猫額洞の日々

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2005年 08月 05日

タリーズ・コーヒー探訪

 暑さに負けつつ、本を買いに。なんだか地味で渋い本ばかり__でもない、か?
帰るさ、神保町のタリーズに休む。ここはビル前の広場と呼応するように天井が高く、
外光がよく入る。ただ喫煙室の音は感心しない。壁に反響してキンキンしている。
まだ3店しか行ってないが、日本橋タリーズが肌理があらくて駄目だった。九段下、
新宿御苑前はそれぞれに、何てことなくて、気持よい。次は新宿西口、東京医大隣の
タリーズを訪れよう(いつになることやら)。

 昨夜「はじまりはジャズ・エイジ」を終える。敗戦時にティーネイジャーだった
世代(の一部)とアメリカとは、いまの若い世代よりもっと、密接な関係があった
ような気がする。肯定/否定、どちらの立場であれ、もっと骨がらみの内在化された
関係が。
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# by byogakudo | 2005-08-05 20:29 | 読書ノート | Comments(0)
2005年 08月 04日

今年は5日間の夏休み!

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を取ることに(やっと)決定。猫額洞HPトップにも書きましたが、

8月23日(火)~27日(土)、猫額洞は夏期休業いたします。
この間、メール通販もお休みです。
メール等でご連絡を頂きましても、お返事は28日(日)以後になりますので、
よろしくお願い申上げます。

 去年ほどの酷暑にはならないですむんじゃないかと、甘い期待をしていたが、
やはり甘かったようだ。どっしりした熱さに囲まれている。手で触れるような熱気。
多少の撒水では追いつかない、かえって舗道の上に熱がかたまって出てきた。
 あのビスケット型した、厭な朱色と小豆色とに白ブチ混りの舗道は、それでも
保水性はあるようで、水を撒いたあとかなりの時間、黒染んでいる。色と型とを
なんとかできないのか。見るたびに気が滅入る、だらしなく、安っぽく、悲惨な
形状だ。暑さのせいの八つ当たりもあるが、あれはひどい代物です。
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# by byogakudo | 2005-08-04 18:08 | 告知 | Comments(0)
2005年 08月 04日

古書猫額洞ホームページ案内

ホームページをご案内申上げます。
新着本は毎週末更新、その他各目録は随時更新です。
下記をクリックして下さい。
     
古書猫額洞
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# by byogakudo | 2005-08-04 14:22 | Comments(0)
2005年 08月 03日

何も覚えてない

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 2時間で20冊くらいしかネットに上げられないのか。遅いなぁとは言え、1冊
上げては付箋に書いて貼り付けていたから、そんなものかも知れない。02です、
お暇でしたら、よろしく。まだまだ上げなきゃならない・・・。

 死んだように静かな夏の午後の街は、とてもなつかしい。回覧板を廻しに!外に
出たら、夏の記憶がよみがえった。

 昨夜は眠いのに川本三郎「ネヴァーランドで映画を」(中公文庫 88初)を斜め読みし
常盤新平「はじまりはジャズ・エイジ」(講談社文庫 85初)に移る。寝ぼけながら
読んだので、読んだという記憶しかない。無駄ってものだ、まったく。
 
 そう言えば先週、「ネロ・ウルフの殺人交響曲」だったか、そんな題名の
パスティーシュ?を読んだが、ウルフ・グッドウィンの日常生活描写がいい感じで
これはと思ったのだが、最後の謎解きの単調さにがっかり。わたしは誰が犯人であれ
構わない人間であるが、あんまり何も考えてなかったかのような謎解きに出会うと、
さすがに嫌になった。
 
 むかしハードカヴァで福永武彦の頁だけ読んだ「深夜の散歩」は、今回も他の筆者の
部分に着かずに棚に戻しそうだ。あっ、これも上げなきゃ。
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# by byogakudo | 2005-08-03 15:37 | 読書ノート | Comments(0)
2005年 08月 02日

山崎阿弥個展@青い部屋

 アーティスト山崎阿弥個展「近視のための緑青」がきのうから渋谷「青い部屋」で
始まった(8月31日まで。最終日にライヴあり)。前回と同じく「青い部屋」エント
ランス・ホールが会場だ。詳細は

     青い部屋 電話03-3407-3564  へ。

 一昨夜は佐高信「タレント文化人100人斬り」(現代教養文庫 98年7刷)と
吉行和子「どこまで演れば気がすむの」(潮文庫 85初)、昨夜は吉行和子の続きと
福永・中村・丸谷「深夜の散歩」(講談社文庫 81初)を読んでいた。
 
 佐高信は何となく、息せき切って悲憤慷慨する人かと思っていたが、そうではない。
道に火のついたまま捨てられた(他人の)煙草の吸い殻を、丁寧に靴でもみ消し、
捨てた人に注意して立ち去るひとのような律儀さで、対象を手際よく批判していく。

 吉行和子の本では「チヨちゃんごっこ」の話がいい。小学生の頃、妹と一緒に
やっていた遊びで、

     チヨちゃんという素敵な上級生にあこがれていたが、友達になりたくても
     気が弱くってどうやって口をきいていいか分からない。仕方がないので
     画用紙にその人に似た顔を書いて切りぬき、お人形ごっこをした。
     それからは仲良くなりたいと思う人を、次から次へとお人形にしてしまい
     交友した。

 この遊びは数年間続いたが、ある日、自分の考えだけではどうにもならない
他人の言動にとまどって、人形を勝手に動かせなくなって終わった、という。   
     

     
 
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# by byogakudo | 2005-08-02 13:30 | 山崎阿弥 | Comments(2)
2005年 08月 01日

五月真理矢 La PaRaDe live

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 告知が遅くなったが、7月予定の五月真理矢 La PaRaDe live が、

   8月11日(木)西荻窪 音や金時
   (電話 03-5382-2020 http:// www2.u-netsurf.ne.jp/~otokin)

で行われる。坂本弘道氏とのデュオだ。詳細は猫額銅HPリンク欄の坂本氏の
サイトで確認して下さい。
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# by byogakudo | 2005-08-01 12:54 | 五月真理矢 | Comments(0)
2005年 07月 31日

暑中お見舞い申上げます

 とタイトルしたが、まだ暑中でよかったのだろうか? 年中行事に疎いので
暑中と残暑の期間がわからない。好みで行けば残暑見舞いだ。藤原良経の歌が
引用できる。今年も使おう。
     
     手にならす夏の扇と思へども ただ秋風のすみかなりけり

 ウッドハウス「ジーヴズの事件簿」読了。これは喜劇として描かれているが、
悲劇版にすると、映画「召使」になるのじゃないかしら? 独身の主人と
その従者との、離れがたい関係の物語と読めば。
 また、喜劇のもつスピード性、混乱がさらに混乱を招くありさまを読んでいると、
「モンティ・パイソン」を思い出した。パイソンズの祖父にあたる小説では
ないかという推理も浮かんだが、根拠として「ガッシー救出作戦」中にある、
     
     叔母に何かやれと命じられたら、やるしかないのだ。そうでないと、
     大昔のスペインの宗教裁判もはだしで逃げ出すような拷問が待って
     いるのだから。

を持ち出すと、牽強付会と言われそうな気もする。だが、前書きには、ネットの
サーチエンジン「アスク・ジーヴズ」を例にとり、

     英語圏ではウッドハウスの文章がしばしば引用されるが、多くの場合は
     ウッドハウスという引用元さえ付記されない。多くの読者には、前後の
     文脈から見当がついてしまうのだ。

なぞとある。どうなのでしょう?

     
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# by byogakudo | 2005-07-31 17:06 | 読書ノート | Comments(0)
2005年 07月 30日

雷雨待ち?

 雷とともに大雨が降り出してきそうな気配がいっぱい。早々に表のワゴン類は
ヴィニルで覆われ、誰も覗けない。いいの、降り出してからドタバタしたくない
から、とは言うものの、まだ誰も入ってこない。

 昨夜は「ウッドハウス」を半分近く読む。愉しい。真剣にあと2巻分用に
ウッドハウス貯金をしようかしら。苦手な行為ではあるが。ともかく文春版が
手に入ったので、いつでもミステリのお師匠さんの国書版と交換読書できる。
 賢明な従者とおろかな主人の典型的なコンビだが、ジーヴズ氏は神の如き
天才であるだけでなく、色好みでもあって、そこが素敵。

 久しぶりに早出して、気になっていた文庫本の値段付け。ほぼ完了。1冊、
途方に暮れているのが、「かぎろいしょう」とルビのある、棟方志功 板画、
保田與重郎 歌の中公文庫。「かぎろい」は、漢字が出せないが、火偏に玄、
次の漢字は火、しょうは頌。どうしようかな?
 
 新着本、猫額洞HPにアップしました。(間に合った!) 毎週末更新です。
ときどき新着欄を経ないで、各項目に新着本を上げたりもします。覗いてみて
下さい。よろしく。
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# by byogakudo | 2005-07-30 14:16 | 雑録 | Comments(0)
2005年 07月 29日

半日を新宿で過ごす

 用事もあって、半日を新宿で過ごした。神保町、五反田、高円寺以外の街に
出かけることがなくなっていたので、散歩気分。暑さに参ったけれど。用件を
すませて、紀伊国屋書店へ。本の量が少なすぎる。多すぎても探し辛いが、
いかにも、文芸書は売れないから少なくてよいみたいな感じだ。
 
 名のみ知るジュンク堂へ(淳久堂だったのか)。一瞬で「P・G・ウッドハウス
選集1 ジーヴズの事件簿」(文芸春秋 00再)が見つかる。5月30日初版、6月20日に
再版。売れているってことだろうか? 国書刊行会版と隣り合わせているが、
国書版は2巻目も出ている。レジで尋ねたら、文春版はいまのところ、この1巻のみ
だという。全3巻の選集らしいが、ちゃんと刊行されますように。
 
 次は世界堂。ただ3Bの鉛筆が欲しいだけなのに、何故 近所では緑軸のFaber-
Castell 9000シリーズが買えないのだろう? わたしの好きなものは流通経路から
外れやすい傾向にあるとは思うが、銀色軸が美しいカンバーランド鉛筆とまでは
要求しない、ただのFaber-Castell、それも2Bではなく3Bになると、出かけて
行かなければならない。
 
 用事は終わった。あとはぶらぶら、新宿御苑前を歩く。まだ暑い。Sが御苑の
近くにもタリーズ・コーヒーがある筈だという。地下鉄駅の前だった。あまり
広くないが、やっぱりタリーズの空気だ。しばらく休憩の後、伊勢丹方面に
戻ったら、大昔からあったとSの言う「昭友堂書店」に引っかかる。外見で想像した
より奥行きがある店内だった。よその古本屋さんは愉しい。店主は古い絵葉書の
仕分けをしてらした。メンコやバッヂもあって好きな人には嬉しい店なのだろう。
 新着本のアップは明日(ないし明後日までには)します。
 
 
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# by byogakudo | 2005-07-29 21:09 | 雑録 | Comments(0)
2005年 07月 28日

ブリジット・フォンテーヌ 「夏、夏」

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鈴木創士氏の許可を得たので、引用する。

        「夏、夏」

     白い砂
     目を眩ませるような
     そしてまだ私は生きている

     蒼白い木
     あえぎに満ちて
     そしてまだ私は生きている

     刈り取られた草
     広げられた腕
     風、風、風、風

     暖められた柘植の木
     麝香の香りのする風
     夏、夏、夏、夏

     (・・・)


     私は忘れてしまった
     くたばった猫たちを
     その猫たちはさらにもっと早く忘れてしまう

     鉄柵のそばで
     木がパチパチ音を立てる
     そして私たち、私たちはずっと生きている
     ずっと生きている
     ずっと生きている
     ずっと生きている

                 (「中島らも烈伝」河出書房新社より)
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# by byogakudo | 2005-07-28 18:49 | Comments(0)