猫額洞の日々

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2018年 09月 23日

牛込柳町~牛込神楽坂(2018/09/22)

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 昨日は3pm前に地下鉄に乗って牛込柳町へ。3:30pmころには
到着。あんまり歩いてない(と思う)辺りを踏破(?)したい。

 弁天町121附近。住宅地に入るには、いきなり坂を上らなければ
ならない。しかも、かなり急坂。早速、息を切らす。

 原町1-64辺り、あみだくじのような細い道が続く。古い木造住宅
と新建材住宅が混在する辺りを、ぐるっと廻って元に戻る、不審者
ふたり連れ。うろうろと原町3丁目に至る。

 住宅地か、さもなくば縦横に通る、二つの大通りか。
 若松河田に近づいてしまったようなので、大久保通りから、また
内側の道に入ろうとする。水野原通りと書いてある。帰りは牛込
神楽坂からにしたいのだが、大通りと狭い住宅地の通りとの差に
幻惑されて、方角が取れない。
 右手にあった日生薬局 牛込店へ飛び込み、道を尋ねる。わざわざ
パソコンから地図をプリントアウト(!)してくださり、成城中高校の
道をずっと進めば着くけれど、かなりありますよ、と。恐縮です、感謝!

 外苑東通りを越え、大久保通りを歩きながら(内側に入ると、また分ら
なくなりそう)、市ヶ谷甲良町。よしっ、牛込神楽坂駅、確認。
 タリーズもあるけれど、この近くに珈琲館があったはず。たぶん右折
したところ。

 午後は陽が出て暑くなった。歩き出して1時間後の4:30pmころ、
体力的にきわどいタイミングで珈琲館 牛込神楽坂店、到着。
 ここの珈琲館は、むかしから続いているような牛込中央通り商店会
にある、低中層ビルの一階。目の前の歩道の、一本のプラタナスを
手がかりに、パリ幻想が展開するような空間だ。

 前に来たときも目についた、中華料理 萬成軒。看板文字も落ちて
失われているが、タイルの使い方や格子のブルーが愛らしい。
 5pm、牛込神楽坂駅から戻る。



 

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# by byogakudo | 2018-09-23 20:54 | 雑録 | Comments(0)
2018年 09月 22日

(2)H・C・ベイリー/藤村裕美 訳『死者の靴』再読・読了

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~9月21日より続く

 ミステリ内に流れる時間は、大抵、長くて数日のできごとが多い
ように思うけれど『死者の靴』は、ほぼ一年に及ぶ経緯が記される。
 それを言うなら、『月長石』なぞ、たしか数年間に渡るできごとの
記述だった(と思う)けれど、『死者の靴』の方がむしろ長い時間を
感じさせるのは、単線的だからだろうか。

 名探偵である弁護士クランク氏と助手のホプリーが、ロンドンと
観光地・保養地、キャルミンスターとを行ったり来たりするから
単線的というのではない。穏やかそうなキャルミンスターで、殺人
事件や、もめごとが起きる。

 けれども、それらに関わる人々、メインキャラクター以外の人々の
描き方が、物語の都合に合わせた切りとり方なので、ストーリーが
十分にふくらまない。これがノレない原因ではないかしら?

 市警察と反目し合う州警察の頑固な警部、ユーヴデイルなぞ、もっと
魅力ある複雑な人物に描けるのに、たんに物語の進行の都合に合わせて、
出入りさせられている印象だ。

 それで却って、『月長石』より古臭く感じてしまうのではないかしら。
『月長石』の場合、読者は(少なくともわたしは)150年も前の、昔物語
と意識して読む。古臭いギャグや当時の偏見も、古風さとして楽しむ。
 しかし、1942年刊で、ご都合主義を見せられると、中途半端に感じる
のだ。もう、この書き方では表現できないできごとや人間関係が、無理に
小説らしい(と信じられてきた)書き方の枠内に押し込められているようで。

 きらいじゃないミステリだったけれど。


     (H・C・ベイリー/藤村裕美 訳『死者の靴』 2000初 帯 J)

(1)H・C・ベイリー/藤村裕美 訳『死者の靴』
(2)H・C・ベイリー/藤村裕美 訳『死者の靴』





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# by byogakudo | 2018-09-22 21:30 | 読書ノート | Comments(0)
2018年 09月 21日

(1)H・C・ベイリー/藤村裕美 訳『死者の靴』再読1/2

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 一度は読んだのだから、どこかしら何かしら、記憶を刺戟する
シーンなり出てきてもよさそうだが、登場人物の誰にも、どんな
できごとや風景描写にも、覚えがない。

 2013年1月26日に、
< 「死者の靴」に、英文学の伝統みたようなものを感じたことは
 覚えている。ディケンズ(読んでないけれど)~ウィルキー・コリンズ
 路線の延長ではないかと思ったのだった。なんの担保もないけれど。>
と書いたのが、どういう点で、というのは分る。

 ロンドンの弁護士、ジョシュア・クランク氏(彼が名探偵)は、口を開けば
聖書の言葉を引用し、口ずさむのも聖歌。クランク氏の助手、ヴィクター・
ホプリー(とその妻、ポリー)の視点で書かれる箇所は、そんなに聖書混じり
の記述はない。
 うつくしい入江の町、キャルミンスターの新聞記者、ランドルフ・ハウの
視点で書かれる章は、彼が何かできごとにぶつかると、文章化する本能が
自動的に働きだして、新聞記事にするときの言葉になったり、惹かれている
アレックス・リンド(彼女は市書記官秘書)と喋るときに、文学作品からの
引用が混じる。

 そうか、ふたつ・ひと組で構成されているのだ。大都市ロンドンと観光地・
キャルミンスター。キャルミンスターの内部も、プチブル以上が住む界隈と、
貧民街・ヴィニャードに分かれる__いま読んでいるのは、そこで大火事が
起きた、という辺り。たぶん、再開発のための放火事件だろう。
 ヴィニャードという地名は、vineだろうから、これも聖書っぽい。

 章ごとの書き方は、ランドルフ・ハウ(在キャルミンスター)による記述から
始まる。キャルミンスターで事件が起き、何やら後ろ暗そうな男がロンドンの
クランク氏を訪ねてからは、助手、ヴィクター・ホプリーの視点の章が加わる。 

 クランク氏は名探偵だから、最後まで自分の理論を明かさない。助手には、
ただ、キャルミンスターで"静養"しろという。ホプリーは奥さん共々、しばらく
キャルミンスターに部屋を借り、夫婦揃って、地元の人々と交際を深める。
 なんのためのキャルミンスター調査だか目的が分らなくても、同地の人間
関係に詳しくなり、ランドルフ・ハウとアレックスとも親しくなる。
 夫婦がロンドンに戻ってからも、ランドルフからキャルミンスター通信が届く。

 書簡体(ランドルフからの手紙)の章があったり、聖書や文学からの引用が
多かったりするので、『月長石』を思い出したのだろう、ということが、5年後
の再読で明らかになったのである。

 しかし、原作は1942年刊だが、観光地の再開発や土地の買い占めなどの
トピックがあっても、21世紀に読むと、当時のモダーニティより、むしろ
19世紀後半(ヴィクトリア朝)英文学の伝統の方が強く感じられる。
 とくに20世紀前半のイギリス・ミステリの翻訳を読んでいるときにだが、
それらの小説/ミステリには、ある種の小説の書き方、枠組みがきっちり
存在しているのが見られる。それは存在を疑われたことのない枠組み、
書き方であり、堅牢な家具のように、長く使えて当り前と思われている
かのように感じられるのだ。


     (H・C・ベイリー/藤村裕美 訳『死者の靴』 2000初 帯 J)

9月22日に続く~





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# by byogakudo | 2018-09-21 21:40 | 読書ノート | Comments(0)
2018年 09月 20日

佐多稲子『月の宴』読了

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 いちばん面白いと思ったのは、『「たけくらべ」解釈へのひとつの
疑問』と『「たけくらべ」解釈のその後』なのだが、大変困ったこと
に、わたしは樋口一葉を/も読んだことがない(!)、日本文学にも
疎い奴なのだ。
 
 そういう輩が何かいうなんて破廉恥極まりない振舞いだけれど、
今から書こうとするのは、佐多稲子がどう考えているかの紹介と
それに対する感想なので、そのように了解していただきたい。

 将来は華魁になることを予定されている、気が強い少女が、或る
ときを境に、急に気がふさぎ温順(おとな)しくなった理由を、大抵、
初潮が来たせいだとされてきたが、佐多稲子はずっと、処女を失った
からだと解釈してきた。

 その理由を佐多稲子は、
<「だってその日、[注:ヒロイン・美登利の]母親は風呂場で湯かげん
 をみているもの」>(p162『「たけくらべ」解釈のその後』)
と、応える。
<従来女は、月のさわりのとき、風呂には這入らなかった。>
(p163『「たけくらべ」解釈のその後』)
 初潮だったら、お赤飯を炊いて祝うが、そんなシーンを一葉は書いて
いない。

 また、佐多稲子は、美登利の変わりようが、姉・大巻がいる廓を訪ねた
あとであることを記す。

<大門の中で、[略]密かに高価な「初店」が美登利の身に行われた、 
 と読取るのである。
 [略]
 美登利の変わりようを初潮と見るのは、彼女がまだ店を張る華魁に
 なっていない、ということが根拠になっているのだろう。だが、女の
 身を商いにする店の奥では、どんなことも行われ得ると私は聞いた
 ことがある。初店という売り言葉が如何に嘘かということも。初店と
 して店に並ぶ以前に、店の奥でその初店が何度も行われると聞いた。>
(p155『「たけくらべ」解釈へのひとつの疑問』)

__これも、そうだろうなあと納得できる。華魁・候補生を稼ぎのよい
華魁にするまでには費用がかかる。候補生であっても、「初店」ならば
希少価値のみで高く売れる。そんなチャンスを、楼主が見逃す訳がない。 
 廓は、装飾と想像力とで何重にも覆われた、生きている肉の市場だ。

 「初店」説を補強するものとして、佐多稲子は美登利の母親の描写を
引く。

<「すべて昨日の美登利の身に覚えなかりし思ひをまうけて物の
 恥かしさ言ふばかりなく」という状態に美登利がいるときのその
 母親のことである。「母親怪しき笑顔をして少し経てば兪(なほ)
 りませう、[略]」
 と美登利の「小座敷に蒲団抱巻持出でゝ、帯と上着を脱ぎ捨てし
 ばかり、うつ伏し臥して物をも言はず」というのをいささかも案じ
 たり察しやったりしていない。これは娘を売って大巻という華魁の
 全盛にあずかる境遇の、狎らされた人生態度である。
 [略]
 私は樋口一葉がこの母親を描いたということに、一葉の作家としての
 視線の鋭さを感じ、このことによって一葉の文学は近代文学である、
 とおもうのである。>(p157『「たけくらべ」解釈へのひとつの疑問』)

 この鑑賞の前には、
< 美登利の急に恥じらいがちにおとなしくなるのが、初潮ぐらいである
 のなら、先に云うように「たけくらべ」は美しい少女小説である。>
 長谷川時雨が「源氏物語」との関連性を例にとって、
<少女の紫が源氏との初夜あと御衣にまとわれて臥している>
箇所を引きながら、
<何故それを、「初潮が来て、女になった日だったと解釈してよい」
 と後退されたのであろうか。
 [略]
 美登利を最後まで美しい生娘にしておきたい、という一般の傾向でも
 あったのであろうか。しかしそれでは樋口一葉の浮き世、あるいは
 「憂き世」を観じた視線は見出せないことにならないだろうか。>
(p156『「たけくらべ」解釈へのひとつの疑問』)

 説得力あるなあと『たけくらべ』未読者が言っても、しょうがないが。

 
     (佐多稲子『月の宴』 講談社文芸文庫 1991初 J)





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# by byogakudo | 2018-09-20 16:30 | 読書ノート | Comments(0)
2018年 09月 19日

吉村昭『縁起のいい客』読了

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 ヨタローでかなりヤクザなわたくしが、こんなにカタギな作家の
エッセイを読んでいていいのだろうか、という疑問がときどき起きる
けれども、感じの好いエッセイ集だ。

 能う限り資料が揃わないと書き出さない歴史小説。執筆時間と、
それ以外の時間とを区別して、規則正しいきちんとした生活を送る
吉村昭である。

 ふだんでも観察眼を働かせ、
<自分の周囲に多くの触手をのばしていて、小説の材料になるものは
 ないか、と絶えず探っている。その触手に、小説の素材にはならぬ
 もののエッセイの材料として恰好だというものがふれることがある。
 ダイヤモンドを探していて、エメラルドを見出すような感じである。>
 (p153『▼エッセイは事実です』『エッセイは事実です』)

__だから、エッセイに書いたことはすべて"事実"であると、リアリスム
の小説家である吉村昭は述べる。そういう文学的立場の作家なのだと、
ヨタローなりに理解して楽しむ。

 同じ『▼エッセイは事実です』の次の一篇は、『「雪国」の町』。
 吉村昭は、気分転換と仕事をまとめる場所として、越後湯沢にマンション
を買った。
< 人口密度の高い東京の下町で生れ育った私は、人気のない高原など
 の林の中に建てられている家に住む気にはなれない。>(p159)けれど、
越後湯沢の
<マンションの附近は温泉街の飲食店、商店が道の両側につらなって>
(p160)いる"町"だ。だから過ごせる。

<窓からは四季それぞれに彩りを変える山々が見え、ロープウェイの
 ゴンドラが交叉するのも望める。>(p161)

__なぜここを引用したかといえば、"ロープウェイ"である。新聞記事に
多く見られる"ロープウエー"ではなくて、折り目正しく"ロープ""ウェイ"。
TVニュースで聞こえるのも"ロープーウエー"で、耳にする度に、わたしの
頭の中では"陋風宇衛"と漢字変換される、あのしだらない"ロープウエー"
や"ロープーウエー"でないことに、どれほど安堵することか。
 もし、"マンション"でなく"集合住宅"と書かれていたら、握手を求めた
かもしれないと、ヨタローが小うるさくって失礼。


     (吉村昭『縁起のいい客』 文春文庫 2008年3刷 J)



 ヘイトスピーチに言論の自由を持ち出すのは居直り強盗の手口だが、
強弁を抛っておいてはならない。『新潮45』は廃刊すべきだろう。
 星野 智幸

 「東京新聞」が聞き捨てならない安倍晋三・発言を取り上げないのが
不可解だけど、しつこく引用しよう。
「拉致問題を解決できるのは安倍政権だけだと私が言ったことはない。
ご家族の方がそういう発言をされたのは承知している」



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# by byogakudo | 2018-09-19 21:43 | 読書ノート | Comments(0)
2018年 09月 18日

新御徒町~蔵前~鳥越~佐竹~上野御徒町

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 大江戸線を新御徒町・下車。エレヴェータで地上に出ると、
ここはわたしの故郷、と偽の記憶が炸裂する春日通り。似ても
似つかぬところで生れ育ったのに、いつの間にか、ここが故郷
としか思えなくなる。大川近くに生れる予定だった魂がうっかり
流されて黒潮に乗り、大淀川近くで生まれてしまったのだろうか。
 そういうことにしておこう。

 大村庵でお昼。春日通りを渡って東の方、蔵前方向に歩き、また
春日通りを越えて、鳥越おかず横丁を目指すコースを考える。

 (案内板によれば)小林清親のお墓がある龍福院を過ぎ、元浅草
3丁目辺りへ。
 近藤洋紙店の外壁に一部残っている黒い小さなタイルが愛らしい。
モルタル造2階建てのコレクト株式会社は、窓枠やシャッターが淡い
ブルーグレイ。ナガオ美容室のドアは道に面して内側に、斜に構える。
 うつくしく、あくまでもうつくしい界隈だが、そこここで更地に
なったり、建て替え工事真っ最中だったりしている。

 大きな道路に面した辺りなら、ある程度の高いビル(5、6階建て
までならね)も許されるが、そこから内側に入った狭い通りでも、
平気で10階以上だったりするのが、こんなに地盤の柔らかい、低い
土地でそれが許されるのが解せない。手遅れだけれど、それでも、
美観のために高さ規制する意志を見せても、いいじゃないか。
 わたしは東京オリンピックを憎む。目先の利益しか頭になく、それゆえ
原発にしがみつき、経済成長とお題目を唱えるだけの経済界と安倍晋三・
独裁政権を憎む。

 そろそろ春日通りに戻らなくちゃという頃、寿1丁目辺り、角が日本時代劇
研究所の低層ビル。同じ並びに、ファサードに古い窓ガラスを使った、お店か
アトリエがあったはず、まだ在る。
 入るのは初めてのそこは、彫金などのスタジオである ALLOY という空間
だった。通信販売ページに出ている、ステンレス片を組み立てて使うコーヒー
ドリッパーのアイディアなど、かっこいい。
 ものをつくる若い人々が蔵前に集まってくる。むかしからある地場産業と
結合できる、いい流れだ。

 鳥越神社の方に向かわなきゃ。しかしこの界隈で困るのは、ひと休みできる
喫茶店がないことだ。アトリエやスタジオ、ショップ、ギャラリー、それらに
加えて、坐り心地のよい椅子のあるキャフェを、ぜひ!

 休めるお店が見つからないので、そのまま鳥越おかず横丁、入舟に直行
して買い込む。かなり重くなった袋を抱えて、佐竹商店街、le cafe を目指す。
 しかし、その手前が佐藤精肉店。夕飯ものを買う。さらに袋が重くなる。
 やっと、ひと休みしたが疲れて動けなさそうである(疲れすぎて、よく分ら
なくなっている)。
 なぜか上野御徒町まで歩く事情ができてしまい、それでもどうやら戻って
きた。





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# by byogakudo | 2018-09-18 22:17 | 雑録 | Comments(0)
2018年 09月 17日

昨日は仙川で阿弥さんたちのライヴと文紀堂書店

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 昨日は失礼しました。

 山崎阿弥さんからライヴのご招待をいただいて、昨日は仙川へ
行った。
 サイトを見たら、「調布市せんがわ劇場」と書いてある。仙川は
「せんがわ」と読むのだ。知らなかった。ずっと「せんかわ」だと
思っていた。
 K か G か。S か Z か。山崎阿弥さんは「やまさき」であって
「やまざき」ではない。日本語はむずかしい。

 初めて行くところなので早めに(開演1時間前に)行った。劇場の
位置を確認してから、近くを歩いてみる。

 駅前は、ユニクロや無印良品、スターバックスなどが目に入る、
いわゆる郊外の街の作り。少し離れると、田園地帯だった時間の
長さを感じさせる、郊外住宅地だ。

 住宅地帯に入ってすぐ、文紀堂書店を見つけたときの驚きと喜び!
 おしゃれな内装に変っているが、店頭・均一棚のラインナップの
雑本性は、道玄坂時代から続く味わいである。"雑本"は悪口では
ない、その正反対。町/街の古本屋の魅力の根幹である。
 店頭で井伏鱒二『珍品堂主人』(中公文庫)、店内で久生十蘭
『内地へよろしく』(河出文庫)。道玄坂のころのご主人(でしょう?)
がレジに坐っていらして、うれしかった。

 1:10pm。開演時刻、1:30pmが近づく。開演を待っていると、
ステージに向かう通路を小走りに進むのは、阿弥さんだ。戻って
来られたときに挨拶。ステージ用の黒いジョーゼットのワンピース
__アールデコ+レカミエ夫人タッチ__姿がすてきだ。

 1:35pmから3pmまで、[坂本弘道ディレクション]ライヴ
 阿弥さんの声を聴くのは久しぶりだが、ライヴを重ねて得た自信
を感じた。
 ライヴ全般に関しては、わたしはインプロヴィゼイションについて
ちゃんと考えたことがなかった(!)ので、もの知らずが何をいうか
と言われそうだが、即興やフリー・フォームという概念は実行可能な
ことだろうかと、素人らしく思う。
 ある文学的傾向が制度になり、同じく絵画が制度になり、音楽が制度に
なり...、ひとが作り出す行為はすべて、自らのクリシェに陥りやすいが、
フリー・フォームはその解決策として機能するだろうか? むしろ枠組み
の中に、自由の天地が広がることが多いのではないか...。
 大雑把な言い方だけれど。


     ([坂本弘道ディレクション]ライヴ@調布市せんがわ劇場
     13:30-15:00 Sunday 16/09/2018)





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# by byogakudo | 2018-09-17 20:22 | 山崎阿弥 | Comments(0)
2018年 09月 15日

多木浩二『「もの」の 詩学』読了

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 4月22日に瞎驢(かつろ)庵で買った2冊を、これでやっと
2冊とも読了。評論の類いを地下鉄の中だけで読んでいると、
なかなか読み終わらない。
 小説って、否応なく引きずり込んでスピードに乗らせて読ませる
形式だ。評論は、そうさっさと著者の世界に無条件で入られても
困る(?)だろうし。
 しかも時間をかけすぎて、最初の方は、かなり忘れている...。
(ヨタロー読みでもあるので、みなさん、本文に当たってください。)

 『第一章 「もの」と身体』は、たぶん1970年代に書かれたの
だろう。あのころの文体センス満載である。いまは、ノンシャラン
に気軽に語ってみせるのが流行りの芸風であろうが、むかしはそう
じゃなかった。なんか強面(こわもて)にふるまうのが流行っていた
ような記憶が蘇る。
 椅子と身体と室内(建築)との関係が記号論的に(たぶん)、
あまり可愛げなく記述される。

 『第二章 コレクションから展示へ』、この辺りから少し読む気
に(?)なってくる。
 『第二章 二 美術館と「芸術」の発生 1 ルーヴルの公開』で、
フランス革命により、ルーヴルの王室コレクションが市民に公開
されるようになった経緯が記される。
 いまは、"美術館"という制度から"美術"を解放しようという動き
だが、"美術館"以前のコレクションは、美術品も工芸品も動植物
標本も何もかもの、ごちゃまぜだったのだ。
 そこに啓蒙主義が現れる。種々雑多な「もの」が、ひとが作り
出した美術と、自然の産物とに分類され、美術は
<精神的機能をもつ一群の「もの」>
(p104『第二章 二 2 「芸術」の誕生』に生まれ変わる、という
歴史があった。

 フランス革命のころには、"革命"の事実を人々の目に見えるものと
するための祝祭(イヴェント)が多く行なわれ、画家のダヴィッドは
演出家兼美術監督のような存在であった。『マラーの暗殺』などは
知っていても、これは初めて知ったような按配である。
 ここらを読んでいると、"電通"まで、あと一、二歩、資本主義の時代
が近づいていることを予感させる。
 そしてもちろん、資本主義化、大衆化の時代の現れとして、わたしたち
はナチズムの時代をもまた持ち、さらにその前には権力のない王権として
のルートヴィヒがいる。

 幻の、夢想的で無力な王・ルートヴィヒが、自らが持つはずの栄光を
夢みて作らせる城は、ことごとく、その権力基盤のなさ故に、偽のお城
に見え、大衆化に伴うキッチュに通じる。

 同じように幻想の王権としてのヒトラーの夢想性が、最後に語られる。

<ヒトラーはソヴィエト軍がベルリンに迫ったときに、防空壕のなかで、
 なお故郷リンツ(総統都市のひとつ)の計画の細部をあれこれ考えていた。
 大きな模型に太陽の位置からライトをあてて、実物そっくりにみえるように
 して構想に没頭していたというのである。かれは、そのとき現実の時間を
 生きてはいなかったのである。>
(p290『第四章 ヒトラーの都市 三 「力」の仕掛け 2 巨大主義あるいは
死の表象』)


     (多木浩二『「もの」の 詩学』 岩波現代文庫 2006初 J)


 権力がありながら、それを(一代スキップした)家伝の悲願__大日本
帝国憲法への復帰、家父長制への復帰__に用いることにしか頭にない
気狂いが、いまの日本にいる。

「拉致問題を解決できるのは安倍政権だけだと私が言ったことはない。
ご家族の方がそういう発言をされたのは承知している」



呪 亜屁沈臓/呪 汚池腐裏子/呪 共謀罪=ネオ治安維持法/呪 吐爛腐・夷蛮禍/

 安保関連法(こと戦争法)の本会議投票行動(PDF)東京都の
安保関連法(戦争法)に賛成した議員名


 共謀罪強行成立記念! 安倍政権の暴挙を忘れないために振り返る
「共謀罪トンデモ答弁・暴言録」


 【票を入れるな危険】日本会議所属の都議候補一覧

 小池百合子氏 日本会議“本流”から外れた愛国者

 「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動

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# by byogakudo | 2018-09-15 21:39 | 読書ノート | Comments(0)
2018年 09月 14日

恵比寿(LIBRAIRIE6/シス書店 第63回企画~「Étoile」 展)へ

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 雨はたぶん降らないことにして出かける。恵比寿の
LIBRAIRIE6/シス書店 第63回企画~「Étoile」 展だ。

 入ってすぐ左の壁に、まりの るうにい『ツァラの住んでいた街』
パステル画(80年代初期?)が掛けられ、その次に同じタイトルで、
絵を立体に起した作品。こちらは、ブリキ、真鍮、乾電池、LEDで
作られ、内蔵した灯りを点けると壁に影絵が映る。
 パステル画はレナウンのTVコマーシャルに使われた(レナウンCM 
80年代①
)。

 左壁がぶつかる角に、桑原弘明のスコープ『さて、消えさりぬ』。
 横から懐中電灯を当てて覗き込むと、衣裳箪笥と左側に椅子、椅子
の下は水がこぼれて濡れている。下の穴に光を当てて、また覗き込むと、
水はそのまま宇宙になっている。
 その右に、文鳥の卵とラピスラズリから成る作品『天空色』。小さな
文鳥の卵の殻を少し開けて、生まれたばかりの青い土星の赤ちゃん
(だから輪っかがまだ透明)が顔を見せる。

 合田ノブヨ『星を呼ぶ魔法』と『星を摘んで』は、ガラスの函の中に
コラージュされた少女(少し宙に浮いている)と背景、函上端にリボン。
 ガラスの棺に納められた永遠の生を生きる少女みたように、わたしは
感じた。ネクロフィリアな解釈だけど。

     (「Étoile」 展@LIBRAIRIE6/シス書店 2018/09/14
     展覧会は16日・日曜日まで)

 シス書店に行く前に、恵比寿駅西口周辺を少し歩き、喫茶 銀座
見つけた。いつか入ろう。

 帰りは渋谷方向に歩こうと思う。
 ゆるくて長い上り坂を過ぎ、近代建築の 聖徒教会 の先で、中年男女・
三人連れとすれ違う。女性のひとりの、
 「別に風景がなくってもさぁ」という言葉が耳に入った。何の話だった
のだろう。追いかけて尋ねる訳に行かないが、耳に残る。

 電柱の表示が、いつの間にか中目黒1-1。そして恐ろしい角度を持った
下り坂が目の前に、というか、眼下に伸びる。ひやひやしながら降りる。
そういえば、目黒辺りは急坂が多かった。

 大きな通り、駒沢通りと標識に書いてある。下の道に続く階段があり、
降りて適当に歩いていたら目黒川に出た。電車が高架を通過する。
 高架下の、中目黒 蔦屋書店+スターバックスで休憩する。しかし、
落着かない空間だ、本屋としてもキャフェとしても。フェイク。

 中目黒から地下鉄を乗りついで帰る。地下鉄を出たら陽が出ている。





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# by byogakudo | 2018-09-14 21:18 | アート | Comments(0)
2018年 09月 13日

昨日(2018/09/12)は西荻窪

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 今日の写真は、たしか高円寺、個人経営の病院。
 1970年代までの個人病院・建築写真集を出したら、売れると
思う。そのためには、いま、撮っておかなければ、続々と廃墟、
あるいは取り壊して退屈な新建材・建築に置き換えられてしまう。
 画廊にしたら良さそうな近代建築風・個人病院を歩く先々で目に
するけれど、たいてい、医師の高齢化や継承者がいないのだろう、
むなしく建ち残る。もったいない。

 昨日(9月12日)は結局、バスで五日市街道経由・西荻窪へ。
"宮前ふれあいの家"で降りて、住宅地を歩く。
 「何を撮ってるんですか?」と聞かれた S、町並です、と答える。
 ほんとは街/町の断片(かけら)だと思うけれど、そう答えたら、
話が長くなる。

 電車の音が聞こえたので、さらに東よりの道を選んで、少しでも
JR西荻駅までの距離を遠くする。
 いったん北口に出てから、やはり南口に向かい、ドトール休憩。
質実剛健というか、たんにお金持ちじゃなくて、開拓精神がない
から、毎度なことになる。ひと休みできればいいのです。

 店頭だけと決めて、盛林堂で2冊。サマセット・モーム『秘密諜報
部員』(創元推理文庫)と矢野誠一『女興行師 吉本せい』(ちくま文庫)。

 夕飯の食べ物を買って、JRと中野からのバスで戻る。
 西荻窪は平坦だから歩きやすいけれど、このところ部屋にいる
ことが多かったので、やはり少し疲れる。





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# by byogakudo | 2018-09-13 19:09 | 雑録 | Comments(0)