、その他もろもろという究極の問いの答を計算>して、
<答えはなんと四十二であると発表した>けれども、
<答えはわかったが問いがわからないことがわかったので>、
さらに巨大なコンピュータが必要になった。

< そのコンピュータは名前を"地球"と言ったが、これはあまりにも
 大きかったためしょっちゅう惑星とまちがえられていた。とくに、
 その表面をうろついていた奇妙なサルに似た生きものは、自分たち
 が巨大なコンピュータ・プログラムの一部にすぎないということに
 まったく気づいていなかった。>

__ここまで丁寧に概略を示されて、それでも思い出せなかったら、
もう小説を読むのを諦めよう。

 思い出し(せ)て、今回も楽しく読んだ。登場人物中、いちばん人間的
なのがロボットのマーヴィンだ。不治の病、鬱病を相変わらず維持して
いる。
 元・銀河大統領のゼイフォードとふたりで傾いたビルから脱出する
とき__

< マーヴィンが軽蔑の視線を連続的にこちらに放射しているような
 気がして、しまいにゼイフォードはいたたまれなくなった。
 [略]
  ときおりマーヴィンが「こんなことをして、あなたたち生物は
 これが楽しいんですか? たんに後学のためにお尋ねするんですが」
 という趣旨のことを言うのだが、そんなことを言われて気分が上向く
 はずもない。
 [略]
 ふだんにくらべてマーヴィンがほんの少し明るいような気がする。
 だが、やがてそれはちがうと気がついた。このロボットがいつもより
 明るく見えるのは、たんにゼイフォード自身の気分が真っ暗だからだ。>
(p92-93)
 
 強烈な鬱病の投射により、周囲にいる他者は否応なく自省的になる。
イケズですてきなロボット、マーヴィン。

 あ、破壊と再生を繰り返すタイム・トラヴェルものだということも、
忘れないうちに書いておこう。時制が行ったり来たりするので、それを
表現する日本語訳も__

< この店では、客はテーブルに着いて(着くだろうっていて)豪華な
 食事をとり(とるだろうっており)、周囲で森羅万象のすべてが爆発
 するのを見物する(見物するだろうっている)。>(p140)
__と、スィングする。

 すこやかにパンク!


     (ダグラス・アダムス/安原和見 訳『宇宙の果てのレストラン』
     河出文庫 2005初 J)



呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 「共謀罪」法施行 警察監視の独立機関が必要 法律家ら提言

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........
[PR]

# by byogakudo | 2017-08-01 21:15 | 読書ノート | Comments(0)
2017年 07月 31日

「東京新聞」2017年7月30日付けより

e0030187_13352264.jpg













 日曜日の東京新聞・第5面に『時代を読む』という欄がある。
昨日、7月30日は関西学院大学准教授・貴戸理恵による『道徳
教育、大切なことは?』と題された論説だった。
 適宜要約して引用したい。


 来年度から小学校で、「特別の教科 道徳」の授業が始まる。
教科書検定では、いろいろイチャモンがつけられた。

<「高齢者への尊敬と感謝」が不足しているとの検定意見で 
 「おじさん」から「おじいさん」に[略]
 「伝統文化の尊重」の観点から「パン屋」を「和菓子屋」に
 変更>した。

 "和菓子" も"日本画”も、明治維新以後、欧米との比較文明的に
浮上してきた"日本"という自意識を反映した名詞だ。それ以前から
日本は存在していたのだから、伝統を言いたいのなら、わざわざ
"菓子"だの"日本画”だのと、強調する必要はない。__これは、
引用者の意見。

 貴戸理恵に戻る。
<日本の道徳教科書すべてに[注:引用者としてはボールド表示して、
 さらに!をつけたい]採用された「かぼちゃのつる」は、以下の
 ような話だ。
 ぐんぐんつるをのばすかぼちゃはハチや犬に「みんなのとおるみち
 だよ」などと止められるが「こっちへのびたい」と聞かず道路にはみ
 出す。揚げ句、トラックに引かれて泣いてしまう。テーマは「わがまま
 をしない」である。>

 唖然とする。これは道徳ではない、倫理ではない。
 長いものには巻かれろ、泣く子と地頭には勝てない等々の、ただの
処世術だ。"道徳教育"と称して日本会議系"臣民教育"を施そう、"皇民化"
しよう、洗脳しようという、自発的奴隷化推進政策だ。
 義務教育だからって、こんな思想というより無思想を教え込む小学校に
子どもを通わせるなんて...。日本中のすべての小学校を籠池学園化させる
って話だろう。

 また貴戸理恵に戻る。
<アメリカやオーストラリアなどの教育現場で小学校低学年向けの
 哲学系の授業などによく使われる絵本に「たいせつなこと」(内田
 也哉子訳、原題The Important Book)がある。この本では、子ども
 にとって身近なものから、その本質とは何かを考えていく。
  たとえば、スプーンならば
  「てでにぎれて/たいらじゃなくくぼんでいて/いろいろなものを
 すくいとる/でもスプーンにとって/たいせつなのは/それをつかうと/
 じょうずにたべられる/ということ」という具合だ。靴やりんご、空
 などが登場し、ラストは「あなた」について考える。
 「たいせつなのは/あなたが/あなたで/あること」>



呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 「共謀罪」法施行 警察監視の独立機関が必要 法律家ら提言

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........
[PR]

# by byogakudo | 2017-07-31 15:47 | 雑録 | Comments(2)
2017年 07月 30日

西荻窪でリハビリを

e0030187_2048444.jpg












 (でも写真は西荻ではありません。)

 Sが不調で8日間出ていなかった。今日は雨は降らないよう
だし、太陽が目いっぱいでもない。少し歩いた後で休むところ
もすぐ見つかる、という条件で関東バスで西荻窪にする。
 
 宮前三丁目だったかで降りて、JR西荻窪駅方向へ。湿気は
あっても陽が射さないので、歩いていられる。こんな天気で
ないと、夏の昼間、1:30pmや2pmに出歩いていられない。

 まずお昼の軽食と思っていたが、untidyの真ん前にいるのに
気がついた。やっぱり見たい。
 久しぶりで嬉しくなって、お行儀悪く、手で触れてしまう。
アルミのビーズとガラス玉を組ませたブレスレットを入手。Sに
よく似合う。
 あの、うつくしい小さな立像がまだあった。

 お昼をすませる。ブレスレットが少し長いので縮めてもらいに
またuntidy(4月30日以来だった)に戻る。調整を待つあいだ、
立像を見つめる。
 Sのミニチュア版みたようなオブジェに溺れることにした。

 盛林堂にも寄る。岡本綺堂『風俗江戸東京物語』(河出文庫)、
岡本綺堂 他『見た人の怪談集』(河出文庫)、大泉黒石『黄(ウォン)
夫人の手』(河出文庫)。
 未練たらしく、フレッド・カサック『日曜日は埋葬しない』(HPB)
を眺めてから立ち去る。大きめ活字で復刊されたし!

 ドトールで休んでから電車とバスで戻る。なんとかリハビリ一日目を
こなした。



呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 「共謀罪」法施行 警察監視の独立機関が必要 法律家ら提言

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........
[PR]

# by byogakudo | 2017-07-30 21:00 | 雑録 | Comments(0)
2017年 07月 29日

(2)都筑道夫『哀愁新宿円舞曲』他、読了

e0030187_1935226.jpg












 写真は近所の公園で。通り道ではないのであまり行かないが、
猫溜まりなのは知っている。スーパームーンの夜、月見に出たら
猫があちこちに坐り込んでいた。


~7月28日より続く

 『哀愁新宿円舞曲』全10篇と、『ショートショート』『エッセー』
他を全部読んだ。つまり、表題作『猫の舌に釘をうて』を残したが、
他は読んだ。

 『哀愁新宿円舞曲』では、やはりスロー・テンポのコメディという
離れ技『トルコ・コーヒー』と、新宿・青線風俗が描かれる『娼婦の
町』『歌舞伎町夜景』が好きだ。
 何を書くかではなく、どのように書くかしか問題ではないけれど、
他の技巧的短篇は、巧さはすごいと思っても、それ以上の思いが
浮かばない。

 もう大昔に読んだきりの『猫の舌に釘をうて』も、いずれ読み返して
みよう。たぶん、1950年代・新宿風俗小説としての再読になりそうだが。


     (都筑道夫『都筑道夫コレクション<青春篇> 猫の舌に釘をうて』
     光文社文庫 2003初 J)



<日本国憲法は、アメリカによって押し付けられた恥ずかしい
 ものなどではなく、日本国民が自ら選び取り70年間維持して
 きたものだと、私たちは成蹊大学で学んでいます。

 そして、私たち成蹊大学生は、憲法学を机上の空論などと考え
 学者の意見を軽視することなどはせず、学問が蓄積してきた
 知識を大切にしています。

 あなたは、本当に成蹊大学で学ばれたのでしょうか。>
(AJAA 安倍晋三に反対する成蹊大学後輩による抗議声明)

呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 「共謀罪」法施行 警察監視の独立機関が必要 法律家ら提言

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........
[PR]

# by byogakudo | 2017-07-29 20:13 | 読書ノート | Comments(0)
2017年 07月 28日

(1)都筑道夫『哀愁新宿円舞曲』を読んでいる

e0030187_18514525.jpg













 『東京夢幻図絵』は戦前の東京風景を描いた連作短篇
ミステリ集だが、『哀愁新宿円舞曲』は昭和30年(1955年)
前後の新宿が舞台の、ミステリというより情話集だ。あのころ
の新宿への郷愁に満ちる。

 『娼婦の町』や『歌舞伎町夜景』は、娼婦群像だ。足を洗って
その後おだやかに過ごしている例も、たまにあるようだが、
大抵は疲れ果てて哀れな末路だ。

 哀れなのは女たちだけではない。いまのソープランド、当時の
トルコ風呂に行った男の話も哀れである。
 『トルコ・コーヒー』の主人公は気弱な中年会社員だ。

< やたらに人見知りをするたちで、[略]ひと前では意見も
 のべられない。[略]いつもよりよけいに酒を飲んでも、安直な
 飲屋のすみで、子どものころの流行歌を、はた迷惑にならない
 ように、口ずさむのがせいぜい>(p298)

__そんな男に、たまたま妻の知り得ないお金が入った。たまたま
電車の窓からトルコ風呂のネオンサインが目に入った。
 勇躍、登楼したが、彼についた若い女が、どうも初手から調子が
おかしい。

 動作が妙におそい。何か言って
<笑顔になるまでに妙に手間がかかった>(p296)りする。
<あまり、まばたきをしないのと、短い言葉に甘ったるい節が
 つくのが、ちょっと気になっただけ>(p302)だが、
彼女の動作はさらに緩慢になる。

 彼の浸かっている湯に入ってきて、そのまま沈みそうになるので、
抱えて浴槽を出る。ますます身体に力が入らなくなり、倒れて頭を
打ちそうになるところを、危うく支えてやる。
 彼女は普通のひとの時間速度ではなく、麻薬時間の速度で生きて
いるらしい。
 何かしてもらうために入湯料を払ったのに、身体を拭いてやり、
ベッドに横たえてやり、何やかやと彼女の世話をする破目になる。

 スラップスティック譚であるが、彼女の緩慢な麻薬時速に合致した
ゆっくりしたタッチで記されているので、却って彼の悲哀に共感できる。
 遅いテンポをキープしながら書けるって、すごい。


     (都筑道夫『都筑道夫コレクション<青春篇> 猫の舌に釘をうて』
     光文社文庫 2003初 J)

7月29日に続く~



呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 「共謀罪」法施行 警察監視の独立機関が必要 法律家ら提言

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........
[PR]

# by byogakudo | 2017-07-28 20:59 | 読書ノート | Comments(0)
2017年 07月 27日

ひとりで阿佐ヶ谷へ(2017/07/27)

e0030187_17334536.jpg













 Sが少し不調なので、ひとりで阿佐ヶ谷へジャムを買いに行く。
近所に輸入食品店がないからだ。わたしはジャムやマーマレード
に関して日本製を信頼しない。甘さ控えめで健康にいいでしょと、
言われているようで不満だ。安い外国製のジャム類は、しっかり
味がする。
 高級輸入食品も困る。カルディが扱う程度が、買える値段で望ま
しいのだが、近くのカルディというと、バスで永福町に行くか、
阿佐ヶ谷・荻窪を目指すかになる。阿佐ヶ谷・荻窪なら、その周囲
に古本屋が存る。

 2pm前にJR阿佐ヶ谷駅着。千章堂に30分強、滞在して、店頭で
安部公房『死に急ぐ鯨たち』(新潮文庫)、里見弴『極楽とんぼ』
(岩波文庫)、中で丹生谷貴志『ドゥルーズ・映画・フーコー』
(青土社)。

 日が照ってないと表を歩くのも気が楽だ。
 あれ、ネオ書房は、お休み? 外の均一棚が青いシートでくるまれて
いる。

 コンコ堂の均一棚から末井昭『素敵なダイナマイトスキャンダル』
(ちくま文庫)、店内で都筑道夫『猫の舌に釘をうて』(光文社文庫)。
 都筑道夫は昔かなり読んでいるので、光文社文庫版の『都筑道夫
コレクション』に興味がなかったが、つい最近、この版に『哀愁新宿
円舞曲』が入っていると知った。
 たぶん、新宿・青線地帯に下宿していたころの物語だろう、『東京
夢幻図絵』の戦後版みたような短篇集らしいが、なかなかぶつから
なかった。
 20分ほど滞在、『フランク・ザッパ自伝』に心を残しながら去る。
コンコ堂では『ジョン・クリーズ自伝』も買いそびれたなあ。

 2:45pmころ、ネオ書房の店内に灯りが見える。3pm開店なのか。

 忘れずにジャムも買って部屋に戻ったら、3pmに蓮舫が民進党・
党首を辞任したというニュースがあったそうな。



<結局、日本の政治はスキャンダルでしか変わらなかった。
 日本ペンクラブは言論・表現の自由を訴え、大変な思いをした
 歴史を抱えながら、政府あるいは権力を批判してきた。だけど、
 日本は理念で変わった例がない。それは権力観がないからなんです。
 こんな社会ってない。フィリピンでは民主化革命が起き、香港では
 雨傘革命が起きた。いずれも理念に基づいたものでしょう。日本には
 権力観がないから、権力の思惑を考えず、共謀罪法のような悪法を
 簡単に通してしまうんです。>
(吉岡忍氏が語る安倍政権と共謀罪 「日本は権力観が欠落」)

呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 「共謀罪」法施行 警察監視の独立機関が必要 法律家ら提言

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........
[PR]

# by byogakudo | 2017-07-27 20:41 | 雑録 | Comments(0)
2017年 07月 26日

(3)岡本綺堂『綺堂随筆 江戸っ子の身の上』今日中に読了

e0030187_22244390.jpg













~7月25日より続く

 明治末から昭和初年にかけて書かれた随筆が収録されて
いるが、岡本綺堂の社会的弱者("弱者"って厭な言葉だが、
差し当たって置き換えるべき名詞を思いつかない)に対する
姿勢は一貫している。
 その当時の世間からは低く見られる人々に対して、注意深く
共感的なまなざしを注ぐ。

 初出不明の『葉桜まで』は、上州の温泉宿の女中たちについて
詳しく書かれる。

 脚気持ちのお鶴さんは、自分の嫁入り衣装代を稼ぐために、
初めての職場にやってきたが、脚気が悪化して実家に戻って
養生することになる。

 長年、宿に勤めているお秋さんは、
<無暗にげらげら笑うのが彼女の癖で、>(p193)
悪気はないとわかっていても、ときどき相手にするのに疲れるが、
何の苦労もなさそうに見える彼女は、じつは夏に療治に来ていた
医学生がまた訪れてくれるのを待ち続けている。

 気の荒いお国さんは、朋輩との折り合いが悪いことに加えて、
湯治客のお金を盗んだ疑いがかかり、辞める破目になる。
 家が貧乏なので、実の母から、女中でなければ、だるま屋で
稼げと言われている。
 実家に戻ってから料理屋(?)勤めをしたが、堪えられず温泉宿
に舞い戻り、また雇ってくれと頼む。無断で料理屋(か達磨屋)を
飛び出してきたので、いずれ連れ戻されるだろう。

 警官と結婚しているお仲さんは、出張中の夫に黙って奉公したが、
すぐに夫に連れ戻された。

 桜が咲き、散って葉桜になるまでの逗留期間に出会った4人の女中の
話が、綴られる。
 湯治客向けの質素な宿の、美人ではない女中たちの動向を、こんなに
丁寧に観察する作家も珍しいのではないかしら。

 大正2年(1913年)初出の『仙台五色筆』では、紅連尼(こうれんに)
の物語について語る。

 親同士が結婚を決めたが、夫になるべき息子が急死してしまう。娘の
ほうは何も知らずに象潟から嫁いでくる。

<わが子の果敢(はか)なくなったことを語って、娘を象潟へ送り還そうと
 したが、娘はどうしても肯(き)かなかった。たとい夫たるべき人に一度も
 対面したことも無く、又その人が已にこの世にあらずとも、一旦親と親と
 が約束したからには、妾(わたし)はこの家の嫁である。
 [略]
 私はこんな話を聞くと、戦栗(みぶるい)するほどに怖しく感じられて
 ならない。私は決してこの娘を非難しようとは思わない。寧ろ世間の
 人並に健気な娘だと褒めてやりたい。而もこの可憐な娘を駆って所謂
 「健気な娘」たらしめた、その時代の教えというものが怖しい。
  子を亡った掃部夫婦も矢はりその時代の人であった。究意(つまり)は
 その願に任せて、夫の無い嫁を我家に止めて置いたが、これに婿を迎える
 という考慮(かんがえ)もなかったらしい。>(p143)

__そうして夫婦の死後、嫁に来た娘は尼になった。

 船旅で知ったイギリス人の老婦人にも、綺堂は同情する。彼女は実家が
破産してインド人男性と結婚したので、同階級の人々から相手にされない。
(p187 初出不明『秋』)

 昭和7年(1932年)から8年(1933年)初出の『苦力と支那兵』では、

<苦力といえば、最も下等な人間で、横着で、狡猾で、吝嗇(りんしょく)で、
 不潔で、殆(ほとん)ど始末の付かない者のように認められているらしいが、
 必ずしもそんな人間ばかりで無いと云うことを、私の実験によって語りたい
 と思うのである。>(p176)

 社会的地位が低い人間に対するこのような細やかな見方は、どこに由来
するのだろう。ところを得られないと分かっている旧幕臣系の男たちが皆、
こんな感受性とは思えない。


     (岡本綺堂『綺堂随筆 江戸っ子の身の上』 河出文庫 2003初 J)



<【生命維持装置】
 「株価高くて気持ちいい」から「株価下がれば内閣崩壊」となったアベの
 ため、クロダ日銀は2日続けて707億円のETF買い。14兆円をこえ、
 もう続かないという日銀内、東証内の悲鳴も無視だ。このツケを一体誰に
 払わせるのか。https://goo.gl/HTpgGa >
(20:40 - 2017年7月25日)

呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 「共謀罪」法施行 警察監視の独立機関が必要 法律家ら提言

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........
[PR]

# by byogakudo | 2017-07-26 16:56 | 読書ノート | Comments(0)
2017年 07月 25日

(2)岡本綺堂『綺堂随筆 江戸っ子の身の上』半分ほど

e0030187_14201970.jpg












~7月24日より続く

 岡本綺堂は漢文と英語で、彼の日本語をつくってきた/
生きたのだろう。

 『半七捕物帳』や『情話』『怪談』などの小説ではあまり
英語のひととは感じなかったが__例外は『三つの声』と
いうタイトルだったか『半七』に入っていた短篇が、英語の
ミステリの翻案かしらと思うくらい、すっきりした本格推理
だった__、随筆では、かなり英文脈のにおいのするものが
見られる。

 初出不明の『正月の思い出』は、明治28年(1895年)の
お正月のできごとが記されているので、それ以降に書かれた
としか分からないが、綺堂の麹町一番町に住む叔父が、明治
27年(1894年)の末、12月30日に死亡した。

 いまでも年末年始は世の中の動きがスローだが、むかしは
全国的・全面的にオフだ。
 死去の知らせをするにも、大晦日に死亡通知の葉書を印刷して
くれる印刷所なぞない。電話は普通の家庭にはまだ存在しない。
特に親しいひとへ電報を打つしかできなかった。

 迎えて元旦。まだ年賀状も存在しないから、直接、新年の挨拶を
述べにくる客毎に、
<「実は......」と打ち明けなければならない。
 祝儀と悔みがごっちゃに>(p42)
なった会話を繰り返す。

 1月2日午前10時、青山墓地で葬儀がある。
<途中葬列を廃さないのがその当時の習慣であるから、
 私たちは番町から青山まで徒歩で送って行く。>(p43)
 近所の人その他、合わせて50〜60人の葬列になった。

 ときはまさに日清戦争の戦捷気分のさなかである。それで
なくてもお正月は、のどかに晴れやか・賑やかなのに、街は
もはや、ドンチャン騒ぎになっている。
 その喧噪・混雑の中を潜りぬけて進む、黒い暗い葬列。

 明暗対比するありさまが交互に、落着いたタッチで述べられるので、
悲しい話なのに、おかしみがこみ上げる。そのまま英訳しても通じる
文体だろう(落語の演じ方でもあるだろうが)。

     (岡本綺堂『綺堂随筆 江戸っ子の身の上』 河出文庫 2003初 J)

7月26日に続く~



<そもそも、とか、まさに、とか、いわば、とか、わけであります、とか、
 本来の使い方を逸脱しすぎていて、しかも文節でないところで切るので、
 日本語の体をなしていない。忍耐をもってようやく聞き取っても、内容は
 空疎、思想は薄弱。その虚しさに疲れる>
(1:41 - 2017年7月24日)

呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

 「共謀罪」法施行 警察監視の独立機関が必要 法律家ら提言

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........
[PR]

# by byogakudo | 2017-07-25 16:26 | 読書ノート | Comments(0)
2017年 07月 24日

『パノラマニア十蘭』を中断して(1)岡本綺堂『綺堂随筆 江戸っ子の身の上』へ

e0030187_15573499.jpg













 久生十蘭『パノラマニア十蘭』は、あと2篇『重吉漂流紀聞』
『ボニン島物語』を残しているが、夏場に読むには、あまりに
シヴィアでシリアスでヘヴィではないかということで、岡本綺堂
『綺堂随筆 江戸っ子の身の上』を読み始めた。

 むかし(明治や大正)の小説は、いまの作家と比べて、漢字の
使用が多いので、紙面が黒々としている印象がある。いまなら
平仮名で書くような副詞も、たいてい、漢字が使われる。

 そんな中で例外的なのが綺堂だと思ってきた。『半七捕物帳』
で見たのか、正確な記憶ではないが、たとえば"夕方"を"ゆう方"
と、一部仮名書きにするような、紙面に軽さや優しさを与える
書き方を心がけている作家だと思う。

 随筆でもそういった配慮が見られる。「時事新報」、大正15年
(1926年)8月19日から22日にかけて連載された『薬前薬後』の
『雁と蝙蝠』から引用__

< 夏のゆうぐれ、うす暗い家の奥からは蚊やりの煙がほの白く
 流れ出て、家の前には涼み台が持ち出される頃、どこからとも
 知れず、一匹か二匹の小さい蝙蝠が迷って来て、あるいは町を
 横切り、あるいは軒端を伝って飛ぶ。>(p116)

 "ゆうぐれ"、"うす暗い"、"蚊やり"、"ほの白く"と、はかなくうっすら
としたタッチで舞台を整え、小さな黒い蝙蝠の登場する背景をつくる。
 こういう視覚的配慮だと思うのだけれど。

 「新潮」昭和8年(1933年)3月号に書いた『雪の一日』には、
信州の友人から言われて、戯曲ではなく小説を書こうとする経緯
が記される。

<信州にかぎらず、冬の寒い、雪の深い、交通不便の地方に住む
 人々に取って、かれらが炉辺の友となるのものは、戯曲にあらず
 して文芸作品か大衆小説のたぐいであろう。
 [略]
 戯曲には舞台が伴うものであるから、完全なる劇場をも持たない
 地方の人々の多数が、戯曲をよろこばないのは当然のことで、
 単に読むだけに止まるならば、戯曲よりも小説を読むであろう。
 [略]
 普遍的の読み物のたぐいは、場所をかぎらず、時を限らず、人を
 限らず、全国到るところで何人にも自由に読み得られる。
 [略]
 筆を執るものは眼前の華やかな仕事にのみ心を奪われて、東京
 その他の大都会以外にも多数の人々が住んでいることを忘れては
 ならない。>(p75-77)

 綺堂の"読み物"指向もあって、意図的な平仮名の使用になったの
かしら。もちろん、書くもの全部が全部、白っぽい明るい紙面を
目指すのではなく、どんな話であるかによって漢字を多用せざる
を得ないときもあろうし。

 わたしが語彙が少ないのでびっくりするのかもしれないが、
『雁と蝙蝠』中の、

<相馬の古御所の破れた翠簾の外に大きい蝙蝠が飛んでいたなどは、
 確かに一段の鬼気を添えるもので、昔の画家の働きである。>
(p115-116)

の、"昔の画家の働きである"なんて言葉遣いを見ると、こんなときに
"働き"という名詞が使えるのかと驚く。


     (岡本綺堂『綺堂随筆 江戸っ子の身の上』 河出文庫 2003初 J)

7月25日に続く~




呪 亜屁沈臓/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐/

<横浜では4月からこの白い服きた日本会議系の団体が
 マナー教室として学校に介入しはじめました。 挨拶は40度
 と子どもに求め命令口調。すぐにでもやめさせたい( ;∀;)>
(7:36 - 2017年7月23日)

 「共謀罪」法施行 警察監視の独立機関が必要 法律家ら提言

 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

 上記のPDF





..... Ads by Excite ........
[PR]

# by byogakudo | 2017-07-24 16:35 | 読書ノート | Comments(0)