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猫額洞の日々

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2009年 06月 19日

小笠原伯爵邸から神楽坂へ

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「映画化記念 私は猫ストーカーフェア」 神保町・三省堂本店4F
 6月26日(金)〜7月25日(土)



 休日のために「散歩」というカテゴリを作っておけばよかったと、
後悔している晴れた金曜日の今日、義母を誘って新宿区河田町の
小笠原伯爵邸へ。

 以前訪れたとき不調和で気になっていた庭園の壁画が、背の
高い樹木のおかげで隠されている。よかった。
 しかし、隣に高層マンションらしきものが建設中である。ビルに
陽射しを奪われ、これでは「ちいさなおうち」になりそうだ。

 初めて来た義母も、こぢんまりと可憐な邸宅を愛でる。
 三人でカフェ&バルの休憩。エスプレッソがおいしい。装飾を
抑えた、音楽を流さない静かな室内が快適だ。ここが壊され
なくて、ほんとによかった。

 義母が6歳まで過ごした神楽坂へ廻る。急坂が長く続くので
心配だったが、膝には来ていないと言う。

 坂の両側、閉店後のお店の前に、毎晩のように出ていた夜店で
蛍を買ってもらった話を聞く。小さな籠に2匹ほど入っていて、
蚊帳の中に放して遊んだそうだ。夜露に濡れた草を与えたり
したけれど、2日くらいしか生きていなかった。
 暗い夜の中に、赤いアセチレンランプの列が続く夜店の情景。
1930年代の東京風景である。うらやましい。

 横道に入る。石畳の路地を下っていくと、お正月に来たときも会った
モノクローム猫が塀の上にいた。旅館・和可菜へと至る路地は、やっぱり
神楽坂らしい。

 彼女は牛込矢来下に住んでいた。少し歩くけれど、境内で東京音頭を
踊った赤城神社に向かう。ところが神社は新築建設中!
 大木は残されていたが、仮の神社が細い通路の先に設けられている。
お詣りして急な階段を下りる。さらに急な下り坂がある。それでも膝が
痛くないと言う。

 それならば、小石川植物園入り口の急坂も大丈夫。次回の散歩先は
決まった。

by byogakudo | 2009-06-19 20:25 | 雑録 | Comments(0)


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