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マニング・コールス「殺人計画」(新潮文庫 60再 裸本)は、調子のいい
スパイ小説だった。
第一次大戦後のドイツに駐在していたイギリスのスパイが、事故で
記憶を失う。記憶喪失症のままドイツ人としてハイパー・インフレにも
耐え、いつしか彼はナチの幹部に登用される。
ある日、記憶を取り戻した主人公は、警察副総監の立場を利用して、
対独スパイとしての活動を開始するという、スキゾ・スパイものである。(?)
欧米人が封筒の裏をメモ帖にする箇所、も発見。発見したら、記録。
わたしのライフワークだ。
< またモールスが始まり、無電技師は鉛筆をとって、ポケットから出した
古封筒に聞えてくる信号を書きとった。>(p14)
「面白いよ」との、お師匠さんのお墨つきである「百万長者の死」(G・D・H&
M・コール 創元推理文庫 61年5版 裸本)は、たしかに面白い経済ミステリだ。
株価操作は資本主義のお家芸らしい。
やや少なめの、今週の新着欄です。よろしく。
新着欄